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表題通りです
2ピースロッドと1ピースロッドの違いにつきまして
教えて欲しいのですが

私はバス釣りをするのですが
今までずっと1ピースロッドを3~4本使用しています
しかし、収納や持ち運び上、2ピースにしようかと思っていますが
具体的に2ピースロッドと1ピースロッドではどう違うのでしょうか?
単純に大物を釣ったときの折れやすさや感度などでしょうか?

私は基本はボートで釣りをします


お詳しい片何卒宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

どうも、釣りバカです。



#1さんが良い線行ってる回答なので少々かぶってしまいますが、ちょっと目線を変えたところからお話しましょうか。

まず「尺@@万円」という言葉を聞いたことがありますか?
これは主に和竿特に紀州ヘラ竿で用いられる言葉なんですが、例えば「尺1万円」なんて使い方をします。これは「1尺につき1万円」という意味で、一般的なヘラ竿は十尺(じょうしゃく)~十五尺(じょうご)ですから買おうとしたら10万~15万円、という意味です。もちろん腕の良い職人の“作品”ともなると「尺2万」「尺3万」…と高価になっていきます。それはなぜか?

本当なら竿は継の無い延べ竿すなわちワン・ピースが良いに決まっています。何故なら切ってないから。これはクドクド説明しないまでもお分かりですよね?(時にリールを使わない竿を「延べ竿」と呼ぶ人がいますが、これは間違い。「延べ3000人の参加」の「延べ(頭からケツまで通して)」と同じで、リール竿と区別する時は「手竿」と呼びます。)
しかし切った竿でも切った感じがしない竿を作ったら…実釣でこれほど有難いものはありませんね。もし継ぎ竿なのに延べ竿のように気持ちの良い竿があったらどんなに良いでしょう。
実はあるんです。「尺2万」とか「尺3万」とか高額を取っている竿師の竿は「いかに継を感じさせない竿を作っているか」で金額が変わっているのです。

つまり継部分がブランクに追従すれば継は感じない、継がブランクとより密着していれば感度は損なわれない、たったこれだけのことなんですがこれが実に難しい。ブランクとより密着させるために0.0Xmm(Xミクロン)の精度でフェルール(継ぎ部分)を摺り合わせなければ隙間ができてしまう、ブランクに追従させて折れない材料を探すのに手間暇が掛かってしまう、というわけ。何となく想像がつきますよね?たったこれだけのことがいかに大変な課題であるかという事が。
なにしろ日本でも江戸時代から「いかに述べ竿のような継ぎ竿を作るか」が竿職人の課題で、それが21世紀の現代でもこれといった答えが出ていないのですから大変な話です。また欧米では70年代にグラス・ロッドが登場してからようやく継ぎ部分の問題に取り組んでいる事を考えてみると、「日本って、釣りの超先進国だったのね」と改めて感心します。

当然釣り具屋さんに常に並ぶような竿だと「安定して大量に」生産できなければなりませんが、時計並みに高精度でスペースシャトルの耐熱パネル並みに強度が求められるフェルールを生産するとなると大変なコストが掛かってしまいます。それこそバスロッドなのに15万、とか…それじゃ商売にならないので残念ながら「ワン・ピースが良いに決まっている」と言わざるを得ないのです。
しかしこれもメーカーによって違うようで、以前のシマノのようにかなりいい線行っているアクティブ・フェルールというものもありましたが「メーカーの技術力」というものが大きく影響してくるのも事実。バス・ロッド・メーカーに限定して言うと…残念ながらそこまでの技術力が伴っていないのが現状のようです。
また相変わらず「実質不況」が続いているのを証明するかのように「金の掛かる事は、やらん」と言わんばかりに近年リリースされているロッドの大半は「安い。けど…」と思うようなものばかり。これが継竿ばかりでなくワン・ピースでも感じてしまうから悲しくなってくる。なので少しでも技術力をケチらないメーカーを探すのが肝心でしょうね。

こんな時代ですから、特に国産はしばらくは継竿にあまり期待できないというのが個人的な結論です。ただしちゃんとした竿職人が作った竿は別ですよ(ルアー・ロッドでは無縁な存在ですが)。

蛇足ながら下手に高精度な機材を投資しても職人の感覚による技には適わないというのも事実で、名匠の作った竿を科学的に解析した所0.00Xmmしか狂いが無かった、という例もあります。放送機器のレンズも最後は人間の手で磨かれている、ロケットやシャトルや新幹線の突端部分も人間が手で金属を叩いて作っているという例からも、人間の本来持っている感覚の力というものはものすごく精密なものです。問題は匠のように普段から感覚を磨いているか、という点ですが…

まずは人の言葉に惑わされずに「良い竿」を見極める目を養いましょうか。
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この回答へのお礼

釣りバカ様

いつも誠にありがとうございます

参考になりました!

お礼日時:2008/04/11 04:15

通常の使用の場合はそんなに変わりません。

同じ性能や使用感は望めませんが、1Pには1Pなりの良さ(感度やしなりなど)2Pには2Pの良さ(楽携帯やティップのみ変更による多スペック)があります。大物を釣った時の折れやすさは言うほど変わりません。それは腕ですね。道具を使いこなして何ぼです。
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私も以前は車の関係でベイトもスピニングも2Pロッドを使用していました。


ある日、某河川にバスを釣りに行ったところ眼前でシーバスのボイルが起こり無謀にも8lbラインに1オンス以上もあるシーバス用のルアーを直結で結んでフルキャストを繰り返しました。
何投目かで継ぎ目が緩んでいた2Pロッドのティップ部がラインをブッチ切ッテ遥か彼方に飛んで行ってしまいました。
またある日は、ウェーディングシーバスから上がって着替えを済ませて帰り支度も終わったのでラゲッジを閉めようとした瞬間に後部座席で寝ていたカミサンが何かを取ろうとした拍子に2Pロッドの片割れがコロンと転がり運悪くドアに挟まれて真っ二つに・・・
ある日は接続部が緩まないようにタップリとフェルールを塗ったロッドが3年間も1Pロッドに・・・ 
もう一本はカミサンがフェルールとリップクリームを間違って塗ってしまい初使用以来、完全に1Pロッドに・・・

前置きが長くなりましたが、以上の経験から私は1Pロッドに乗換え、そのために車も1Pロッド搭載可能な車種に乗り換えました。

私の拙い釣技と経験からお話すると2Pロッドはバット部とティップ部の接続があるためロッドのベントはティップ部を中心に曲がります。
そのため極端に軟らかいティップと重剛なバットという組合せのロッドも存在するわけですが、特にランディング時に自分では充分寄せたとバット部で感じてもティップ部が遊んでしまい思わぬ抵抗に魚をバラシてしまうような事が何回かありました。
しかし、FLYロッドに多用されるような3~5Pのロッドだと各セクションが連続してベントを描くようブランクが設計されているので2Pロッドを使うよりも感覚的には1Pに近いようなアクションが得られました。
それ以来、荷物の制限等でパックロッドを携帯する場合には4P程度のマルチピースロッドを使用しています。
しかしキャストフィールは残念ながら1Pのようなしなやかさに欠ける感じがします。

本来、ロッドのブランク設計は1Pを基準として設計されていると思うので同モデルでも1Pと2Pでは明らかにアクションが違います。
2Pでもスムーズなキャストフィールとベントカーブを描く製品も存在するとは思いますが、これはあくまでも感覚の問題なので自分で色々なロッドを実際に使ってみるしか無いのではないでしょうか。

まとまりの無い話で申し訳なかったです。
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