A 回答 (6件)
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No.1
- 回答日時:
いわゆる化学肥料に環境汚染物質が含まれているとは思いません。
もちろん過剰使用に関しては、「量的な意味」で問題はあるでしょうが、それは化学肥料の成分の問題ではないと思います。
有機肥料というのは、その化学組成はロットによって大きく異なっていることも考えられ、(安全かどうかを含めて)「不明な成分」が含まれているかもしれません。
私は農業を行っているわけではありませんので間違っているかもしれませんが、一般的に、有機肥料は土壌の改質などには役立つようです。
>有機肥料のみを使用すると考えた場合、経済にはどのような影響があるのでしょうか。
これについてもわかりませんが、おそらく地域にもよるでしょう。全体としてみれば経済効率は良くないでしょう。また、状況によっては地球温暖化の原因となるメタンガスの発生もあるようです。
http://www.jaf.gr.jp/question/Q5.htm
俺が遅くなってしまい、申し訳ありません。
なるほど、環境汚染物質がかならずしも含まれているわけではないのですね。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
え~と、チョッと(かなり?)化学肥料に関して偏見(?)が有るようですが・・・(苦笑)
>化学肥料に含まれる、環境汚染物質には、どのようなものがあるのでしょうか。
まずは、正常に生産された化学肥料に、環境汚染を起こすような物質は含まれていません。
化学肥料は基本的に無機質の原料から製造されます。
出来た製品も無機質になります。
ただし、尿素などの有機質の製品も有りますが、本来は有機肥料の範疇に入るのですが、なぜかこれらは化学肥料の範疇に含まれます。
ただこれは化学肥料にも有機肥料にも言える事ですが、植物が使用出来ないほどの大量散布をすれば、もちろんこれらが原因の環境汚染(土壌の塩化、窒化)を起こす事が有ります。
>化学肥料と有機肥料の違い
一般的には・・・
化学肥料は無機質の原料から生産される、無機質の肥料です。
有機肥料は有機質(動植物)を原料を発酵などをさせて生産される、有機質の肥料です。
植物が直接摂取して利用出来るのは、あくまでも無機質の物だけです。
ですから化学肥料は直接植物が摂取出来ますから、効果(効目)が非常に速いです。
逆に有機肥料は土中の微生物などが一旦有機質を無機質に分解、それを植物が摂取する事になりますから、効果が出るのは遅くなりますが、半面持続期間は長くなります。
>有機肥料を使用することによる益とはどのようなことでしょうか。
植物に関する効果としては、化学肥料も有機肥料も同じです。
ただ有機肥料は土中の微生物が必要とする物(これが問題となり事も有ります)が含まれていますので、土質の改良と言う点では優れています。
>有機肥料のみを使用すると考えた場合、経済にはどのような影響があるのでしょうか。
有機肥料は動植物を原料としますので、一般的に原料費が高くなります。
また、原料の総量と言う点でも問題が有ります。
さらに、生産をするにも人手と時間が必要となりますので、さらに価格が高くなります。
作物の生産と言う点で言うと、散布に時間と手間が掛かりますし、肥料の利きが安定しませんので生産量も少なくなる傾向が有ります、さらに作物の価格が上がります。
ですから有機肥料だけで栽培すると、裕福な先進国はともかく、貧乏な後進国では食糧危機が起こるかも・・・(汗)
ま~、これは最近はやっている(?)バイオアルコールと同じ事ですね(ーー;)
ちなみに・・・
最近は人糞を使用する事はあまりないと思いますが、家畜などの糞を使用する場合、家畜に与えられる抗生物質や薬などが肥料に混じります。
汚泥や生ごみなどを使用する場合、それらに含まれる微量の重金属等も肥料に混じる恐れが有ります。
有機肥料だからと言って、必ずしも環境にやさしい(笑)、安全な物とは限りません。
では!
参考URL:http://www.jaf.gr.jp/question/QA.htm
大変ご丁寧に解答くださったのに、お礼が遅くなってしまいました。すみません。
完全に偏見がありました(汗)
なんにせよ、やはり使い過ぎはよくないということですね。
政府は、有機農業を推進しています。しかし、食料自給率を2015年までに45%にするという目標も立てています。これはやはり、なかなか難しいことですね。
しかし、有機農業を推進することも食料自給率を上げることも重要なことだと感じます。
今後の、農業の進め方についての研究が必要となりそうですね。
参考になりました。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
有名なものから書いて行きましょう。
鉛。化学肥料用の硫酸製造方法で、「鉛室法」という方法があります。
これですと、鉛の含有量が高いです。工場などの廃あ硫酸ガスの廃棄で、石膏法を使っていない場合には、鉛室法による硫酸の製造です。
放射性同位元素のラドン。これは、主な原料生産国の鉱山から算出される化学肥料の原料の鉱石があります。
ひの鉱石に不純物として含まれていて、最終生産物である化学肥料にも含まれています。
昔の化学肥料の袋には「木炭と共に保存しては行けません」という注意書きが合ったのですが最近は見かけません。
鉱石から作られる化学肥料の場合には、砒素の含有量がかなり高いのです。
有名なものでは、森永砒素ミルク。農業用消石灰をミルクのカルシウム分増加原料として、腐敗防止として使用した結果です。
消石灰はppmオーダーで砒素が含まれていると考えられます。
市販有機肥料の場合に、水銀と鉛濃度が以上に高いものが販売されています。
基準では「検出されないこと」たったか極端に低い値だったと覚えていますが、「実際に計ってみると結構高い」のです。
有効成分(NPK)あたりの価格で考えると、市販有機系肥料のほうが2-3倍高いです。
現在の農業経営ですら肥料代が払えないようなところが出ているにもかかわらず、これ以上高額な肥料の使用はコンなんでしょう。
「有機肥料」で有名なのは、瀬戸内海の(島名忘却)島です。製紙工場の廃棄物を肥料で使えないかということで肥料製造プラントとして作られました。
しかし、大量のダイオキシンが含まれているためか、生物分解は困難でした。この肥料を使わないかという宣伝パンフレットが農協で九羽られたことがあります。
企業の宣伝はまったく信頼できないという結果を示しました。
「有機肥料」として販売されている肥料は、企業の廃棄物を簡易分解したものがほとんどで、1次分解しかしていません。
企業では、発酵菌の違いから「二次分解までしている」と宣伝していますが、リグニン等の成分が残っていたり、ちょっと水をかけて放置すると変な発酵を起こすなど、一次発行しか行っていない有機肥料の特徴を刃っきり示しています。
結果的に、恐ろしくて使い物にならない肥料が市販「有機肥料」です。
肥料と言っても、いろいろあるもんですね。
高額な肥料は使えない。使ったとしても農作物の価格は高騰し、家計等に影響が出る。もしくは家計は安価な輸入農作物、化学肥料を使用したものを購入する。
ん・・・。
しかし、土壌や水質などの環境保全を考えると、有機農業も必要と・・・。
難しいですね。
ありがとうございました。
お礼、遅くなりすみませんでした。
No.4
- 回答日時:
>環境汚染物質
学生の頃に知り合いの農家の方に頼まれて測定したことが
ありますが、実際に測定するとCu,Zn,Pb等は表記されている
数字とは若干ばらつきます。
現在は環境系の仕事についていますが、
近年の現状では過肥料による周辺水路の藻の繁殖に
伴う問題(悪臭など)が生じる話も多いので、肥料のやりすぎは
肥料自体が汚染対象になるのではないかと思ったりします。
>有機肥料と化学肥料の違い
断然化学肥料のほうが安いです。
昔の農業試験場の文献によると、
田んぼの脇の底質を乾燥させ、施肥させていたようで、
肥料効果が長続きするそうです。
(有機質が土の団粒化を促す?)
ただ、これまた有機質が多すぎると病気にもなりやすい
そうです。
化学肥料も有機肥料も程ほどが一番です。
うまく使い分けるべきと考えます。
No.5
- 回答日時:
化学肥料に含まれる環境汚染物質として、格別のものはありません。
しかし、過剰施用のよる地下水の水質悪化と肥料成分の河川への流失(最大40%か)は問題です。農業地域下流に富栄養化に起因する水質汚濁が多いことは知られています。化学肥料のメリットは、必要な肥料成分を、生育時期に合わせ、必要量を、軽量で施用できること。有機質肥料のメリットは、土壌改良に有効なことから化学肥料を有効に利用できる、家畜排泄物の有効利用、ひいては畜産物価格の高騰が防げることです。その特性から、水稲には化学肥料中心に、畑作物には有機質肥料を中心に施肥することが求められます。エコを目指す人は有機質肥料だけの栽培が目標ですが、地温が下がれば有機質肥料の肥効は下がるため、季節はずれの冬にハウスや水耕栽培等の野菜は化学肥料の利用でしか栽培できません。さらに無農薬であれば、収量が下がり労力が増えますので、価格は上昇します。要は、現状の豊かな食生活を維持したいのであれば、双方を上手に使い分けることです。安売り野菜に群がる人を見るたび、エコの推進は容易ではないと感じます。No.6
- 回答日時:
化学肥料に環境汚染物質は含まれず、使うことに何ら問題はありません。
化学肥料と有機肥料の農産物の品質に及ぼす影響に差はありません。
有機肥料で栽培した野菜や果物はおいしいと思いこみで農家の方が話すことがありますが、公的研究機関が比較すると全く味やその他の品質に差はありません。
有機質肥料は土中で微生物の働きにより無機質に分解し、作物の根から吸収される時は化学肥料と同じ成分です。例えば、チッソ成分だと、たんぱく態→アミノ態→アンモニア態→硝酸態の順に変化して吸収されます。
肥料の効き方について、有機肥料は速効性化学肥料と比べて遅めですが、化学肥料でも半年近く効き続ける超緩行性のものもあり、現在はどちらが遅いとか、長く効くという言い方はできなくなっています。
有機肥料の価格は化学肥料に比べてかなり高く、コスト的には不利です。ただ、無農薬も実現して、有機農産物と認定された場合は、何割か高値で取引されますから、高い肥料代でも成り立つこともありえます。ただし、無農薬とすると大幅に減収したり、品質が低下したり、手間が多くかかったりしますので、有機農産物の割合はごくわずかです。
有機肥料を使用することの益としては、鶏糞や菜種油かす、骨粉のような廃棄物の肥料成分を有効に利用していてチッソ、リン酸、カリ資源の循環につながることです。
また、有機肥料は化学肥料には含まれない微量要素をわずかですが含みますので、微量要素欠乏は起こりにくくなります。
有機肥料のみを使用した場合、高い肥料代を販売価格に転嫁できるならば、消費者はより高い農産物を買うことになり、価格転嫁できなけれぱ、農家の所得が減少します。
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