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ラジオの短波放送を聞きたいと思い、受信機の購入を検討しています。
ここで質問なのですが、バンドが指定(『7バンド』など)されている
ものと、オールバンドというものがありますが、この違いは何なのでしょうか。
また受信に関しては、どちらの受信機も特に資格などは
必要ないのでしょうか。
初心者で申し訳ありません。
知っている方がいましたら、よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

 tompinkさん こんばんは



 例えばAMの中波放送の場合、531KHz~1602KHzと言う決められた周波数帯での放送をしています。それと同様で短波の場合も決められた周波数帯でほぼ全ての短波放送局は放送を流しています。この決められた周波数帯の事を「メーターバンド」と言います。例えば7バンド受信出来る短波ラジオの場合は 7種類のメーターバンド帯を受信出来る機能が有ると言う事です。

 一般に短波放送に使う周波数を「短波帯」と言い、周波数的に言えば「2.3MHz~30MHz」を言います。短波放送としてラジオ放送を流している14種のメーターバンド以外に、この周波数帯を使っているものにはアマチュア無線に使っている周波数帯や昔流行ったCB無線に使われている周波数帯やラジコンに使われている周波数帯などが有ります。これらの全ての周波数を受信出来る(つまり「2.3MHz~30MHz」の全ての周波数を受信出来る)機能を備えているラジオを「マルチバンド(または オールバンド)」と言います。

 tompinkさんの用途として短波放送しか受信しないと言うなら、短波放送用の周波数帯しか受信できないラジオで十分です。短波放送以外のメーターバンドの周波数も受信してみたいと言うのなら「マルチバンド」のラジオが必要になります。

 1970年代には「BCL」(Broadcasting Listener を略した言葉)が流行り、ソニーやナショナル等から3万円位で買える高性能なポータブル短波ラジオが沢山発売されていました。今はBCLのブームも廃り、短波帯を受信出来るラジオ自体が少なくなっています。これらの短波帯が受信出来るラジオさえ有れば、資格なんて関係無しに短波放送を聞く事が出来ます。
 上記した通り通りBCLがブームだった頃と違って簡単に使える高性能な短波ラジオが今ではあまり存在しない関係で、高性能を求めてアマチュア無線用の短波帯受信機を使う方が増えています。

 多くの方が聞かれるAMの中波放送の場合は、例えばNHK東京第一放送(JOAK)が594KHzで一年中放送していますよね。短波の場合は季節によって電波が飛び易い・飛び難いと言うのが有り、春~夏・秋~冬と年二回周波数を変える放送局が殆どです。したがって色々な情報を仕入れてないと、お気に入りの常時聞いている放送局が有っても、季節で聞けなくなってしまう場合も有ります。BCLがブームだった頃は、色々なBCL関係の雑誌が有り色々な情報が簡単に手に入ったのですが、今では難しくなっています。イギリスから「ワールドラジオテレビハンドブック(略して WRTH)」と言うほぼ全世界の放送局の周波数を網羅した辞典みたいな本が年一回発売されています。それを見れば 季節毎の周波数の変動等色々な事が解りますから、一冊はお持ちのなられると良いでしょう。大き目の洋書書店で手に入ると思います。

 短波放送の場合、AMの中波放送と違って受信し難い点が数々あり、アンテナ等専門の道具が必要になります。この点を記載するとここでは治まらない位の長文になりますから、割愛します。

 以上簡単に記載しました。何か聞きたい事が有りましたら再度質問して下さいね。
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この回答へのお礼

とても詳しい解説ありがとうございます。
短波は結構マニアックなものなのですね。
単純なものではなく、少し複雑な感じが、またおもしろそうです。
これを参考にして、いろいろと試してみたいと思います。

お礼日時:2008/04/05 22:27

 私は一級無線技術士の資格を持っていて以前はアマチュア無線局も開いていました。


 インターネット等のIT全盛時代に短波無線ですか、とても懐かしくて一言述べさせて頂きます。
 現在入手出来る受信機や、重要なアンテナ等に付いて参考URLに情報が有りますので御参照下さい。
 他の回答者様が詳しく述べられているので、説明は省略させて頂きますが、今でもBCLカードは送られてくるのかな?
 海外の放送局の放送を受信した旨と自分の設備、受信状態、放送内容等に付いて手紙で報告するとBCLカードと言う受信証明の葉書が送って貰えました、此れを集めるのがBCLファンの楽しみです。
 アンテナに付いては、電波を送信する訳では無いので受信する波長と関係無く、適当に長い物(ロングワイヤーと言う)を屋外に設置すれば良いでしょう、但し周囲に電波障害物や雑音源が有ると受信状態が悪くなるので工夫が必要です。
 尚、アマチュア無線で災害現場の状況等を傍受すると生々しい情報が聞けますが、ANo.2様の回答通り、通信内容と通信周波数等の情報を外部に漏洩すると電波法違反になりますのでご注意を。

参考URL:http://www.hp.infoseek.co.jp/~josefzenchan/recei …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなり、申し訳ございません。
とても詳しい解説、ありがとうございます。
BCLカードというものがあるのですね。
そういえばどこかで聞いたことがあるような気がします。

「参考URL」等を見ながら検討したいと思います。

お礼日時:2008/05/04 09:41

こんにちは。


短波放送は短波帯内の周波数で放送している放送です。
短波帯は3MHz~30MHzと決まっていますので、この範囲がすべてダイアルできるラジオを一般的に「オールバンド」といいます。
「オールバンド」といっても法律などで決まっている言葉ではないのでメーカーによって多少違うかもしれません。
7バンドとなっているものは、それをスイッチで7つに分けて切り替えながら受信するものを言います。見るとわかりますがダイアル表示が7列になっていると思います。
分かれていれば放送局を細かく特定しやすくなる目的があります。主に短波放送をよく聴くために設計されたラジオはいくつかのバンドに分かれています。
ただし、分かれていれば性能がいいというわけではありません。

受信に関して特に免許や資格は要りません。どんなラジオでも通信機でも、聞こえる放送や、通信内容を受信することは問題ありません。
ただし、放送局のラジオ番組なら問題ありませんが、特定の通信を聞いてその内容を他人に話すことは禁止されています。

短波帯の受信は35年くらい前に「BCL」などといって、一般にBCLラジオと呼ばれる短波放送が感度良く受信できるラジオで受信夢中になったすごいブームがありましたが、最近は海外の日本語放送も少なくなり、短波ラジオも個性的なものが少なくなってしまいました。
もちろんいまでも各国語の放送や、アマチュア無線などはちゃんと聞こえてきます。また海洋を飛ぶ旅客機や意味不明の通信も聞こえるときがあります。
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この回答へのお礼

解説ありがとうございます。
短波ではいろいろな情報を受信できるのですね。
「特定の通信を聞いてその内容を他人に話すこと」
をしないよう受信の際は注意したいと思います。

お礼日時:2008/04/05 22:33

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