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岡に来て両腕に白い帆を張れば風はさかんな海賊のうた

という、短歌の意味を教えていただけますでしょうか?
特に、白い帆というもの事体が指し示しているものや、岡と海賊がどういう意図で登場したか?といった基本的な部分を知りたいです。

お分かりになる範囲で結構ですので、どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

この歌は、昭和15年発表の『魚歌』に収録されているものです。

戦時中の子どもの遊びを見て、それを詠んだものかなと思います。小高い丘の上で、白い布をマントのようにひらひらはためかせている状況が目に浮かびました。布がはためいて、ばたばたいっている音が海賊の歌のように聞こえるさまを表現したのかと思います。

斉藤史さんの幼馴染の青年将校が二・二六事件の首謀者の一人として処刑され、軍人であった父親は5年の禁固刑を受けている状況を考えると、白い布は死装束を連想させる気もしますが、暗い時代だからこそ天真爛漫な遊びが、逆に象徴的に感じます。
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この回答へのお礼

お礼遅くなりました。
回答ありがとうございます。
時代背景を踏まえた解釈が、すごく参考になりました。

お礼日時:2008/06/03 21:44

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