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「ラフマニノフ作、ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18」という具合に、作品名には「調」の名前を入れることも多いです。
一方、「どんぐりころころ」とだけいい、「どんぐりころころ、ハ長調」とは呼ばない曲も多いです。

作品名に「調」を入れる理由は何ですか。
「調」の名が伝えられたとき聞き流したり読み飛ばしたりせず、何かのメッセージを受けとらないといけないのですか。
おのおのの調には特有の雰囲気があると入門書に書いてありますが、このことと何か関係がありますか。それとも特には意味がなく単なる習慣ですか。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

このような習慣はクラシックにしかないですが、それはほぼ「絶対音楽」としての「器楽曲」だけで、普通、「標題音楽」や「声楽曲」には調名はつきません。

また、当然ですが、特殊な旋法や無調など長調短調によらない曲は調名をつけようがありません。

これはおそらく、その曲は長調・短調の音組織が支配しているということを表すために示すのだと思います。長調短調の組織が支配するという音楽のシステムはバロック時代に確立された、画期的な作曲法だったわけですから、いうならば調を示すことはその音楽の「メイン」なわけです。
しかし、その曲が調よりも優先されるメッセージをもっている場合(声楽曲、標題音楽)にはつきません。
シューベルトの「交響曲ハ長調」とはいっても「歌曲ホ長調」とかは通常いいませんね
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この回答へのお礼

分かりましたというほど簡単なものでなく、歴史や理論に通じていないと真に理解することはできなそうです。しかし、「絶対音楽」というキーワードを頂いたこともあってネット上の情報が読めるようになりました。「標題音楽」や「声楽曲」には調名がつかないことも初めて意識しました。
素人言葉で、純粋に器楽の音だけが命の曲には調名が入るのだと思っておきます。何も知らなくても心が動いて音楽は、とても不思議です。
何時も、門外漢に正面から応じて下さって感謝しています。有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。
すでに回答の準備をしている方があってはいけないので15時までは締め切らないでおきます。

お礼日時:2007/08/18 13:28

以前、知人が主宰したコンサートを聴きに行った、その夜に、


作曲家と酒を飲みながら話したことがあります。
私が
「今日の曲は、どんなものを表現しようとしたものですか? 何かの情景ですか?」
と質問したら、彼は突如、眼光を鋭くして、こう言いました。
「私は、音楽以外のものはイメージしない。あくまでも音楽の世界の中で音楽を表現するのみ。」
と。

たしか、ストラビンスキーも、似たような名言を残しています。

絶対音楽
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E5%AF%BE% …
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …

標題音楽
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E9%A1%8C% …

おそらく、番号だけでなく調も曲名に入れておけば、識別がしやすくなるということなのでは。
絶対音感があると(私もそうですが)、調からその曲のメロディが浮かんできます。

15時を4分ほど過ぎました。(笑)
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この回答へのお礼

質問をしておきながら勝手にさっさと締め切ってしまって失礼しました。万事スロモーな癖して、きょうに限って時間を守ってしまいました。
しつこく食い下がる反面、いずれ劣らぬ善意に甲乙をつける作業が苦手で、自分が満足するとご回答が増えないうちに締め切ってしまおうという心理があるようです。

ご紹介下さった三つのサイトは拝読させて頂きます。
>>絶対音感があると(私もそうですが)、調からその曲のメロディが浮かんできます。
そういうものなのですね。堂々と自己を表現できる人は羨ましいです。私は絶対音痴の方ですが聴くことはしています。

有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2007/08/18 15:37

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