プロが教えるわが家の防犯対策術!

暇つぶしの質問ですので、暇な時にでもお付き合いいただければ幸いです。

中学の英語は文法に偏っているとよく言われますね。確かに、英語を覚えるのに文法の知識は欠かせませんが、現行のやり方では消化不良を起こす生徒が続発します。しかしながら、理屈で考えるのに長けていて文法が得意な生徒もおりまして、そういう生徒には疑問が残る部分もあります。それでは、それらの疑問の挙げてみますので、英文法の得意な皆さんはどう解釈しますか?どれでも答えられる項目にお答え頂ければ嬉しいです。


(1)形容詞は名詞を修飾します。では、“My car is blue.”の blueは なぜ形容詞なんでしょうか?そして、“My car is running.”の runningは なぜ形容詞ではないんでしょうか? とどのつまり、形容詞と動詞の根本的な違いって何なのでしょうか?

(2)love,have,knowなどの動詞は中学でも最初に習う動詞ですよね。そして、英和辞典で調べると「愛する」、「持っている」、「知っている」という訳語がありますが、和英辞典で引く場合はそれぞれ、「愛する」、「持つ」、「知る」で調べなければなりません。それでは、日本語でも「~いる」の付かないそれらは英語でどういうんですか?つまり、例えば「知る」と「知っている」は英語ではどう区別するんですか?

(3)「~を見る」は英語で look at~ ですが、この atの副詞は何になるんでしょうか? 前置詞だとして “What are you looking at?”のような疑問では、文の最後に来ていますが、これはどう説明しますか?

(4)日本語の「~している」は英語では現在進行形で表されますが、「彼は死んでいる。」を“He is dying.”とすると、なぜ間違いなんでしょうか?

(5) 不定詞の分類で、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法があるのを習いますが、how to do, what to do, when to do は それぞれ どの用法になりますか?

A 回答 (9件)

英語の得意な子がこういう疑問をもたないように教えることを工夫しなければなりません。

最近の教科書は少しはましになっているのですが、副教材にどうしようもないものがあります。それらを自分はわかっている(解ける。当たり前でしょう)からといってそのまま文法用語を連呼する講師がいるのが問題です。

(1)「形容詞は名詞を修飾します。以上」これではあまりにお粗末です。
blue, big, long, small など人やものの性質や状態を表す、「形容詞」と呼ばれる語があります。これらには2つの使い方があり、名詞の(主に)前に付き名詞を修飾します。これは日本語とほぼ同じです。もう一つは be 動詞の助けを借りて「~は…である」のように性質や状態を「述べる」用法です。これは日本語とは異なる点です。

ing は動詞から作られるものですがすでに動詞としては死んでいます。 My car running. は文として成り立ちません。難しく言えば単独でSVのVになれない、定動詞になれないということです。ing はもとの動詞の動作を「している・しているところ」という状態を表しています。状態を表すので形容詞のように be 動詞と一緒に使って「~しているところだ」という「現在進行している動作」を表すことができます。 My car is running. とはまさに今車が走っている最中のことを言っています。

動詞は動作を表すもの、形容詞は様子や状態を表すものですが、動詞から作られた ing はそれだけでは動詞として使えない、形容詞のような性質を持つものです。

(2)いわゆる状態動詞は「~している」という訳を定着させることがまさに状態動詞としての意味を実感させるために必要なことです。しかしこれは日本語の方の問題ですが、教科書は日常的な平易な内容なのでいいのですが、状態動詞の意味で使っていてもやや固い文体では「ている形」を使わないこともあります。「愛する国」「私が知る人物」など連体形で特にその傾向が強いようです。 the country we love, the person I know を「愛している国」「私が知っている人物」と訳してもそれをとがめるべきではないし、むしろ初めはそのような訳をあえて推奨してもいいでしょう。
和英辞典は「動詞は(助動詞などをつけずに)終止形で引く」という国語辞典のお約束を引きずっているだけです。例文とその訳は「ている形」が使われています。英和辞典も例えば know の意味として「知る」を掲げていることがありますが、例文の訳は「ている形」になっています。
ただ、中には古いものでは辞書の内容は「お固く」あるべきと思っているのか「ている形」を排除しているものもあります。中学生向けの辞書はその辺は配慮してあるものを選ぶべきですが、理解の速い子ならその辺の約束事は理解できるでしょう。

(3)文法が得意な子に対しては Are you looking at that boy? のように *Are you looking at what? とするべきが、疑問詞は文頭にくる必要から What are you looking at? のように置いてけぼりにされたと説明すればいいでしょう。あるいは look at は2語で1つのように結びつきが強いので前置詞は名詞の前にくるものという原則を破ることもあるとも言えます。(なお、知る限りではこのようなことが起きるのは英語だけで、とにかく疑問詞は文頭に置くという要求の強さが文法的に破格なことを起こしているようです。同じことが a house to live in のような不定詞の形容詞用法にも見られます。)

(4)進行形は「している」という意味だとだけ言うのはあまりに安易でまた教える側も実は分かってないんじゃないかと疑いたくなります。
現在進行形は「(今)~しているところだ」とまさに目下行われている動作を表すものであると例文などで徹底させることが必要です。そうするうちに「~ている」という訳もあることを知ればいいのです。
die が「目下進行中」とはどういうことでしょうか。苦しんだりもがいたりして死に掛けている状態なのです。「死んでいる」ではこのような状態を表すことはできません。
日本語では「存続」といい、完了後の状態も進行中の状態も同じ表現をします。意味の違いは元の動詞の意味に依存します。
もし、完了と進行を区別できる方言の地域なら初めは方言で教えます。

(5)「初めに分類ありき」のような教え方をするとこのような疑問に当たります。「~すべき」「~するために」「~すること」のような使い方がある、それを文法的に○○用法と呼ぶと付け加えればいいのです。
しかし文法に非常に興味がある子だったら「疑問詞+不定詞」は形容詞用法と教えることもできます。what, who, which など疑問代名詞なら不定詞の意味上の目的語です。how, when, where など疑問副詞はそれぞれ the way, the time, the place という名詞に置き換えられます(ただ where to go に対して the place to go to のように完全に同じとは言い切れません)。この場合は不定詞の意味上の目的語でも主語でもなく単なる修飾ということになります。もっとも whether to のように何とも言いようのないものもあります(これは whether I am to do の省略とも考えられます)。

この回答への補足

Ca fait longtemps qu'on ne s'est pas vu. Je suis ravi de vous revoir. こんにちは、trgovecさんはフランス語はあまり得意でないかもしれませんが、この程度の文なら分かりますよね。いや、失礼しました。

>英語の得意な子がこういう疑問をもたないように教えることを工夫しなければなりません。
英語が得意というか、理屈で考えるのに長けている子供は、理科や数学なら探究心が深まりますが、英語だと英語だけの枠に留まらず、場合によっては他の外国語も引き合いに出して言語学の問題にまで発展しますからね。しかも、そんなことをしたって却って英語上達の足かせになるだけですからね。

(1)日本語では動詞と形容詞は共に用言として似た働きがありますが、英語の場合は性格が全く違いますからね。

>ing は動詞から作られるものですがすでに動詞としては死んでいます。
いや、動詞として機能は殆ど放棄している面もありますが、他動詞の場合は直接目的語を取るという機能はしっかり生き残っていますよね。

(2)これは純粋に英語というより日本語の問題にもなりますが、日本語はフィーリングや勘だけで理解していて、文法的に把握していないので、
英語を理解する上リセプターとしての日本語力が貧弱な為に起こる現象ですよね。余談ですが、私は英語よりもフランス語の方が得意でして、現在はフランス語を介してポルトガル語を学習しています。いくら私でもフランス語より日本語が得意なのは言うまでもありませんが、
文法的はフランス語の方が体系的に分析できるし、ポルトガル語はフランス語ともよく似ているので、ポルトガル語もフランス語の文法に当てはめて考えやすいですが、日本語だと語順は全然違うし、法とか時制とかも訳に反映させにくいし、逆にやりにくいですね。

(3)at、inなど前置詞にも副詞にもなるような一連の単語はparticleとも呼ばれますが、英語の場合は 「動詞+particle+名詞(代名詞)」のブロックでは 動詞+particleの結び付きが強いですよね。フランス語では
疑問文で疑問詞が前置詞を置き去りにして自分だけが文頭に行くことは考えられませんからね。むしろ、口語では疑問詞が文頭に行かないで普通の名詞や代名詞の位置のままの場合もありますからね。

(4)これはアスペクトの問題も絡んでくると思います。

(5)英語の不定詞はフランス語の論理で考えると、何も前置詞を伴わないもの、aを伴うもの、deを伴うもの、pourを伴うものに分けられると思います。この場合は何も前置詞を伴わないものに該当しますが、違う視点で考えれば“I don't know what to do.”という文なら、ここでの to doはknowの直接目的語の働きをしていて、更にwhatがto doの直接目的語になっていて、ドイツ語のような枠構造になっていると解釈することも出来ると思います。

補足日時:2007/09/13 20:13
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 あのね。

「客観的事実」と「個人的感想」と混同しないでくださいね。たとえば、「このカレーって、辛すぎるんじゃない?」といっても、周りの人が「そうかな? 自分たちには甘すぎるような気がするけれど。」といっていたらどうします? 文法的問題と自分の感想と混同すると、生徒は困惑するのではないでしょうか? 「リンゴは甘い」という客観的事実をおもいうかべながら、あまのじゃく的に「すっぱいね。」と言われても困るんですけれど。。。教える側はまじめに生徒の成長を見守るべきでは???
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この回答へのお礼

あの~、冗談半分のレスでしたので、あんまり真面目に解釈されても困るんですが。失礼しました。

お礼日時:2007/09/14 12:30

みなさんの意見と重複するところがあったらすみません。

そして、もし答えになってなかったらごめんなさい。

(1)「形容詞は名詞を修飾します」
という定義(出発点)が合っていないから
「“My car is blue.”の blueは なぜ形容詞なんでしょうか?」となってしまうのでは。
「私の車は青い。」という日本語文でも、形容詞が名詞を修飾していません。

たとえば、「形容詞は名詞を修飾する用法があります」とかなら、よかったのでしょうか・・。

(2)
>英和辞典で調べると「愛する」、「持っている」、「知っている」という訳語があります

「愛する」「持つ」「知る」という意味も載っていますよ。

(3)パスで。

(4)
>「彼は死んでいる。」を“He is dying.”
「die=死ぬ」なので、
"He is dying"だと、「死ぬまでの行為・動作(?)の途中である。」=「死にかけている」。ですよね。

(エキサイト翻訳にかけたら「彼は死んでいます」でしたが。笑)

仰るとおり、アスペクトの問題だと思います。
「死んでいる」と言ったら、「死んで+居る」だと解釈して、deadが当てはまると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>たとえば、「形容詞は名詞を修飾する用法があります」とかなら、よかったのでしょうか・・。
学校でもさらりとは触れるでしょうけど、あんまりキチンとは形容詞の定義を教えていないようです。そう言えば、不定詞の形容詞的用法というのが、名詞を修飾する用法ですよね。それから“Our duty is to study”のように、不定詞が補語になる場合です。補語になる資格があるのは、名詞と形容詞なのに、この場合は形容詞的用法ではありませんね。そうすると、名詞と形容詞では何が違うのかという疑問も出てきます。

>「愛する」「持つ」「知る」という意味も載っていますよ。
普通の中辞典には載っていますね。しかし、中学生用の辞典だと、「愛している」、「持っている」、「知っている」の訳語が太字で書かれていて、「愛する」「持つ」「知る」という訳語は載っていない場合もあります。

>仰るとおり、アスペクトの問題だと思います。
アスペクトというのは、ロシア語を学習した人ならお馴染みですよね。このアスペクトですが、これは高校の英文法でさえ触れていませんね。

お礼日時:2007/09/14 12:46

#3です。

補足に対する回答です。

>(1)なるほど文型で行きましたか。Vは動詞しかなれないというわけですね。しかし、この考え方だと、“I want to buy a new car.”と言った場合、Vはwantだけなのか、to buyも含まれのか疑問が残ります。

私はVは動詞しかなれないのではなく、Vの位置に来るのが動詞という理解をしてます。

これをwantを動詞として、to buy a new car を名詞句と考えるのか、want to buy を動詞として捉えて、a new carを名詞句と考えるのかわかりやすいように考えればいいことと思います。
直訳をすれば、wantを動詞とすれば、「私は新しい車を買うことを欲する。」でしょうし、
want to buyを動詞と捉えれば、「私は新しい車が買いたい。」になることですが、訳に意味の違いはないと思います。

完全な余談ですし世代によっても違うと思いますが、小学校のときに日本語の文法を最初に習うときに、主語を○で囲んで、述語には横線を引くというようなことをやりました。文型を理解するとはそのようなことだと思います。

例えば、私の理解は
"I love you."と"The ring is a proof of love."におけるloveが前者が動詞のloveで後者は名詞のloveだとは考えてません。
結果として、loveという単語が動詞として使われたり、名詞として使われているだけだと考えます。

>(4)>「今まさに彼は最期を迎えている。」
いい訳ですね。でも学校の英語は英文でdieがあったら訳も「死ぬ」を使わないと減点されかねませんね。

英文和訳や和文英訳において、どれくらい直訳がいいかということは難しいと思います。文法の問題であれば確かにできるだけ直訳をすべきとも思いますが、それ以外では日本語として、また英語として不自然では無い文にすべきと思います。また、出題者が意図する回答があるのであれば、敢えて不自然な日本語で求める英文を導き出すなりの配慮が必要と思います。

例えば、"The train takes me to Tokyo."は「その列車は私を東京へ連れて行く。」が直訳ですが、日本語としてはやはり不自然です。(自分の意識とは関係なく連れて行かれるという意味であれば、不自然でもないですが)
通常であれば、「私はその列車で東京に移動する。」が自然だと思います。ですが、これを英訳すると
"I go to Tokyo by the train."と英訳してしまうでしょう。これは英語としては、全く不自然ではありません。
が、これを「どの列車で東京に行くの?」という疑問文で、
"Which train do you go to Tokyo by?"または"By which train do you go to Tokyo?"だと文法的には間違いはなくても、不自然に感じます。
"Which train takes you to Tokyo?"の方が英語としては自然に感じます。

短文であれば多少不自然でも意味は通じますが、文章になってくると意味すら理解が難しくなってきます。
アメリカ製品の日本語版の取り扱い説明書などで、あまりに英文を直訳し過ぎてて、日本語では理解が難しく英語版を見ると簡単に理解できたりすることがあります。また、逆も多々あって、アメリカ人の知人などに聞かれて説明をすることもあります。

言語は生き物なので、品詞や意味は刻一刻と変わります。そういう意味からも私はあまり品詞には捉われずに理解するほうが簡単だと思ってます。
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この回答へのお礼

再度お答え頂き有難うございます。

>これをwantを動詞として、to buy a new car を名詞句と考えるのか、want to buy を動詞として捉えて、a new carを名詞句と考えるのかわかりやすいように考えればいいことと思います。
そうですね、どっちに解釈しても結局は同じなんですが、文型を重視するなら、厳格に規定する必要があると思います。

>小学校のときに日本語の文法を最初に習うときに、主語を○で囲んで、述語には横線を引くというようなことをやりました。
私も同じようなことをやらされた記憶があります。そして、「代名詞」のこは「こそあど言葉」って呼んでしましたね。

>英文和訳や和文英訳において、どれくらい直訳がいいかということは難しいと思います。
日本の中学の英語の教科書は、和訳するのを前提として編纂されているのか、下書きを日本語で書いて、これを英語に直訳したような不自然な英文に感じます。ですから、和訳する分には、そんなに不自然な日本語になることもないと思います。余談ですが、私はフランス人向けの英語の参考書を使ったことがあるんですが、難易度からいったら高校の英語の教科書レベルで比較的読みやすかったですが、和訳しにくいような英文でした。

お礼日時:2007/09/14 11:23

 なるほど。

つまり、質問者に呼ばれる形で、質問者の代わりに生徒に文法説明してくれ! ということですか? 相手は、中学生ということですね? だったら、文法用語を挙げて説明するのは、教科書の説明をただ、垂れ流すようなものですね? では、わたしだったらどうするか? と質問者の試験を受けるつもりで投稿させていただきます。説明が間違っているぞ! と思われる箇所があっても許してくださいね。

1.「blue」が形容詞で、「runningは なぜ形容詞ではないんだ?」という疑問だね?

 まあ、その前に「形容詞」の意味ってなんだか知っているかい? それは、名詞に含まれているものの一つをあげるときに使うことだよ。たとえば、「氷」をさして、「熱い(形容詞)」+「氷(名詞)」とは言えないだろう? なぜだとおもう?

 また、たとえば、アイスコーヒーに入っている氷を「見て」、”透明だな!”と感じ、「噛んでみて」、”固さ”を感じ、口の中において、「じっとくわえている」と、”冷たさ”を感じる。たった一個の同じ氷がいくつ通りも感じられるのはなぜだとおもう?

 それは、人間が五感をもって、相手を判断するためだよ。「視覚」という感覚を通じて、「氷は透明だ。」と、「皮膚感覚」を通じて、「固い。冷たい!」と感じるように、それぞれの性格を「形容詞」という語を使って言い表しているわけだよ。

 これを難しく言うと、「属性」という語があるから、「形容詞」と同じものと覚えてほしい。この「属性」はかならず、相手の持っているものだけということ。つまり、「氷」なら、「冷たい」といい、「湯」には「熱い」というように、相手(対象)のもっている性格(属性)に合わせて言わないとおかしくなる。たとえば、「熱い氷」あるいは、「冷たい湯気」とは言えないだろう?

 このように、「目を通じて」青の車を見かけたとする。その車の属性の一つとしての「青」を取り上げて、その車の色は? という疑問に答えている形になっている。うそだと思われたら、携帯で写真を撮ればいいわけである。だれがみても同じ「青色」なので、「is」を使っているわけである。

 もし、「My car can be blue.”」だったら、その人は、自分の目を通じて見ていないから、「たぶん、青色だろう。」と車の属性(色という形容詞)を述べていることになるわけである。今は見ていないが、帰ったら確かめる、というように、車の色はずっと同じ色であるはずだ、という気持ちがあるわけである。

 だって、自分の車の色が明日になってみたら、「赤色になっていた。」というのはありえないだろう? 車の性格(属性)は変わらないものと考えているから、いつ見ても「同じ色であるはずだ。」と思ってもおかしくないね?

 さて、「形容詞」と「running」との違いはなんだろう? という疑問に移ろう。

 まず、「running」が形容詞になれない理由を調べるのが先だね? 生徒の皆にも知っているように、動詞の「run」を分詞型にしたものだろう? こういうのは、普通「動名詞」と呼ばれているけれど、こんなわけのわからない用語にこだわらないで、「形容詞」と「名詞」との違いはなんだ? と考えてみた方がいいよ。

 「動名詞」というのは、「動詞」を「名詞化」にしたものとおもっていいよ。そうすると、「動詞」と「名詞」との違いはなんだ? という疑問になりそうだね。みんなも考えてみてよ。「車」と「走る」との違いはどこにあるのか?と。

 わからない? まあ、けっして難しいことではないよ。すなわち、「名詞」とは「変化しないもの」を差し、「動詞」とは「新しい状態を生むもの」と覚えてほしい。わかりにくいかな? たとえば、昨日の「パン」は今日も、明日も「パン」であるように、ずっと同じ状態を持つようなもの(名詞)であると。

 これに対して、「動詞」は、「なにかしらを産む行動」を示すときに使う、その都度に現れる、その時点だけ行動するようなものに使うと知ってほしい。それは、瞬間的なもので、ずっと「同じ行動をしていない、続けていない」ものと覚えてほしい。たとえば、「立つ」という行動は、ずっと立ち続ける、同じ行動を続けることはできないだろう。だって、疲れたら、座るというように、別の状態に変化するだろう? 「パン」は「自分に飽きたからといって、」「あんパン」に変化することはありえないだろう?

 だから、このように、「行動することで、状態を変化させる」ような行為には、「動詞」が使われると覚えてほしい。だから、「running」という語は、「走る」という変化する行為(行動)を「ずっと同じ状態にする」ために、「-ing」という分詞にして、「走り続ける」という「動名詞」を作るわけである。

 じゃ、「形容詞」と「動名詞」との違いは? となるね? 

 車の色は、いつ見ても、「同じ青色」だろう? 車が壊されない限り、ずっと同じ「色」を持ち続けるわけだね? しかし、「走る」とは、いつでも見られるわけではないよね? だって、夜間には、「停まっている」状態だろう? 「青色の車」はいつでも車の方を見れば、「青」だけど、「走っている」状態は、いつでも見られるわけではないから、「その時点のみの行動、必要なときに走らせる」というように、停まっている車を走らせるというように、いろいろな変化を示すとき、「動詞」が使われると覚えてほしい。

 だから、「My car is running」というのは、話し手の目の前の車の行動を指しているので、「ずっと同じ状態を続ける」意味の形容詞は使えないわけである。でも、名詞の前だと、「running car」のようにすれば、「レーシングカー」のように、「ずっと走るという性格(属性)を持った車」という意味になるから、気をつけてほしい。

2.「知る」と「知っている」とはちがうんですか?

 ところで、「している」という意味を知っている生徒はいるかな? たとえば、「映画を見る」と「映画を見ている」という表現は同じだろうか? 試しに、時間を表す語を加えてみよう。

● 「明日」映画を見る。(OKね?)
● 「明日」映画を見ている。(これも正しい日本語かな?)

 日本語では、時間を意味する語を含めて言い表すことは少ないけれど、英語では、きちんと時間の違い(区別)、たとえば、過去、現在、未来(将来)というような区別にやかましいので、日本語では、「もっている」という現在を意味しているうように見えても、英語では、「持ち続けているか?」という進行形、「経験を持っている」という完了といった区別があるので、時間の区別のない形の現在形を挙げているのです。わかりにくいかもしれませんが、「愛しているわ。」という表現は、「現在形」でなく、「進行形」なのです。つまり、時間の流れが感じられる「している」のでなく、時間の流れが感じられない「する」を、和英辞典の見出しに載せているわけです。

 たとえば、「run」という語を見ると、日本人はつい、「走っている」と「走っている状態」を思い浮かべやすいのですが、英語では、そうでなく、「走るのを始める」という感じです。つまり、まだ、走っていないのです。まさかとおもったら、mvtille55先生にも聞いてみてくださいね。下の方の文もみてね。

●I'll run you down to the station in my car. 車で駅までお送りしますよ。

 英和辞典の見出しと和英辞典の見出しが違うのは、英和辞典が、日本語に合わせて「している」形の語を載せているのに対して、和英辞典は、英語に合わせて現在形のみ載せているからです。

 わかりにくいかな? つまり、「know」の意味をそのまま『知る』とするだけでは、「know」の意味に含まれている語義(ああ、わかっている。理解する。区別できる・・)のセンスを伝えられないおそれがあるので、わざわざ「知っているよ。」と英語の意味に近い訳を載せているだけです。

 反対に『知っている』という語をそのまま和英辞典に求められないのは、英語の「現在形」に合わせる形で、『知る』という、「している」という状態を捨てた形での「現在形」でなければならないからです。もし、「知っている」という見出しを入れるとしたら、和英辞典は、「know, tell, separate, distinguish, discern, differentiate, discriminate」を載せないといけないことになります。

 というのは、「知っている」というのは、「違いを知っている、理解している、その知識を持っている・・・」などの意味上の違いがありすぎて、和英辞典を作る側にしてみれば、一つの語には、一つの意義だけ載せたい気持ちがあるので、「知る」だけ見出しに載せているわけです。

 さて、「知る」と「知っている」は英語ではどう区別するんですか? という疑問に答えていこうね。

 英語は、けっこう、時間の流れに敏感な言語(言葉)で、「知る」というのは、「現在時点になって、はじめてその知識を持つ、所有する」という感じなのに、「知っている」のは、「すでにその知識を持っていて、その知識を使いこなせる」という時間の差を表していると思ってください。英語では、過去からの現在までの時間の流れを「現在完了形」という形(文法形式)を使うことを覚えてください。このくらいでいいかな?


3.この atの副詞は何になるんでしょうか? 前置詞だとして “What are you looking at?”のような疑問では、文の最後に来ていますが、これはどう説明しますか?

 mvtille55先生は、「at」を「副詞」と思っているみたいだけど、じつは、「前置詞」です。もしかしたら、この「前置詞」を初めて聞く生徒も多いかもしれないけれど、「名詞の前に置かれる語のすべて」と思ってください。

 つまり、「at, by, on, in, with, to」などの前置詞は、動詞にくっつくのでなく、名詞の前に置かれると思ってください。さて、次のような疑問がありますが、

>>“What are you looking at?”のような疑問では、文の最後に来ていますが、これはどう説明しますか?

 べつに難しく考える必要はありません。もともと「前置詞」は「場」を意味する副詞から発展したものだからです。日本語の「助詞」と似ていますが、まったく別のものです。わかりやすくいえば、「活動する場」を区別するためにつかうのが「前置詞」の働きだからです。

 つまり、仮に「What are you looking?」というように、前置詞をつけなかったら、どういう意味になるか考えてみるのです。ためしに、日本語に訳してみると、「なにを眺めているの?」と、呆然と空を眺めているような人の様子がイメージされる感じです。日本語では、空間の区別があんまりないので、「at」がなくてもいいようにおもえますが、英語では駄目なんです。

 英語は、場の区別にやかましいので、「何を眺めるのか?」でなく、「どの辺を見るのか?」といろいろあるもの(難しくいえば、「対象」)を区別して、「相手の顔をじろじろと見る」行動を示すために、「顔」という場を示すために、わざわざ「at」をつけて、「She looked at him with anger.(怒りをもって、彼をにらんだ。)」というように、英語は前置詞を多用します。

 そうすると、「前置詞」と「副詞」との違いはどこにあるのか?となりますね? 話をわかりやすくするために、日本語で説明しましょう。

● 早い走り(形容詞+名詞)
● 早く走る(副詞+動詞)

 上の文と下の文との違いはどこにあるかわかりますか?

 このように、形容詞が名詞の性格の一つ(属性)を取り上げているように、副詞とは、動詞の状態の一つを、こまかく述べたいときにつける言葉だと覚えてください。たとえば、

● ハエは、人間より早く飛ぶ。

 これは、ハエの飛ぶ行為のスピードを細かく言うために、「早く」という副詞をつけているわけです。しかし、次の文はただしいでしょうか?

● ハエは、人間より早く歩く。

 どうして、「おかしい文だ!」とおもいます? つまり、ハエの行動に「歩く」という属性がないためです。このように、「副詞」は「動詞」と一緒に結ばれる形で言うことが多いのです。前置詞は名詞と一緒に結ばれることが多いのです。この違いに気をつけてください。

 そうすると、「What are you looking at?」の「at」の次は「なにもないぞ!」と思われそうですが、じつは、Are you looking at what? という文にしてみればわかるはずです。前置詞の用法には、いろいろな用法と意味がありますが、mvtille55先生に呼ばれて、今日だけ来ているので、詳しく説明できないのは残念ですが、多くの文を読んで慣れてください。

4.「彼は死んでいる。」を“He is dying.”とすると、なぜ間違いなんでしょうか?

 “My car is running.”のところで説明したように、「-ing」とは、「活動する」意味を持つと言いました。でも、「死んでいる」とは、「死ぬことを活動する」という意味でしょうか? おかしいでしょう? 「死ぬ」ということは、もはや、「活動していない」ことを示しているはずですからね。

 したがって、“My car is blue.”で説明したように、「色はいつでも青である」という意味ですから、「彼はいつも活動をやめた姿を持っている」を言うために、形容詞の「dead」を使わないと、英語では通じないのです。日本語で言えば、「彼は、ずっと、これからも死んだままという状況を続ける」ということです。

 まあ、映画で、「たおれたふりして、「死んでいる」ふりを続けている」というシチュエーション(situation:状況)なら、許される言い方かもしれませんが、ま、使わない方が安全でしょう。

 日本語の考え方(発想)と英語の考え方との違いを勉強するのが、英語の勉強なので、ややこしい、わかりにくい、という不満も出てくるかもしれないけれど、我慢してね。

5.不定詞の分類で、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法があるのを習いますが、how to do, what to do, when to do は それぞれ どの用法になりますか?

 なにやら、むずかしい文法用語がでましたけれど、いままで勉強したことを思い出してほしいけれど、「名詞」と「形容詞」と「副詞」との違いを知っていれば、次の語は、

● how to do というのは、「どんなふうにやるの?」という「やり方」という意味だよね? いくつもある方法の内からの一つを選ぶ意味だと思えば、「形容詞用法」的にみえてこない? そもそも、どれが「名詞的用法」かと区別するのは、文法家に任せればいいことで、中学生の皆さんは、使い方だけしっかりとマスターすればいいんです。まあ、教科書の説明が「あほ」とおもって、のんびりと行きましょう。

● what to do というのは、「何をするか?、PS3を使って遊ぶか?」と思えば、名詞的用法に思えませんか? 
   
● when to do というのは、「いつやるの?」だとすれば、「行動を意味する動詞」と一緒につかうと思えば、副詞的用法にみえてこない?

 まあ、文法用語になやむのでなく、また、文法用語を覚えるのが、英語の勉強だ、と思わないでくださいね。「英語の使い方」を習うのが英語の勉強ですから。

 以上の講義をすませてよろしいでしょうか? 説明のわかりにくいところは、mvtille55先生に聞いてくださいね。私は、呼ばれてここへ来て、今日だけ文法説明しただけですから。また合うことがあるかもしれませんが、中学生の皆さんは、広い世界が待っているのですから、がんばってください。

========
 質問者に回答するのでなく、あたかも教室にいるようなイメージで、大急ぎで書いてみたので、幼稚な言い回しも多いかと思いますが、許してください。なお、私は英語教師の資格も持っていません。ただの一般人です。その辺をみてくれたらうれしいです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ユニークな回答ですね。

>うそだと思われたら、携帯で写真を撮ればいいわけである。だれがみても同じ「青色」なので
いや、それが必ずしもそうとは限らないんですよ。例えば、黄色い光に照らされると、青い車も黒っぽく見えるんですよ。


>「冷たい湯気」とは言えないだろう?
確かにそうですね。しかし、氷点下でも「湯気」状のものが見られますが、あれは「氷露」と呼ばれますね。すみません、また物理の問題の話になってしまいました。

お礼日時:2007/09/14 11:00

外国語学習に精通しておられるようですので、関連した内容からお答えします。

タイトルの「英文法の穴」は実は「日本語文法の穴」でもあります。いくら文法は重視しなくてよいとはいえ、基本的な語法は身につけなければいけないわけで、そんなときに日本語の語法や文法がまるで整理されて学習させられていない現状では、ご質問のような疑問が生じるのは無理のないことかと存じます。
No.4さんが回答されている通り、特に最初の学習時点できちんと整理して教えないと、それこそ???の積み重ねになってしまいます。
私なりの考えをいくつか・・・・。

(1)は形容詞の「限定用法」と「叙述用法」ですね。
特定の名詞を修飾する”The blue car is mine.”のが「限定用法」です。
文の主題に対して修飾して文をまとめる”My car is blue.”のが「叙述用法」です。
これはrunningでも同じです。「分詞は形容詞!」と合言葉のようにして習いましたが、くわしくはNo.4さんの回答をご覧ください。
ちなみに、日本語でも同じように「限定用法」「叙述用法」があります。ただし、日本語には「形容動詞」というものもありますが・・・。

(2)(4)は、日本語と英語の「動詞」の特性と、日本語でいう「~している」の表現の特徴をまず理解させて学習させることが第一です。機械的に文法を教えるから混乱します。言葉とその意味が、必ずしも1対1対応をしていないのはどの言語でも同じかと思いますが、たとえば「知る」という表現は、英語で表現するために他の日本語で言い換えると「知識を得る」「わかる」「理解する」「身につける」といった感じでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>そんなときに日本語の語法や文法がまるで整理されて学習させられていない現状では、ご質問のような疑問が生じるのは無理のないことかと存じます。
そうなんですよね。#4さんの補足で書いたこととも関係あるんですが、日本語の文法さえキチンと体系的に知っていない状態で、英文法の用語を詰め込まれても辟易するだけだと思うんです。ですから、小学校のうちから、中学の英語の準備をするんだったら、下手に簡単な英語を覚えるよりは、日本語の文法を整理して、日本語の適語選択や整序の練習をやった方がよっぽど効果的だとも思いますね。でも、多くの人は見落としているんですけどね。

>(1)は形容詞の「限定用法」と「叙述用法」ですね。
中学でも形容詞に二つの用法があることにはさらりと触れますが、日本語との対比して教える人は誰もいませんよね。日本語なら、連体形と終止形の区別に当たりますが、日本語には動詞にも連体形と終止形があり、そこらへんの対応関係については全く教えられていませんからね。

お礼日時:2007/09/14 10:16

こっちに新たに質問があったんですね。

補足に対して回答しようと思ったら締め切られてました。

まず、文法を考える上で大事なことは「文法が先に在りき」で英語が(日本語でもそうですが)できたわけではないということです。間違いなく、先に言語があってそれを分析したらこのような法則がありました。ということから文法は成り立ってます。
その上で、英文法の幹になる部分は文型の理解と心得てます。
また、品詞の区別ではかなりの単語で○○詞的に○○詞を使うことがあると理解した方が簡単です。
その上で、この文型はこの形であるから、この単語は○○詞または○○詞的に使われていると理解する方が簡単と思います。

(1)“My car is blue.”はSVCです。
“My car is running.”を"is running"を動詞と捉えてSVだと考えるのか"running"をあくまでも補語と捉えてSVCと考えるのかは自由です。
当然の疑問で、"the running car is mine" では、現在分詞で限りなく形容詞と近い形で"running"は使われています。

(2)これは動詞の中でも状態を表す動詞ということです。(日本語の動詞には無い概念かもしれません。)
また、全く語源も違う言語でぴったりとした意味を持つ言葉はある方が不思議です。言葉の意味はそういうもんなんだと理解するよりありませんし、文法の問題とも思いません。そういう理由から出来るだけ早くから英英辞典を使うことを推奨します。
具体的に手で持ってるという動作を表すなら、"handle"とか"carry"などを使うと思いますし、所有しているであれば、"possess"などを使うと思います。
また、知識を得るという行動であれば、"learn"などを使うと思います。

(3)これも"look at"を動詞と捉えてしまえば、SVOですし"look"が動詞で"at ~"が副詞句と理解すれば、SVの文型です。また(1)と同様に"are"を動詞として、"looking at what" を形容詞句と思えば、SVCです。
当然、疑問文ではないとすれば、
"You are looking at what."となるのは、単純と思います。

(4)これも2と似ていることです。"die"とは死ぬという行為であり、"He is dying"は、「今まさに彼は最期を迎えている。」という意味でなら通じます。または、現在進行形で未来を表す用法で言えば、「彼はもうじき間違いなく死ぬ。」というような意味にも取れます。
(実際に人の死で使うことは無いですが、試合などを見ていて一方的な内容の場合に、「もう試合は決まっちゃったね。」などという雰囲気では使うかもしれません。)

(5)私は形容詞的用法と理解しています。となると当然、how,what,whenの品詞が問題になりますが、当然、名詞または名詞的用法をしていると考えます。

少なくとも英文法などという物は大学院でアメリカ人や英国人の優秀な学生が頑張って未だに研究をし続けているような立派な学問です。それを突っ込んで考えれば、考えるほど難しくなるのは至極当然です。
いずれの問いも多分、正確に答えるとすれば英米の大学院の英語学科の学生にでも聞かないと正確な回答は得られないと思います。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

>こっちに新たに質問があったんですね。補足に対して回答しようと思ったら締め切られてました。
多くの人から意見を頂戴したいと思い、新たに質問を立てました。ただ、お礼や補足で新しい質問のリンクを張るのはマナー違反らしいので、幾分失礼な形になったことをお詫び申し上げます。

(1)なるほど文型で行きましたか。Vは動詞しかなれないというわけですね。しかし、この考え方だと、“I want to buy a new car.”と言った場合、Vはwantだけなのか、to buyも含まれのか疑問が残ります。

(2) 英英辞典を出来るだけ早くから使うことには賛成です。日本の英語教育は和訳を主体としているため、大学でも難しい論文を分厚い英和辞典を引きながら訳読することが多いと思いますが、もっと易しい題材を使いながら、英英辞典を活用するようにした方が英語力の伸びるんですけどね。

(3) これも文型で来ましたか。私はSVOとかあまり馴染めないものでして。

(4)>「今まさに彼は最期を迎えている。」
いい訳ですね。でも学校の英語は英文でdieがあったら訳も「死ぬ」を使わないと減点されかねませんね。

補足日時:2007/09/13 19:45
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(1)My car is blue. のbe動詞は、動詞です.be + 形容詞 で、~の状態です。

 という意味になります。

My car is running. のbe動詞は、助動詞です.助動詞の be + 動詞の~ing で進行形の意味になります.

(2)状態の動詞は ~する も ~している も同じと考えてください。
know 知っている 知る
love 愛している 愛する

動作の動詞は、~する は現在形、~している は現在進行形と考えましょう
read 読む  be reading 読んでいる
swim 泳ぐ  be swimming 泳いでいる

 

(3)look at ~を見る と覚えると誤解が生まれます.look は (視線をそらして)見る という動詞です.look at the sky は空を見ていない人が、空に注目する必要があってそちらに視線をやる というのが本来の意味です.この at は前置詞で、~のほうに という意味です.

What are you looking at?” 前置詞 at の目的語が what なので、at と what が離れてしまいました。こういうことはよくあります。

(4)彼は死んでいる というのは、彼は死んでいる状態です と考えるので、形容詞を使って、He is dead.となります.
He is dying.だと、彼は今死んでいる真っ最中です。という意味になり、おかしいですね。

(5) how to do, what to do, when to do は それぞれ どの用法になりますか?

疑問詞 + 不定詞は、名詞的用法になります.
how to swim どうやって泳いだらいいか
what to eat 何を食べたらいいか
when to start いつ出発すればいいか

この回答への補足

回答ありがとうございます。学校で英語の教師か、塾で講師をされている方でしょうか?

(1)折角ですが、これは学校で習うことであり、形容詞と動詞の根本的な違いには触れていないんですが、、、、

(2)中学の教師はそう教える人も多いでしょうが、これでは少し杜撰な気がします。普通の中学生に教えるのなら、これ以上踏み込むと余計に混乱しますが、例えば、「あなたはそれをどこで知りましたか?」は英語では“Where did you know it?”とはなりませんので、ちょっと厄介ですね。

(3)やっぱり、前置詞として解釈されていますね。しかし、このatは前置詞という身分でありながら、whatについて行かずに、lookとくっつくことを選んでいるわけですが、それではatが前置詞ではなくなってしまうのでは?

(4)#1さんの補足でも書きましたが、それなら「彼は座っている」はなぜ “He is sat”にならないんですか?

(5) なるほど、what以外の疑問詞も名詞扱いするわけですね。

補足日時:2007/09/13 19:17
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こんにちは。

こういう疑問を抱くことは素晴らしいことだと思います。
では、順に回答させていただきます。

(1)形容詞は名詞を修飾するだけでなく、名詞の性質や状態も表わします。よって、私の車の性質は青いということで、この文のblueは形容詞となります。勿論、名詞を修飾することもあるので、blue carとなっても、無論これは形容詞です。

また、形容詞と動詞は性質が全く違います。先程も言いましたが、形容詞は「状態・性質」をあらわす一方動詞は「動作」を表します。この、runningは飽くまでも、runという動作が今この瞬間行われているから、runningと現在分詞になっただけで、動詞runの延長にあります。これに比べ、先程のblueは完璧に物事の性質を表していますから、明らかに動詞ではありませんね。しかし、同じ現在分詞でも、the running boyとなると、これは形容詞の働きをします。「現在分詞の形容詞的用法」です。これは走っている男の子と、男の子がどんな状態なのかを表している、修飾しているので、形容詞の扱いになります。飽くまでも、動詞的要素と形容詞的要素のどちらに主眼を置くかと言うことです。

(2)これらは、状態動詞なので、現在の状態について述べる動詞ですね。よって、「愛している」「持っている」「知っている」で良いのです。それに対し、「愛する」が「愛している」と言う意味で使われているなら同じですが、「愛する」「持つ」「知る」には「これから」という、未来の印象を受けます。その場合には「will」などの未来の表現であらわすことになりますが、あまりそういう状況はないと思うので、全て前者の意味で理解していて良いと思います。一方、「知ること」と言うとto knowとなり、同じ形ですが、to不定詞には未来志向の意味があるので、knowのままで良いのです。

(3)atの副詞とはどういう意味でしょうか?これは群動詞と呼ばれるもので、「look at」で一つの動詞なのです。そもそもは「you are looking at what?」に倒置が起きてこの形になったのです。なので、look atの目的語はWhat です。また、前置詞atに注目して、前置詞の目的語と言うこともあります。

(4)現在進行形は「今、動作が行われている」すなわち、「何かが動いている」というイメージです。それに対し、「彼は死んでいる」は彼が死んでいるという「状態」であり、「動作」ではありません。よって、状態を表す形容詞「dead」を使い「he is dead.」となります。
he is dyingは「彼は死にかけている」という死に向かって命が動いている、状態が進行している、という意味合いになります。状態や動きに変化のない「状態」のみを表す「死んでいる」は飽くまでも形容詞を使って表現するのです。英語はイメージが大事です。

(5)どの用法でもありません。というのは、あくまでこの3つの用法が主としてあるが、これら3つでは説明できない不定詞の形もあるのです。これらは飽くまで基本形で、これら以外の形もあるのです。askAto do などが代表的な例です。これらには、~的用法というものはありません。形と意味を暗記するしかないのです。元をたどれば、何か原型があるのかもしれませんが、それはもっと専門的な話になってきますので私にはここでは答えられません。なので、その点だけお詫び申し上げます。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

(1) やっぱり説明に苦心されていますね。形容詞的用法というのが名詞を修飾するというのなら、“My car is blue.”のblueはmy carの性質を表しているとは言え、形容詞的な働きをしていませんが、これはどう説明しますか?

(2) これは(1)と被りますが、状態を表すのなら、形容詞とはどう違うのでしょう? それから「知った」と「知っていた」は英語でどう区別しますか?

(3)中学の英語では「熟語」として扱っていますね。でも、「熟語」と言えば、“nice to meet you”のような挨拶の慣用表現まで含まれてしまいますよね。

(4) それでは、“He is sitting.”はどう説明しますか? これも状態であり、動作ではないのに なぜか be+現在分詞の構造になっています。

(5)最近では中学ではこの手の不定詞は分類から除外して、「疑問詞+不定詞」という項目を立てています。品詞分類の治外法権上にあるみたいですね。

補足日時:2007/09/13 18:55
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