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 クメール語の二重子音では、後の子音が脚になると理解しています。
しかし、笑う(ニョニュム)や固まる(コーク)は、二つ目の母音がいずれも脚になっていません。
これは、なぜでしょうか?
ご存じの方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

えーと、質問の中の


> 二つ目の母音がいずれも脚になっていません。
は「二つめの子音が」ということでよろしいですね。

> クメール語の二重子音では、後の子音が脚になると理解しています。
という文章はある意味で正しいのですが、どう理解されているのかが、いまひとつ不明です。

まず音節を考えてください。日本語の音節はほとんど「子音+母音」ですが、クメール語の音節には「子音+母音」と「子音+母音+子音」があります。英語で言えば、myは前者で、mineは後者です。(この場合、母音は短母音でなくて二重母音ですが)

カンボジアの子音文字は母音の音を含んでいる場合がけっこう多いです。ニョニュムのニョ(nh)も、コークのコー(K)の文字もこれです。
したがって、音節を考えると、ニョニュムはニョが「子音+母音」、ニュムが「子音+母音+子音」となります。初めの音節が母音で終わっている場合、次の音節の最初の子音は脚にはならず、ふつうの形で書かれます。
一方、初めの音節が子音で終わっている場合には、次の音節の最初の子音が脚となって、「初めの音節の最後の子音」の下にきます。

コークのコーも「子音+母音」なので、ニョニュムの場合と同じく、次のク(K)の文字は脚になりません。

この回答への補足

 ご回答ありがとうございます。

> > 二つ目の母音がいずれも脚になっていません。
> は「二つめの子音が」ということでよろしいですね。

 はい、そういうことです。
失礼しました。

 ご説明、理解できたと思います。
「音節末以外で、母音記号を伴わない子音文字は、母音を含んでいると考える」
「子音文字が二つ並んだからと言って、後ろの子音文字を脚にするとは限らない。
 前の子音文字が母音を含んでいる場合に、脚にしない。」
「逆に、前の音節が子音文字で終わっている場合、次の子音文字とは二重子音というわけではないが、後ろの子音文字を脚にする」
ということでしょうか?
よろしくお願いします。

補足日時:2008/08/03 10:55
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> ご説明、理解できたと思います。


それはよかったです。なかなか日本語の文字だけで説明するのはむずかしいですから。

> 「音節末以外で、母音記号を伴わない子音文字は、母音を含んでいると考える」
「音節末」ではなくて、単語の末尾でしょう。
また、二つの単語から一つの単語ができている場合(例:氷=トゥク・コク)、初めの単語(トゥク)の末尾も単語末と考えてください。
また、厳密にいうと、頭子音が二重子音である場合の最初の子音は、もちろん母音を含みません。
さらに、語源がパーリ・サンスクリット語などの場合、タイ語と同様に読まない文字を律儀に表記していますが、まったく発音しないんですから、これらの文字も母音を含んでいません。アローム(気分)の最後の文字などです。

> 「子音文字が二つ並んだからと言って、後ろの子音文字を脚にするとは限らない。
 前の子音文字が母音を含んでいる場合に、脚にしない。」
そうですね。上に書いたような例外はありますが、基本的にはそうだと思います。複合語などは後ろの子音文字を脚にしない例ですね。

> 「逆に、前の音節が子音文字で終わっている場合、次の子音文字とは二重子音というわけではないが、後ろの子音文字を脚にする」
「子音文字で終わっている」ではなくて、「子音(の音)で終わっている」ですね。厳密すぎてうっとうしいかもしれませんが、文字が子音文字なのか、音が子音の音なのかによって違うわけですから。

クメール語、たいへんですが、おもしろいでしょう?
話はちょっと違いますが、クメール語は語頭には二重子音があって、日本人にとってはとてもむずかしい発音をするのに、末子音には二重子音はないため、たとえば英語を話すとき、それが発音できないクメール人が多いんです。six(-ks)とかnerves(-vz)とかは聞きとりづらいですね。前者の末子音はch(シッチ)、後者s(ナース)になっちゃうので。

ご存知かもしれませんが、下記のテキストはいいですよ。
http://www.bekkoame.ne.jp/~ema/
がんばってくださいね。
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