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糸偏の漢字を書くときに、糸の下を点3つで書くのが癖づいています。

今、履歴書を書いていて、欄外の注に、
『文字は崩さず楷書で書く』
とありました。

糸偏の下を点3つで書くのは楷書ではないのでしょうか。

A 回答 (4件)

 質問者さんの書いておられる「点三つ糸偏」こそ、由緒正しい本来的楷書です。

楷書のできた昔からずーーーっとその形で書いてきたのですが、活字体の影響を受けて「小糸偏」が跋扈するに至りました。仔細を述べますとなかなか長くなりますので割愛いたしますけれど……。
 ではありますが、「点三つ糸偏は間違いだ!」という認識をしておられる方もいらっしゃいますので、長いものには巻かれろと申しますか、厳密には「点三つ糸偏」のほうが楷書としては正統なのですが、「小糸偏」を用いたほうが無難かと思います。極めて不本意ですが……。
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この回答へのお礼

確かに、昔の文書などでも点3つが使われていて、『糸』は使われていませんね。そう考えると、正しいのがどちらか分かる気がします。
ただ、仰る通り、これを楷書と認めていない方もいるので、『糸』で書いた方が間違いなさそうですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/09 18:51

#3さんの回答の通りです。


楷書体は[ヽヽヽ]と書きます。
お使いのパソコンに「○○楷書体」というフォントがあったら、プリントして御覧になればお解りでしょう。

ただ今の若い人たちは漢和辞典の見出しの通りが正字で、そうでないものは俗字だという認識の人が多いので、やむを得ません。

話がそれますが、
シンニョウも明朝体はすべて
 ヽ
 ヽ
 フ
の形で、楷書体は
 ヽ
 フ
 つ
がつながって
 ヽ
 ろ
の形になっていても、画数としては全体で4画に数えたのです。
「当用漢字」の字体を決めた人たちが「みんな点は1個しか打っていない」と言って、「近」「道」などの明朝体を点1個の“新字体”に変えてしまいました。
「邂」「逅」など表外漢字は放置されたのでもとのままです。
教科書体は糸ヘンに関しては明朝体に合わせましたが、シンニョウは昔の形のままにしました。
その結果、
 ヽ
 ろ
の形のシンニョウは新字体「近」「道」に対応するもののように受け取られ、
「邂」「逅」は点がもう一つ必要だとしてPCのフォントをデザインする人が
 ヽ
 ヽ
 ろ
という嘘字をこしらえるに至りました。
(リコーのHG書体は嘘字造りをしていません。)
また戸籍のデジタル化でも「邊」のシンニョウが、原本では
 ヽ
 ろ
の形に書いてあるのは一点シンニョウで、「邊」の二点シンニョウとは異なるとして作字するようなことになっています。
「当用漢字」のもたらした混乱はこのほか示ヘンにもありますが今は省きます。
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この回答へのお礼

漢字の変化の形態を教えていただき、非常に興味深く読ませて頂きました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/09 18:52

糸の下の部分を点三つで書くものは実際には存在します。

俗字(これは世間にある程度使われてないといけませんので)というか誤字なんですけど。実際、戸籍上、名前などに使われていたこともあります。但し、最近は戸籍も電子化されてきた為、変更を余儀なくされているようにも思います。その辺のことについては以下のURLが参考になるかもしれません。

http://www.taro.org/ml/hardcopy/page03.htm

質問の履歴書を書く場合については、点三つは避けた方が賢明です。『文字は崩さず楷書で書く』という言葉にがちがちに縛られる必要はありませんが、見やすい(読みやすい)ように書くのが原則です。たまにものすごい癖字で判読に苦しむような履歴書を見ますが、それだけで評価は下がってしまいます。ふだんとは勝手が違って、書くのに時間がかかるかもしれませんが、丁寧に小さすぎない字で書けばOKだと思います。厳密な楷書にこだわることはないはずです。

この回答への補足

点3つが正当な楷書らしいですが、私も楷書かどうかを質問してしまうように、一般に楷書と受け止めていない人も多いようです。
確かに、『糸』で書いた方が懸命ですね。

ありがとうございました。

補足日時:2008/04/09 18:54
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楷書ではありません。

くずし字というよりも、「癖」だと思います。
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この回答へのお礼

他の方の回答より、点3つが正当な楷書であることが分かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/09 18:54

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