はじめて利用します。不慣れにつき、不手際があったら、おゆるしください。
数日前、70代の伯母がすい臓がんの告知を受けました。本人には自覚症状はなく、近くの病院に新たに導入されたPETを受けてみないかと知人から勧められ「念のため」受けてみたところ、すい臓にがんが発見されたのです。医師の話では、手術はできないとのことで、明日から入院し、放射線治療と抗がん剤治療を併用していくことになっています。
本人は「死刑判決を受けた」と放心状態で、セカンドオピニオンをとることも考えの外のようです。医師の話もまた聞きなので素人のわたしにはよくわからないのですが、本当に、手術はできないのでしょうか? ネットですい臓がんについて調べてみたところ、たしかに難しいがんであり、死亡率も高いですが、その大きな理由は初期症状がなく、発見されたときにはすでに末期であることが多いからだとありました。伯母の場合は、大きさはよく知らないのですが、転移はなく、ただ、血管付近であるために摘出ができないらしいのです。
でも、実質上、「切れない」ということは、根治ではなく延命を目指していくのですよね? 家族にも、兄弟姉妹にも、親類にも、とても愛されている大切な人です。なんとかならないのだろうかと、歯噛みしたい思いになっています。
このまま、入院し、治療が始まってから、別の手立てを講じることはできるのでしょうか? 手術の可能性はないのでしょうか。根治はできないのでしょうか? 手術をしない場合、どのくらいのあいだ、どのくらい普通の生活を送っていくことができるのでしょうか。
少しでもご存じの方がいらっしゃれば、ぜひ、お聞かせいただきたいです。よろしくお願い申し上げます。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
すい臓がんは手術ができても予後が悪いのですが、できないと予後が非常に悪いです。
それゆえに多少無理をしてでも手術をします。転移がないが、手術ができない(局所進行がん)ということは、想定される臨床病期(ステージ)はIVa期となります。末期がんです。>本当に、手術はできないのでしょうか?
これは診断した医師しか分かりません。ただし、前述のように手術ができない膵臓がんは非常に予後が悪いので、積極的に手術をしようという方針が多いです。それでも手術ができないというのであれば、やはり手術不能癌なのだと思われます。この点についてはセカンドオピニオンが望ましいと思います。
>根治ではなく延命を目指していくのですよね?
延命あるいは緩和治療となるかもしれません。
>入院し、治療が始まってから、別の手立てを講じることはできるのでしょうか?
やはり放射線治療、化学療法しか内容に思いますが、これらもはかばかしい成績は出ていません。2-3割程度の人に効果があるくらいのようです。
>手術の可能性はないのでしょうか。
放射線治療や化学療法で腫瘍が縮小すれば、手術にふみきれるかもしれません。ただし、体力的な制限もあるとおもいます。
>根治はできないのでしょうか?
たとえ手術ができたとしても、膵臓がんの場合は根治は難しいです。
>手術をしない場合、どのくらいのあいだ、どのくらい普通の生活を送っていくことができるのでしょうか。
リンク先の病院のデータだとIVa期だと約半分の方は1年半ほどでなくなられます。普通の生活ができるのはさらに短いと思います。
残念ながら緩和治療、すなわちその人らしい余生を送れるような治療を考えていかれたほうがいいのかもしれません。
参考URL:http://www.kcgh.gr.jp/~surgery/2surgery/results/ …
こんにちは。お礼が遅れて申し訳ありませんでした。
大変わかりやすい説明をありがとうございます。根治できるのかな、と希望が芽生えたところだったので、最初はショックでしたが、専門家らしい冷静な判断と説明に、そうなんだろうな、と思いました。
あれから一週間になり、伯母は入院して、昨日から抗がん剤治療が始まったそうです。やはり、おっしゃるように、がんは4センチもあったのだそうです。(これは、相当大きいのですよね?)
本人も、自覚症状のない今、入院せずに、普通に旅行に行ったり、好きなことがしたいとも思ったようですが、迷った末に、入院を選んだと聞きました。
あとは、本人の気持ち次第なのでしょうね。もしかしたら、余命も知らされる段階なのでしょうか。(わたしたちは聞いていませんが)
現実の厳しさを前に、どういうふうに希望を持ったらいいのか、また、もてるのか、まだ整理ができませんが、引き続き、まず「知る」ことから努力していこうと思います。
貴重な知識を、ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
現在、行われようとしている治療(一般治療)に加えてハスミワクチンの使用を検討してみては如何でしょうか。
終了直後からでもよいと推測します。http://www.clinic.shukokai.org/
下記にはハスミワクチン(このケースですと延命の期待かと思いますが)の具体的な使用方法が記載されてます。
下記URLのANo.2およびANo.3
http://okwave.jp/qa2764050.html
下記には上記ワクチンの他に、サプリメントに関する記述もあるので参考下さい。
下記URLのANo.2
http://okwave.jp/qa2285689.html
また、最新の樹状細胞ワクチン「HITV」による治療に関しては、開業したばかりの下記HP(HP自体は現在作成中ですが、診療はスタートしているようです)の「ICVS東京クリニック」に相談するのも良いと思います。ただ、この治療は放射線や抗ガン剤(ガンの抗原性を高めるために必要)を併用しますが、投与のタイミングが重要なので、既に明日から入院予定がなされている段階では難しいかもしれません。
http://icv-s.org/
*私は別のガンの経験者であり、また、ハスミワクチンの経験者ということで「経験者」としてますが、膵臓ガンではありません。
お礼が遅くなって申し訳ありません。ハスミワクチンの情報をありがとうございます。まだまだこれからですが、いろいろと勉強していきたいと思います。ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
お呼びでしょうか?
>すい臓がんは進行がきわめて速いと聞き、あせりを覚えていましたが、高齢者の場合はそのようなことはないのでしょうか。
ですが、既に専門の方の回答がありますので、そちらを参考にしていただいた方がいいでしょう。
年寄りはガンの進行が遅い、というのはあくまで一般論です。
若い人は細胞の増殖も活発なのに対し、年寄りはそれが鈍く、傷の治りなども遅いのは知られていますね。
ガンも細胞が増殖する事により大きくなったり転移したりするので、傾向としてそういうのがある、という事です。
全てのガンが必ず遅い、とはいえません。
不慣れにつき、お礼を書くつもりがお呼び立てしてしまいました。すみません。お礼が遅くなりましたが、ありがとうございました。
その後話を聞いたところでは、伯母の癌は思いのほか大きかったようで、最初に聞いたような初期とはいえなかったようです。たぶん、本人も混乱していたのでしょう。今は少し落ち着きを取り戻したようですが、本当に切ない病気ですね。
ともあれ、ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
その場所のガンって、一流の内科医が早期に見つけて
同じく一流の外科医が執刀して、というケースでない
とガンを除くのは出来ないそうですよ。
それが出来た患者は、二重の幸運に恵まれた人のみ。
そういう医師も、その分野で鳴らした外科医で、そこ
いら辺の医師には出来ない。一流の外科医ってあれは
もう職人芸ですからね。(USAだとこういう外科医に
かかれるのは、政治家や富豪や、スターとかそういう金
持ち階級となる。向こうは医師にランク付けがあるので。
日本は保険点数で皆、同じ。あとは自由診療となる)
ブラック・ジャックですよ。
高齢だと手術に耐えられるか、そういう事もある。
抗ガン剤や放射線での副作用の方が毒になる場合もある。
そうなったら、ホスピスという事に。(痛みの緩和はや
る)スパゲティ症候群といって、管だらけにされてベッド
に縛られている様な状態になるか?それとも、前述のホス
ピスを取るか?ご本人の意思です。
~ガンの根治は、1/3以下とされています。(5年以内
で再発が多いので。別の場所に転移していたり)
回答をありがとうございます。厳しいですが、現実ですね。伯母の癌は、すでに数センチに達していたようで、幸運な部類には入らなかったようです。どこかで、すい臓がんは交通事故に遭うようなものだとありましたが、本当に、そんな気持ちです。とても体に気をつけ、ホームドクターにしばしばかかっていた人でしたのに。本人も根治するとは思っていないようですが、それでも、治療していく道を選んだようです。少しでも長生きしてほしいです。
お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
ガンというと、臓器の中に何かしら境目のはっきりした塊が出来るものだと思われがちなのですが、そういうタイプとそうじゃなくて、どこが境目だか判らないように徐々に変化している物とあります。
すい臓の場合は、後者が殆どです。
こういう場合は取り残しを防ぐために、目で見てガンじゃなく見える部分もかなり広範囲に切らないといけないので、近くに大きな血管が走ってたりすると切れないという事が起きます。
ご高齢に加えて、こういうことがあったのでしょう。
ただ、高齢者のガンは進行が遅いことが多く、急激に悪化するようなことはあまりありません。
なので、C型肝炎による多発する肝臓ガンなどと同じように、「ガンと一緒に暮らしていく」という治療になる事が多いです。
根治じゃないとか、延命治療、という考え方ではなく、おそらくその医師もこのように考えていると思われます。
この回答への補足
まさに、「臓器のなかに何かしら境目のはっきりした塊」があるのだというイメージを抱いていました。とても勉強になりました。
すい臓がんは進行がきわめて速いと聞き、あせりを覚えていましたが、高齢者の場合はそのようなことはないのでしょうか。たとえ「がんと一緒」でも、長生きしてくれれば、と思います。
もっと、もっと、勉強したいと思います。回答、ありがとうございました。
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