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子供に聞かれて、答えられなかったのですが。
密度の程度の言い方なのですが、
「密度が多い、少ない」なのか、「密度が高い、低い」なのか
「密度が濃い、薄い」なのか…
どの言い方も聞いたような気がします。
何の密度を表すかによって、言い方が違うのかもしれません。
(人口密度の場合、毛の密集度の場合なんかで)
辞書には載っていませんでした。
正しい言い方をご存知の方、教えてください。
出来れば、子供が帰る6時半までに教えていただければ幸いです;
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

6時半を少し過ぎてしまいましたが。


密度は、「高い」「低い」とするのが正しいと思います。

『広辞苑』の「密度」の項には、

2.広義には、ある量(人口や電気量など)が単位の体積・面積・長さなどに分布する割合。粗密の度合。「人口―」「―の高い講義」

とあります。用例に「密度の高い講義」とあることからも、「高い」「低い」でいいと思います。
「密度」を「割合」に変えてみて「割合が濃い」とすると、ちょっとおかしいですよね。

とはいえ、「密度が濃い」とか、「割合が高い」といった表現は日常的に眼にしますので、厳密には間違いとはいえないのかもしれませんが、語学の専門家ではないので、そのあたりの詳しい説明はできません。
ただ、私が昔勤めていた業界新聞社では、「密度は“高い”“低い”とせよ」と言われていましたので、私はいつも「密度」は「高い」「低い」と表記するようにしています。

中途半端な回答ですみません。
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この回答へのお礼

>中途半端な回答ですみません。
いえいえ、とても参考になりました。
広辞苑は「高い」だったのですね。
回答者様の勤めておられた業界新聞社でも「高い、低い」で統一されていたというのも、頼もしい説ですね。
皆様から、いろいろ教えていただき、いろんな説がありそうなのは分かったのですが、「さて、子供には何と書くように言えばいいものか?」と、思っておりましたが、このあたりで、「高い」にして置いたら間違いはなさそうだと、思い至りました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/03/11 14:25

「高い、低い」が無難と思われます。


ANo.6さんのおっしゃる不思議な日本語
>「密度が疎密」「濃度が濃い」「温度が熱い」「熟度に習熟」「硬度が硬い」「高度が高い」「光度が明るい」…
これらは一種の重複表現だと思います。
「ある日、武士のサムライが、馬から落ちて落馬して・・・」という笑い話と似ているところがあります。
こういうのは避けた方が無難だと思われます。

ただ、重複表現が全部ダメかというと、修辞学には「冗語法」という技法があって、重複表現を効果的に使用するやり方もあるらしいです。
「後悔するなよ!」よりも「あとで後悔するなよ!」の方が、いい場合もあります。間違いだとは言えないでしょう。

ま、しかし、重複表現は上手くやらないと「馬から落ちて落馬する」のようになりがちです。避けた方が無難でしょう。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、申し訳ありません。
重複表現説、よくわかります。
フムフム、と楽しく読ませていただきました。
密度に関しては、「高い、低い」が多数派のようですね。
私的には、「高い低い」と同じくらい、「濃い薄い」も耳にするのですが、皆様のおかげで「高い、低い」に自信がつきました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/03/14 15:10

密度に限らず科学では濃度、温度、熟度、硬度、高度、光度…の全てに用いることの出来る言葉は「高い」「低い」であり、一部で用いづらい言葉は「大きい」「小さい」です。


しかし、「密度が疎密」「濃度が濃い」「温度が熱い」「熟度に習熟」「硬度が硬い」「高度が高い」「光度が明るい」…などの不思議な日本語はかなり通用しているようですね。
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この回答へのお礼

専門家の方、とありましたが、言語or科学?何のご専門でしょうか?
科学の分野では「度」がつく言葉は「高い、低い」で表すのですね。
なんとなく理解できます。
>不思議な日本語はかなり通用しているようですね。
はい、いろんな表現があることがわかりました。
ただ、子供がテストに書く時は、密度を表す言葉は「高い、低い」でよいと言おうと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/03/11 14:37

再びお邪魔します。



密度が大きい/小さい
人口密度が大きい/小さい
というのもありました。

たとえば、これ(建設白書)の1行目。
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/kensetu/h12_2/h12/ …

こちら(文部科学省のサイト)の1の(1)「図書館の設置密度(奉仕対象面積図書館数)」の項。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houko …
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この回答へのお礼

役所の文献ですね。
建設白書には、
「人口密度が大きい」、
文科省のサイトには、
「図書館設置密度が大きい/小さい」、
「蔵書密度が大きい」、
「貸し出し密度が高い」
などの言い方が載っていましたね。
役人が、国語に長けた人ばかりではないと思いますが、
ごく自然に、いろんな言い方が使われているということが
わかりました。
何度も、ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/10 18:04

こんばんは。



手元の辞書を引きますと、例として
・密度を高める
・密度の(が)高い
・密度を濃くする
が載っています。

「高密度」「低密度」とは言いますが、「濃密度」「薄密度」とは言いませんから、
迷ったら、「高い」「低い」を用いるのが無難ではあります。
たとえば、人口密度の場合は、「高い」「低い」だけが正解だということもあり。


ちなみに、本題から逸れますが、
「密である」の反対語は「疎である」です。
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この回答へのお礼

辞書に高いと、濃いの両方があったんですね?
貴重な情報、ありがとうございます。
人口密度の場合は、高い、低いだけが正解なんですね?
密度を濃くするのは、食塩水なんかの場合に使われるのでしょうか?
いろんな言い方が実際に使われていたから、答えに迷いが
生じてしまったんだと思います。
でも、テストの答案には高い、低いが無難ですね。
はい、「密」の反対語は「疎」ですね。思い出しました^^
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/03/10 17:46

私は、最近まで「密度」と言えば高い・低いしかあり得ないと信じていましたが、どうやらそうでもないようですね。

しかも「高・低」、「多・少」、「濃・淡」の使い分けに関して今のところ規則らしきものも発見できていません。
ちなみに国土交通省の都市計画に関するページに次のような文がありました。

「主要用途ごとに目指すべき市街地像を具体的に想定しながら、予定されるおおむねの利用容積率又は利用密度の強弱を示すことが想定され、特に、高密度の利用を指向する場合には、併せて実現すべき市街地像を建築物の形態、配列等を明らかにしながら示すことが望ましい」

http://www.mlit.go.jp/crd/city/singikai/sn140426 …

一つの文中に「密度の強弱」と「高密度」が並存するに至っては、もう何が何やらで、ただただ茫然とするばかりです (笑)

というわけで、明快な回答を示せなくてすみません ( ^^;
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この回答へのお礼

密度の強弱…また新しい説が出てきましたね^^
しかも役所の計画書の中からとなると、ホントにもう何が何やら、ですね。
明快な答えが無い、というのが、明快な回答かもしれません。
日本語は時代の流れで変化するらしいですが、流行語じゃないんだから、正解があるはずですよね。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/03/10 17:37

密度はある質量が、空間あるいは面上、線上にあるとして、これら空間、面、線の上に存在する量と、それぞれ対応する体積、面積、長さに対する比のことをいうものです。


比率ですから、多いとか濃いという表現はちょっと変じゃないかと思います^^;

高い、低いでいいと思いますよ。
人口密度のように、割るもの、割られるものの単位が違うとこんがらがっちゃいますよね。
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この回答へのお礼

私も聞かれた時瞬間的には、高い、低いと思ったのですが、
いろんな言い方を聞いたような気がして、考えれば考えるほど、
分からなくなってしまったのです。
そうですね。何人、や、何本のように単位が違ってくると、
、人口密度が多い、毛の密度が濃い、なんて自然に使ってしまいそうですね^^
明快な回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/10 17:22

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