プロが教えるわが家の防犯対策術!

日本人のお辞儀の習慣はいつから何故はじまったのかご存知の方いらっしゃいませんか?また、日本語の謙譲語・尊敬語はお辞儀の習慣と関係あるのでしょうか? なぜ、日本人はお辞儀をするのでしょうか?

A 回答 (1件)

縄文時代の日本人がどんな挨拶をしていたか興味のあるところですが、記録も絵画もないので調べようがないでしょう。

日本人の(現在の)挨拶は日本で発達したものと思われますが、原型は周縁の古代民族にあるかもしれません。古代中国の宮廷の作法の影響が考えられますが、日本のお辞儀に匹敵する相互的な挨拶は無かったようです。人間も動物ですから、家族以外のものに道で出会った時にどんな態度をとるか想像すると、ある距離を保って敵意のないことを示す(頭を低くする)、相手も同じ姿勢をとる・・あたりが起源かもしれません。

握手はヨーロッパの男性の習慣が後世(18世紀以降?)になって女性にも一般化し、その後世界に広まっています。握手の発生はローマ時代の習慣まで溯る人もいますが、私は中世の武器のチェック説が好きです。ヨーロッパ人は現在でも握手が生まれた頃の名残りを残していると思われるからです。

*見知らぬ人が出会ったら簡単な挨拶を述べて、両者歩み寄り固く握手し元の位置へ戻る。(日本人は柔らかく握手し元の位置へ戻ろうとしない。これは握手を親密さの現れと勘違いしているからでしょう。握手は敵意の無い事を示す儀式です。)
*もともと男性の習慣(武器チェック)なので男性から女性には握手を求めない。
女性は軽く握手する(手を預ける程度)
*握手だけでも武器チェックが不十分な場合は肩を抱き寄せ背中を叩く。現在でこそ情熱的な挨拶だがもともとは背中へ武器を隠していないかどうかチェックしていたと考えられている。これらの習慣は軍艦の入港前の祝砲や儀礼としての小銃による空中への一斉射撃(何れも銃身を空にして敵意の無い事を示す行動)など、ヨーロッパで生まれた習慣と考え合わせると説得力があります。

しかし、握手の起源の推定は簡単に否定することも出来ます。このように文字があっても古い習慣に関しての記述がなければ、文化人類学の範疇の問題となり諸説が発表されるわけです。

謙譲語、尊敬語が直接おじぎの習慣と関係して生まれたとは思われませんが、尊敬の始まりは距離をおき(保ち)相手を自分より物理的に(或いは心理的に)高い位置におくことですから、用語によっては関係がないと断定できないかもしれません。あなたが何故そのような疑問を持ったのか述べていないので期待した回答になっていないかもしれません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、”握手の意味”知りませんでした。 しかし、お辞儀の起源ははっきりしていないんですねー。 中国人・韓国人にもお辞儀の習慣がありますが、一体いつどこの国を最初にはじまったのだろう? と疑問に思ったものですから・・・。すばやい回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/29 20:02

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!