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名目賃金、名目賃金率よくわかりません。分かりやすく説明してもらえますか?

A 回答 (1件)

簡単にいうと、名目賃金というのは、労働者が受け取る額面の給料のことです。

給料が賃金率という言葉は、単位時間当たりの賃金という意味です。ですから、毎月の給料が(税金とか社会保険の天引きとか難しいことは抜きにして)100万円という場合、名目賃金は100万円ということです。

しかし、去年に比べて物価が2倍になっていたとしたら、同じ100万円でも去年と今年とでは買えるものが違ってきますね。大事なことは、100万円そのものの値ではなくて、100万円という給料で何が買えるか(=購買力といいます)という点です。ですから、物価の変化率を加味した「実質の」賃金を知る必要があるわけです。たとえば、去年の同じ時期より物価が2倍だったら実質賃金は50万円(100万円÷200)×100と計算します。この式で200というのは、去年の同時期=100とした場合の指数という意味です。ですから、基準をいつの時点でとるかによって実質賃金は異なることになります。
また、賃金「率」という概念は時間当たりという意味です。給料が名目で固定されたまま、労働時間が増えればそれだけ賃金は目減りするということです。ですから、単位時間当たり&実質ベースでみることになります(実務上は、さらに名目賃金から税金と保険料などを控除した「可処分所得」の多寡を議論します)。
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