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「海底二万海里」の中で、
ノーチラス号の副官が双眼鏡で水平線をぐるりと見渡して、ハッチに向かって毎朝同じことを言うシーンがあります。
「ノートロン レスポック ロルニ ヴィルシュ」という一文ですが、
これは何語で、なんと言っているのでしょうか?
ご存知のかたがいらっしゃれば教えてください。

A 回答 (2件)

poporo2008 さん こんにちは



「ノートロン レスポック ロルニ ヴィルシュ」
原文では-Nautron respoc lorni virch-です

幼少の頃に、ラテン語やギリシア語を勉強した作者は
多国籍(いや無国籍?)な乗組員からなるこの乗り物
での、指示命令の言葉を、何語にするほうが、臨場感
それが醸し出されると考えたか、それは造語でしょう

意味は、(双眼鏡で)見渡す限り、何も見えないです

どのような言葉をベースにしたか 諸説あります
それぞれの語彙を、一番上手く、繋いでの推測は
(あくまで、仏語と見立てればです)

nautron=無い=仏語 rien
respoc=答える・対応する=仏語 repondre
lorni=双眼鏡=仏語 lorgnette
virch=視界=仏語 vision

これで直訳は、この手にした双眼鏡から見える
視界の中には、何も答える(動いている)ものがいない
つまり、無いもいないとのことです

船長の名前Nemo(ラテン語で、誰もいない)
そのことを言っているように、感じている

真相は、この乗り物で、作者の心の深層を
覗いてみるしか、今となてっはないようだ
アレやコレやと、思いをめぐらすその動き
それが、- Mobilis in Mobili -ですね
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
これは実は中1の娘の疑問だったのですが、
「ここ(ネット)にこういうところがあるから、出してみようか」ということで出した質問でした。
このような懇切丁寧なレスがついて、娘も私も感動しました。
(ボキャ貧にもすごいねー!すごいねー!の連発です)

>船長の名前Nemo(ラテン語で、誰もいない)
というのがまた面白いですね!
娘の疑問でしたが、そういう意味なんだ~と、私にも発見がありました。
日本語翻訳で読んでいてはそこまではわからないので、やはり原書で、
作者の言葉で読む大事さを感じました。
(しかしこんな多言語で造語にされては^^; この部分は別ですね)
この物語の奥の深い面白さを教えていただけた気がします。
娘はこの本を何度か読み返しているので、新しい理解へのきっかけになったと思います。
感謝です☆

お礼日時:2008/06/26 00:02

Nautron respoc lorni virch



これを検索してみるとわかりますが、結局造語でおそらく「何も見えない」ということだろうと推測する意見が多いようです。つまり何語でもないということです。

部分的には nautron は nautilus や nauta(ラテン語で「船乗り」)、英語の naught「無」、lorni は lorn(lose の古い過去分詞)などを髣髴させる部分はあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
これは中1の娘からの疑問だったのですが、レスがついて娘も大変に驚いてました。
検索するためのつづりがわかったので、週末にでもいっしょに検索してみようと思います。(^^)

お礼日時:2008/06/26 00:06

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