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植物が環境から受けるストレスにはいろいろありますが塩類や紫外線に対するストレスにはどのように対応しているのでしょうか?しっていたら教えて下さい。参考になるサイトでもかまいません、教えて下さい。

A 回答 (2件)

 


問題が難しいので、何かの参考にでもなればということで私見を述べます。

紫外線に対しては、熱帯などの植物は紫外線放射も強いはずで、それに対抗するには、生化学的メカニズムみあるかも知れませんが、一つは、可視光線領域では、葉緑素によって緑に見えても、紫外線領域では、「白」い色をしていて、紫外線を吸収しないで反射してるような色になっている可能性があります。

勿論、紫外線領域の白というのは、紫外線を吸収しないで反射するという意味です。また紫外線が問題になるのは、遺伝子に影響を与えて突然変異を誘導するということや(これが皮膚癌などの発生原因です)、高いエネルギーを、細胞に供給して、細胞を破壊するということも考えられます。

これに対し、紫外線の反射の反対に、吸収物質を生殖細胞や一般細胞の表面領域に備え、紫外線を吸収して、中和するという方法が考えられます。「鉛の遮蔽」のように強いものではありませんが、紫外線の影響を緩和できれば、ストレスの低減になる訳です。ただ、これは、個人の私見で、実際のところ、どうなっているのか分かりません。

塩類に対するストレスというのは、「塩」は非常に種類が多いのですが、海水に含まれる塩化ナトリウムだと、以下の参考ページに、細胞膜の浸透性を調節する生化学物質を備えていることが、耐塩性のある植物に見られる、耐塩性のメカニズムだとされています。

細胞膜は水分を通さないと行けないし、適切なイオンについて、適度な浸透性がなければなりません。しかし、塩の多い場所では、普通の植物が育たないのは、水分に塩化ナトリウムがイオンとなって含まれ、その濃度が高くなると、細胞内部に浸透して入りこみ、植物に致命的な影響を与えるためだと思えます。

そのため、塩素やナトリウムのイオンの浸透をある程度防ぎつつ、必要なイオンは浸透させ、また水分も無論通過させるように、細胞膜を補強しなければならない訳で、塩のある土地でも育つ植物は、プロリンなどの浸透圧調節物質を細胞内に蓄積して、浸透圧を維持するのだとされています。

ただ、耐塩性のメカニズムはかなり複雑で、一般の植物については、耐塩性はない訳で、これに耐塩性を持たせようと、遺伝子組替えで、新しい植物を作ろうとしても、メカニズムがよく分からないので、困難があるとの話もあります。

>アカシア類の高塩環境に対する生理的適応機構の解明
http://ss.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/seika/199 …

>ナトリウム(sodium, Na)
http://cpln.kais.kyoto-u.ac.jp/pn/sodium/sodium. …
 

参考URL:http://ss.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/seika/199 …
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http://home.interlink.or.jp/~f-takuya/p-salt-tol …

まずは耐塩性に関するよく知られたパターンが記載されており、この中のいくつかのキーワードを選んで検索してみると、多くヒットするかと思われます。
ただ、塩類ストレスに関しては英語の文献の方が多く、かつ詳細も載っていますね。
「salt tolerance」もキーワードに使うとよいかもしれません。

参考URL:http://home.interlink.or.jp/~f-takuya/p-salt-tol …
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