プロが教えるわが家の防犯対策術!

お世話になっています。
20代男性。
私は会計専門職大学院に通っており、初学者用の法律科目を履修しているのですが、そこの課題に苦しんでおります。

課題の内容は
(1)民法上の代理制度についてまとめよ
(2)会社とは何かまとめよ
(3)株券との違いを明らかにした上で、株式とは何かを論じなさい
(述べよ、ではない)
など数十題。

あくまで会計が専門で、教養程度にしか法律をかじったことがない私は、何とか条文を参考に提出したのですが、
((1)は簡単な法制度と、99、100、101条に触れる
(2)は会社法2条以下の条文をまとめた、(3)は論じなさいの意味が不明)

「定義だけで内容がない」「論じていない」「0点」と教授に一蹴されてしまいました。
ただ教授の言う「内容がない、論じてない」の意味が分からず、
尋ねたところ「そのままの意味だ!」とヒステリックに返される始末。

ロースクールでもあるまいし、ましてや初学者対象なのに、これじゃあんまりだ、とほとほと困っています。

どなたか「内容がない、論じてない」の意味を教えていただけないでしょうか? また、こういった課題の勉強法もあれば、併せてよろしくお願いします。

A 回答 (7件)

「論じる」はおおよそ法律の世界だけではなく、どこの世界でもあるようですが、法律の世界では、とりあえず定義書いて、趣旨書いて、異同を書いて、学説の対立点書いて、自説、反対説書いて、あと具体例を示す。

判例があれば判例の摘示。といったところでしょう。あくまで一般論ですが、字数制限とかあれば、適当に端折ることもあります(端折りかたが実は難しいですが)。

(3)はおそらく、株券不所持が原則となった新会社法のもとで、株券をどのように取り扱うかを論じろということでしょうか。確かに、株券は世間ではまだまだたくさん存在しています。善意取得や紛失時の処理なんかも問題となっています。株券の現代的な問題から見据えて論じていけば、「優」とはいいませんが、「可」にはなるんじゃないんでしょうか。

(2)については、新会社法下における各種会社の異同。(1)については、代理が設けられた趣旨から書いていき、代理の法的性質、顕名、表見代理、無権代理とか。

まあ、「論じろ」は大学院では日常茶飯事ですので、今後こうした形式に一刻も早くなれることですね。
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>どなたか「内容がない、論じてない」の意味を教えていただけないでしょうか?



 会計学を専門的に勉強したことはありませんが、例えば、「会計原則の一つである保守主義について論ぜよ。」という問題が出たらどのように論述しますか。もし、「保守主義」の定義だけを書いたら、論じていないと言うことにはなりませんか。
 なぜ、保守主義が会計原則の一つとされるのでしょうか。保守主義は、実際の会計処理にどのように反映されているのでしょうか。保守主義の問題点はあるのでしょうか。あるとすれば、それはどのように修正されているのでしょうか。
 「論じろ」というのは上記のようなことではないでしょうか。
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 大学院だと、初学者と言っても既に大学のレベルは好成績でクリアしているので、民事実体法(民法・商法)については、大学学士レベルの学識は当然あるでしょう(と見られているはずです)。


 さらに、大学生の時に何度も論文形式の答案を書いているはずなので、いまさら答案の書き方につき一から教えてくれる教授もいないでしょう。
 確かに、教授の怒りはもっともです。大学教授のプライドは相当に高いので、あまり妙なことでにらまれない方が良いですよ。

 「論じてない」とは、(要求水準に比して)必要な事項について、述べられていない項目がある(洩れがある)、と言うことだと思います。要求内容は大体#2の方の言われる内容ですね。「述べよではない」とあえて断っているのは、設問上、「株式について述べよ」と言えば、定義だけ書いて「これで充分でしょ」という奴がいるので、それを防ぐためでしょう。

 初学者で、最初から民法・商法を勉強したいと言うことでしたら、司法試験の大手予備校から出版されている、旧司法試験受検用のテキストをお薦めします。大学教授の教科書は、基礎知識がないと難しいです。予備校のテキストは、厚いからわかりやすいし、対立する学説(もっとも受験生が採る代表的なものに限られますが)双方を説明してあるし、論証例も載っています。これを三回ほど速読すれば、大体OKです。間違っても、「入門」なんて安直なものは駄目ですよ。実は一番難しいですから。

 株券と株式の違いは、私ではよく分かりません。
 あえて言えば、株券は株式という権利を表象する有価証券、株式は細分化された会社の持ち分権(という抽象的な権利というもの)であり、この設問を通じて、会社というのが活動効率を高める為に活動規模の大規模化を図る究極目的のための仕組みであり、大規模化すればするほど濫用による債権者達の利益を損ねる危険が大きくなるため、濫用を防止する様々な装置が用意されていること、及び株式も例外でない事を、最低限の指針として示す必要がありそうですね。
 そこから、企業会計の目的につなげていけば格好いいのかもしれません。例えば「債権者などに、企業の活動実体を正確・明確に伝えるということ」となるのでしょうか?
 各設問とも、せめてWikipediaの記述程度の密度は、要求されているのではないですか。
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法律学でのお約束という話をしておきます(実際には法律学には限りませんが)。


「論ぜよ」でも「述べよ」でもなんでもいいのですが、要するに「結論とその結論に至る論理展開を示せ」ということです。「結論がなければ論じたことにはならない」というのは法律学に限らずあらゆる論文、論述に共通ですし、「論理展開がなければ論文、論述にはならない」のもまた然りです。

実際にどういうことを書いたのか不明なのでなんともいいがたいところではありますが、「論じてない」ということは「定義とか条文とか制度趣旨とかそういうことをただ並べただけだった」ということだと思います。つまり、「こういう条文があるああいう制度があるということをただ並べただけ」。しかし問題は「そこからどう論理展開してどう結論に持っていくか」であり、そここそが「論ぜよ」の核心なのです。
なお、「まとめよ」は微妙なところで、単なる羅列でも一応「まとめた」と言えないことはないのですが、それはせいぜい高校レベルまでの話で、やはり大学(院)レベルであれば「ただ並べただけではなく、そこに一定の考察を入れて論理的に一定の結論を導く」ことが必要でしょう。すくなくとも「まとめ」と言える何らかの結論がなければ「まとまっていない」です。

繰返しますが、要は「結論とそこに至る論理を示せ」ということです。定義とか条文とかはその前提でしかありません。前提は当然必要ですが、前提だけで終わればそれは「内容がない」「論じていない」以外の何ものでもありません。


なお、「オリジナル」なんてどうでもいいです。専門家ですら「オリジナル」は難しいくらいで、まして素人の「オリジナル」など大概は理論的に穴だらけの独り善がりにしかなりません。
表現だけならともかく内容にオリジナリティを発揮すると、ほぼ間違いなく「論理的に飛躍している」内容にしかなりません。もっとも表現についても「典型的な表現」というのがあってそこから外れると「言いたいことが分からない」と評価されるおそれがあるので「学者として論文を書く」のでない限りは「典型的な書き方を外さない」方が利口です。
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一言(といいながら長くなった)


「論ずる」が分からないのは、法律初学者云々とは全く関係なく、国語力の問題です。私は教授の返事はあんまりだとは思いません。院生に「論ずる」の意味を教えるのは教授の仕事じゃないでしょう。だったら分からない言葉は辞書ぐらい調べるべきです。
あと字面にとらわれているようですが、「述べよ」でも「論ぜよ」でもたいした違いはありません。「論じていない」ということは、まず間違いなく「述べて」いません。
で、さて、あなたは株式と株券の違い、何だと思われているのですか?
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 二段論法の文化 ~ AはBだからCなのだ ~
 
 法律は、議論の成果であるが、もともと日本には議論の文化がない。
 みんなで集まって議論を避け「和をもって貴しとする」からである。
 したがって、Q&Aにも、質問をなぞっただけの回答が多い。
 
(以下は、門外漢の、書きかけの草稿です)
 
 いささかエキセントリックな教授の発言ですが、いつもながら課題を
なぞっただけの、作文のようなレポートに、辟易しているのでしょう。
 わたしは、つぎのように解釈します。
 
1.「内容がない」とは、オリジナルな発見が認められないからです。
2.「論じてない」のは、論理学の形式を踏んでいないからです。
3.したがって、新しい視点を見つけて、三段論法で述べるべきです。
 
 そのために、いつもわたしが留意していることを添えておきます。
 同じ文言を反復せず、一つの問題を二つの観点から対比する。
 最後に、なるべく意表をつく表現で、締めくくるのが効果的です。
 
(追記)
 
 課題の内容は、素人目にも大雑把で、とらえどころがなさそうですが、
どうやら、是か非かの判断を求められているようですね。
 あまりムキにならず、ディベート・レッスンとして取組みましょう。
 
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論じなさいというのは、論文形式にまとめなさいという意味かと思います。


ですから、株券とは何か、株式とは何か、を実例を挙げたりして多方面から両方の関連性や異なる点を見つけて論文形式で書き込んでほしかったのかと思います。
内容が無いと言われるのは、あまりにまとめるのが早いからかもしれません。
しっかり理解していれば、文章が長くなり内容も濃いものです。
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