プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

調べてみましたが、分からなかったので質問をさせてください。

例えば、社長、部長、自分(平社員)がいるとします。

ある時、社長から部長宛に電話がかかってきましたが、部長は不在でした。
その旨を社長に伝える場合、
「部長から折り返し電話をするよう、お伝えします。」
でよろしいのでしょうか?

取引先から電話がかかってきた場合は、
「申し伝えます」と言わなければいけないのは、分かるのですが、
上記の時はどのようにすれば良いか分かりません。

社内の電話で、尚且つ私より部長が上ですので、
「お伝えする」で正しいのかと思ったのですが、
「申し伝えます」と言っている人もおります。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

社長、部長、自分の関係においては外部の人は一切絡まないので、組織内での上下関係に基づいて敬語を使うことになります。

したがって、部長が自分より目上の人である以上、社長との会話の中であっても、部長に対する事柄を話す際はやはり敬語を使う必要がありす。
ちょっと極端な例になりますが、例えば社員が社長にこう言ったとします。

「社長のおっしゃったことを佐藤部長に言っておきます」

この場合、もし言葉使いにシビアな社長ならば、きっとこう言う筈です。

「おい君、佐藤君は君の上役なんだから、“言っておきます” という言い方はないだろう」

つまり、社長との会話内においても部長に対する敬語は必要なのです。

さて、問題は「申し伝える」という複合動詞が敬意表現と言えるかどうかです。
「申す」は、敬語の分類上は謙譲語に違いありませんが、実際の運用面では謙譲語としての性格がかなり希薄になっており、単に「言う」の丁寧語程度のニュアンスしか表さない場合が少なくありません。極端な例を挙げれば、「確かに申し渡したぞ」などは逆に目上の人が下の者に言う言葉です。
それだからこそ、お客との会話において「必ず部長に申し伝えます」という表現が可能になるわけです。この場合身内である部長に対する行為に敬語は使いませんから、それが不自然でないということは、逆に考えれば「申し伝える」が謙譲語としての性格を半分失っている証拠と言えます。

話を社内に戻しますが、社長との会話の中でも部長に対する行為には敬語を使う必要があることは先述の通りです。したがって、ayk0831 さんがおっしゃる通り、「お伝えします」と言うのが適切で、「申し伝えます」では部長に対する敬意が表現不十分です。

ただし、
「部長から折り返し電話をするよう、お伝えします」

これは「電話する」という “部長 → 社長” の行為に敬語が使われていない点が問題です。したがって次のように言う必要があります。

「部長から折り返し電話を差上げるよう、お伝えします」
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部長に自分が「言っておく」わけですから自分がへりくだっての「申す」→「申し伝えます」が正しいです。


あるいは単純に「伝えておきます」です。
「お伝えします」では身内の部長への尊敬になってややおかしい。でも話者が女の人だったら丁寧と解釈してまああり。
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「申し伝えます」でよいと思います。



この「申す」は、先般発表された文化審議会答申「敬語の指針」で「謙譲語II(丁重語)」とされているもので、「部長に伝える」ということを話の相手(この場合は社長)に対して改まって述べる言い方です。
部長を立てるいわゆる謙譲語(「敬語の指針」では「謙譲語I」)ではなく、あくまでも話の相手に対する敬語です。
したがって、電話の相手が取引先であろうと社長であろうと、同じように使えます。
また、自分が部長で、部下の平社員に電話させるよう伝える、と社長に言う場合でも使えます。

「お伝えする」は謙譲語Iで、部長を立てることになるので、このままだと違和感をもつ人もいるかもしれません。
「…いたす」という謙譲語IIと組み合わせて「お伝えいたします」と言えば、部長を高めつつ話の相手である社長も高めることになり、社内の電話の場合は適切な敬語だと思います。

「敬語の指針」の21ページ「謙譲語II」、42ページの用例15などを参考にしてみてください。

参考URL:http://www.bunka.go.jp/1kokugo/pdf/keigo_tousin. …
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はじめまして。



ご質問1:
<「部長から折り返し電話をするよう、お伝えします。」でよろしいのでしょうか?>

いいえ、以下の点に訂正を要します。

1.敬語を使い分ける基本は、
「誰の言動か」
「誰から誰に対する言動か」
になります。

2.「部長から」:

(1)この場合は「同社内の社長から」の電話ですから、役職で呼んでも結構です。

(2)もし、顧客からの電話であれば、部長の名前で「山田から折り返し~」とします。

3.「電話をするよう」:

(1)これは部長の動作になります。部長は身内ですから、通常は敬語を使う必要はありません。

(2)しかし、電話をかける相手、すなわち、電話をするという動作の対象は社長になります。この場合は、動作の向う対象に対して敬語(謙譲語)を使う必要があります。

(3)ここでは謙譲の接頭語「お」をつけ、「する」の謙譲語「差し上げる」などを補います。

4.「お伝えします。」:

(1)「伝える」のは、「自分から部長に」という身内間の動作になります。

(2)対顧客、対社長の場面で、身内同士で敬語は不要ですから、「お」は誤用になります。


(3)ここは丁寧語「ます」のみで結構です。

5.以上を踏まえて原文に忠実な正しい語法は以下の通りです。
「部長から折り返し、お電話を差し上げるよう、伝えます。」
「部長から折り返し、お電話差し上げるよう、伝えておきます。」


ご質問2:
<取引先から電話がかかってきた場合は、「申し伝えます」>

これも誤用です。

1.「伝言を言う」のは、自分から部長に対してです。

2.「申す」は敬語の一種で謙譲語になります。

3.自分から部長への動作、すなわち身内間の動作に謙譲語は不要です。

4.一方、「申す」には「~して差し上げる」という意味の謙譲語の用法があります。

5.この用法は「他人に何かをしてあげる」ことをへりくだって言う言い方で、名詞に接続して使われます。
例:
「お知らせ申します」
「お供申します」
「失礼申しました」

さらに丁寧な表現だと、語尾がそれぞれ「~申し上げます」になります。この「申します」「申し上げます」は「言う」の謙譲語ではなく、あくまで「してあげる」の謙譲語です。

6.なお、顧客の場合は、役名の「部長」は使わず、身内の名前を呼び捨てにします。

7.従って顧客からのとりつぎの場合、原文に忠実な訂正例は以下のようになります。
「山田から折り返し、お電話を差し上げえるよう、伝え申します」

8.さらに丁寧なバージョンは
「山田から折り返し、お電話を差し上げえるよう、伝え申し上げます」
「山田から折り返し、お電話を差し上げえるよう、伝言申し上げます」
「山田から折り返し、お電話を差し上げえるよう、伝言致します」
「山田から折り返し、お電話を差し上げえるよう、伝えさせていただきます」
となります。

なお、伝言は「自分から部長への」身内間の伝言で、自分が考えた伝言ですから、「ご伝言」などと敬語を使う必要はありません。

9.しかし、相手が「電話してくれ」といった伝言を託したのであれば、伝言は「相手のもの」になりますから、「ご伝言」になります。

その場合の正しい語法は以下の通りです。
「山田から折り返し、お電話を差し上げえるよう、ご伝言を伝え申します」
「山田から折り返し、お電話を差し上げえるよう、ご伝言を伝え申し上げます」


以上ご参考までに。
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通常社長から見ると部長はあなたの「身内」にあたるので「申し伝えます」が正しいと思います。


でも部長が社長の甥っ子だったりするときは「お伝えします」と言っておいた方が受けが良いかも。
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