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三菱UFJ証券KKのノルウェー地方金融公社円建債券3年ものを勧められました。評価価格が基準価格以上では年12%の利率が適応される条件ですが、基準価格以下では年1.5%となっています。いろいろ条件があり、リスクも高いようですがどうでしょうか。ご意見拝聴できれば幸いです。

A 回答 (6件)

waosamuさん、ご丁寧にお返事までいただきまして恐縮です。



EBに関しては、誤解が広く蔓延していて、書籍はもちろん、フィナンシャルプランナーさんが雑誌に寄せる記事やホームページのコメントにも間違いが多く見られます。

それくらい損をして騙されたと思っている方が多いのでしょうし、説明が足りない(出来ない)金融界の責任だと思います。

leo023さん、当該債券ですが、EDINETから発行者を検索して届出書を見てみました。7/11届出、7/22に訂正届出書が出ているので、これはもう仮募集が終了してますね。

証券会社さんにもよりますが、まあ本格的な勧誘は終了しているでしょう。

利息判定の為替がスポット×85.00%
償還の為替はスポット×67.60%、転換するのはスポット×100%
早期償還がスポット×105%

このスポットが受渡日の7/30に決定されるので、まあこの日の住友不動産の株価次第になりますが、今2200円くらいですよね。

住友不動産のチャートをざっと見る限り、2005年に1500円割れてますから、3年後にこの水準までいってしまえば、元本割れで株券が返ってきますね。

最短投資単位が300万円ですよね。株価がもし3年後に1500円だったら、300万円あれば2000株、買えます。でもこの債券だと、株価が1500円のときに、300万÷2200(正確には7/30の株価)=1363株+端数現金で返ってきてしまいます。

じゃ、株を買ってしまったほうがいいか?と言うと、現株を買うのと違って、この債券は少なくとも100-67.6=32.4%の下落までは元本は割れないし、15%の下落までは利息も12%つく。

なので、リスクばかり高いわけでもない。

ミドルリスク、ミドルリターンなのか、ハイリスク、ハイリターンなのか、どちらかと言えば、他にハイリスク商品を山ほど知っている私としては、ミドルリスク、ミドルリターンに思えます。

でも預金に慣れている人にとってはハイリスク、ハイリターンといって差し支えないと思います。

このタイプの商品は流行っているので、他の証券会社さんも取り扱っていますし、定期的に売出で出ると思います。

住友不動産に限らず、いろんな銘柄が対象となっていて、選択肢は豊富にあります。迷っているうちは決断する必要はありません。

もちろん、この種の商品を買わない、という選択肢もあります。

最後に、「債券」という形に惑わされないこと。
株式の仕組債は、とっているリスクの中で、参照資産のリスクの比率がとりわけ高いので、自分がエクイティ=株式のリスクを取れるかどうか、冷静にご判断なさって下さい。

この回答への補足

追記有難うございました。ど素人の私ですがいろいろ勉強になりました。今回は見送って今後またいろいろ検討させてもらうことにしました。

補足日時:2008/07/29 23:51
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>whitenessさん



わざわざ、補足をありがとうございます。

私が読んだ本には、EB債の仕組みについて、おおまかな説明が
私がカキコしたような内容ですた。

私自身(正確には父)、今、買わされてしまった仕組み債自身
目論見書読んでもよーわからんかったです。

やっぱりよくわからないものに手を出すもんじゃないですねー

この回答への補足

 皆様いろいろご助言有難うございました。昨日三菱UFJの担当者が訪ねてきたので、いろいろ尋ねてみました。3年満期で期限前償還判定日(年4回で最終が2011年4月)に最終評価価格が転換価格(当初価格~2008年7月30日の東証における対象株式の売買高加重平均価格~の67.6%)以上の場合は額面金額の100%。転換価格未満の場合には対象株式(住友不動産KK.8830)の交付株式数の交付+現金調節額の交付とのことでした。※現金調節額=(確定株式数-交付株式数)×最終評価価格。※確定株式数=額面金額÷転換価格。※交付株式数=確定株式数以下で単元株数の最大整数倍→1,000株や2,000株など。
 最悪の場合は住友不動産の株を額面額分所有するということのようです。なんとか内容は理解できましたが。金融派生商品には間違いないとのことです。ミドルリスク、ミドルリターンと言ってましたが。

補足日時:2008/07/27 10:46
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すみません、一部だけ。



waosamuさんのおっしゃることは理解できますし、デリバティブ商品で損している方が多いのも事実です。

そして繰り返しますが、理解できないものに投資するのはおすすめしません。

ただ、誤解があるようですので、補足させてください。

「その4千円を販売会社や発行体に入る。販売側はすごいもうかりますよね!」

これは事実と違います。
デリバティブ部分は、多くの場合、販売会社と発行体とは関係ありません。同グループの企業の場合もありますが、この三菱UFJ証券さんの例では完全に異なる企業が裏でデリバティブを提供しています。

ですので、販売会社は心底、株価上昇を願っていることでしょう。
お客様を怒らせて嬉しいわけがありません。

発行会社にとっては株価はどうでもいいことです。
彼らの目的は、彼らが望むレートでの資金調達ですので。

では貴方がとったリスクの相対にいるのは誰か?
そのデリバティブ提供者です。

発行者に代わって12%or1.5%という利率や、償還時に株式を用意するのもそのデリバティブ提供者です。

では4千円が彼らに入るのかといえば、それも違います。

彼らのとっているリスクと、投資家のリスクでは性質が違うんです。

投資家は株価が下落すれば損しますが、デリバティブ提供者は、彼らが払ったデリバティブの対価(単純には12%or1.5%)以上にトレード収益をあげられなければ損します。

そしてそれはボラティリティ、株価の変動率次第で、株価の方向(上昇か下落か)ではないので、投資家が4千円損しているとき、彼らも同じだけ損していることもありえるし、あなたに無事、元本100%が返ってきたとしても、彼らも十分利益をあげて喜んでいることもあるのです。

結果がどうなるかは誰にもわかりません。

ただデリバティブ商品は複雑で、一般的にはwaosamuさんのような誤解も蔓延していて、一方でなにも理解できないまま、安易に投資してわからぬまま損失を抱える方もいらっしゃいます。

個人的には理解していないであろう身近な人の投資は止めさせますが(結果に責任とれませんし)、自分では、あ、これ欲しい!と思うものもあります。

そして今回は、繰り返しになりますが、理解できないものに投資するのはおすすめしません。
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補足をありがとうございます。



はっきり申しましょう。絶対お勧めできない商品です!
「デリバティヴ」という文字が無くても、おそらく目論見書には
「金融派生商品」とかそんな文字があるのでは?

特に、問題は
>満期償還については「最終評価価格が転換価格(当初価格の70~80%)未満の場合、交付株式数の対象株式の交付および(もしあれば)現金調整額により償還される」と記載されています。

もし、基準価額が下がれば、その交付株式だってメチャクチャ値段下がってるはずです。昔はやったEB債の変化系かな?

 例えばですよ、ある会社に対して1万円の債券(社債など)を持ってるとしますよね。年率10%くらい。ただし、その会社の株式が現在1万円で、その株価が4割落ちたら、社債は償還せずに株式を渡すッテナ感じの仕組み債の変化系ですよ。
 上記の例でいうと、株価が6千円になったら、社債は償還されず、6千円の株をもらうはめになる。4千円も損しますよ。
 その4千円を販売会社や発行体に入る。販売側はすごいもうかりますよね!

 つまり住友不動産の株価の下落をあなたのようなカモ(怒ったらすいません、でもあなたのようなカモ向け商品なんです)で損失をヘッジするわけです。

 この商品の投資家にとって怒りをかうことは、どんなにもうかっても
あなたは年率12%ですよね?
 でも損失はその株価の下落分です。いくら損するかわかったもんじゃないですよね?
 ですから、こういった商品を「ハイリスク・ローリターン商品」というんです。
 
 投資意欲わきます?そして、仕組みを知ったら、こんな商品誰も買いませんよね?だからカモ用商品なんですよ。

 三菱って銀行や証券会社など、グループでけっこうこういう商品出してるらしいんですよ。またやってるんだなーって感じです。

 長くなってしまいましたが、まとめますととてもお勧めできません。
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この回答へのお礼

詳細なご回答有難うございました。ハイリスクローリターンだと認識できました。一応話は聞いてみますが今回の投資は見送るつもりです。重ねて有難うございました。

お礼日時:2008/07/25 23:18

こんにちは。


間違いなく、デリバティブを組み込んだ仕組債です。

理解できないのであれば、投資はおすすめいたしません。

とはいえ、盲目的に悪質な商品でもありません。

デリバティブを組み込んだ投資信託よりははるかにマシですし、リスク、リターンはそれなりに見合っています。

つまり、高利率はハイリスク?という質問には、そのとおりです、という答えになります。

償還のところは、おそらく、住友不動産の株価が、その債券の受渡し日に決定される価格よりも、償還時の株価が下がっていたら、住友不動産の株を渡されるはずです。その場合は、元本割れです。

貴方が負担するリスクで一番大きいのは、住友不動産株のボラティリティ=株価の変動率(株価がどれくらい期待からぶれるか、であって、株価が下がる確率ではない)です。

その変動率をどう見るか?でこの債券はプライシングされていますが、その妥当性はプロの間でも意見がわかれますので、投資するかどうかのポイントは、

(1)どこにリスクがあるか理解できるか
(2)最悪のパターンを想定でき、それが許容できるか
(3)リターンが魅力的か

この場合、

(1)住友不動産株の変動率(貴方にとっては下落)
(2)株が下落して3年間1.5%の利率で、さらに3年後、元本の代わりに下落した住友不動産株を渡される。株価がいくらになるかは誰もわからない。貴方の同株への見通しは?
(3)12%は魅力的ですか?

でも最後に念のため。
理解できないのであれば、投資はおすすめいたしません。
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この回答へのお礼

わかりやすいご回答いただき随分すっきりしました。投資は見送る方向です。有難うございました。

お礼日時:2008/07/25 23:24

いわゆる、「ノックイン」とか「トリガー」とか


そんな言葉が、パンフレットにかいてませんか?

基準価額の上下で利率が変わるってのは
素人にはよくわからないデリバティブが組み入れられてることが多いですよ。
 私自身(正確には父)そういう商品で痛い目に会いました。
担当者は、当たり前と言ったら当たり前ですが
、高い利率のみ強調して、リスクはあまり説明せずって感じですた。

とりあえず、目論見書を読んだ方が良いですよ。
全部読む必要ありません。最初の方に、「デリバティブ」とかそんな文字があったら、やめた方がいいですよ。
 または、担当者にリスクを聞いた方がいいです。
そこで「デリバティブ」とか言ってたらやめたほうがいいです。
こういう仕組み債は「ハイリスク・ローリターン商品」の典型です。
販売側はもうかるんですけどねー。

とにかく「ノックイン」とか「デリバティブ」とかそんな文字が
パンフにあるか担当者に確認することです。
 そこの補足をお願いします。

この回答への補足

早速のご回答有難うございます。この商品の満期償還日は3年もので、年4回の利払い日があり、「対象株式の東証終値がトリガー価格以上となった場合、本債券は額面金額の100%で期限前償還される」ということと、「評価価格が基準価格(当初価格の85%)以上なら年12%、それ未満なら年1.5%の利率が適用される」とあります。満期償還については「最終評価価格が転換価格(当初価格の70~80%)未満の場合、交付株式数の対象株式の交付および(もしあれば)現金調整額により償還される」と記載されています。満期償還については複雑な記載で良く理解できません。対象株式は住友不動産の株のようですが、担当者に明日確認予定です。デリバティブの文字は最初の方では無いようですが内容はそのようでしょうか。

補足日時:2008/07/25 21:01
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