アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

テントの購入を考えています。
現在使っているものは、ホームセンターで購入した3人用で1万円以下のものです。
こちらは、購入2年目で、グランドシート(床の部分)の素材がポロポロ剥がれ出し、体中に粉の様にへばりついて使い物にならなくなりました。見た感じの素材は、俗に言う「ブルーシート」のように見え、この素材に問題があるのだと考えました。
そこで色々検索してみたところ、グランドシートにも色々な素材があるのがわかりました。
PEやPUと書かれたもの、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエステル・オックスフォードクロスなど・・ 似たような名前や略文字に困惑しています。
メンテナンスや使用後の取扱方でも変わるのかもしれませんが、素材の面で、ポロポロ剥がれ落ちないものは以上の素材のどれにあたりますか?
ご存知の方、教えていただけるとありがたいです。

A 回答 (6件)

元山屋の現役整備士です。



 質問の素材ですが、色々ごっちゃになっている様なので一度整理します。

 まず、質問にある素材名を「種類別」に分類します。

・表面生地その物の素材・・・・ナイロン、ポリエステル等
・生地の織り方・・・・・・・・・・・オックスフォードクロス、タフタ、○○ツイル等
・生地裏側の防水皮膜・・・・・・ポリウレタン、ゴアテックス、ハイパロン等。

で、ボロボロになるのはこの中の「ウレタンコーティング」です。No,1の回答にも有る通り「加水分解」して使い物にならなくなります。表の生地の種類は関係有りません。これは本格登山用テントでも同じ症状が出ますが、安物は素材も低品質ですのでより出易いです。また、使用後干さずに丸めてしまっておくと残留水分によって加水分解が加速されます。
 
 生地裏の防水皮膜は「コーティング」と「ラミネート」があり、コーティング(塗り)素材は名前は違えど基本はウレタン系ですので加水分解が発生し易いです。ゴアテックスに代表されるラミネート(貼り)はウレタン系が少ないのか(ゴアテックスはテフロン系)、今まで加水分解したものを見聞きした事は一度も有りません。

 加水分解を防ぐコツは、とにかく良く「干す」事です。使用後、シーズン終了後、事ある毎によく干す、それしか出来ません。後はきちんとしたブランドの物を買うこと、そうすれば2年でダメになるという事は無い筈です(私のはバイクツーリングで酷使していますが8年目でも問題なし・・・シェラデザイン製)。

 因みに余談

(1)ゴアテックステントが火災で大火傷の危険、とありますが、これは表面素材のナイロンやポリエステルが溶けるから。街で良く見かける「MA-1」フライトジャケットはナイロン製で、機内火災で溶けて肌に密着し大火傷をする為現在は芳香族ポリアミド系難燃素材「ノーメックス」を使用した「CWU-36P/45P」に切り替わってます。また、最近米陸軍のヘリパイロットはノーメックスで作られたジャケットにゴアテックスをラミネートした専用の「エアクルージャケット」を支給されています。ゴアテックスが火災時に問題あるならこういう製品は支給されない(しかも国家予算で)はず。そもそもテフロンは熱に強い(フライパンの表面加工は有名)。

(2)テントの「グランドシート」とはテントの下に敷く防水シートの事。テント本体の床は「フロアシート」という。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

gsbaka1150さんへ
種類別の分類、おかげで頭の中の整理ができました。
使用後に干す事も大切なんですね。
忘れないうちに、現物を見にいってみます。
助かりました。ありがとうございます!

お礼日時:2008/09/18 23:01

No.1のyamame3497です



記述表現が不正確のため
ゴアテックス:燃えるとドロドロに → 引火するとドロドロに
に訂正します。

No.4の方の指摘の通り、メインブレインPTFEは融点が高く難燃剤です。
しかし、これが問題の原因みたいです。
ここで指摘しているゴアテックスとは、表裏生地にナイロンを使用した
一般的なテント用を指します。

ゴアテックス補足:
ゴアテックスに引火するとPTFEにより阻害され炎上せず(炭化が進まず)にナイロン生地がドロドロに溶けて滴下するとの事です。
もし、燃え上がって炭化が進むならば薄い素材なので滴下は少ないのでしょう。

また、アメリカには難燃素材を使用したPTFEテントもあるようですが、ゴアテックス社ではありません。
ゴアテックは商標なのでゴアテックスとして売る事は不可能です。

販売禁止の件ですが、最初に知った時はカルフォルニア州など一部の州だけでしたが、最近は大半の州で販売禁止に・・・
それにより、アメリカではエピックやシルナイロンの透湿テントが開発され主流となっています。
さらにヨーロッパへも禁止が広がっている模様です。
日本でも事故が起これば何れ禁止になるのかも知れません?

PU補足:
ポリウレタンには、エステル系とエーテル系があって
加水分解を起こすのはエステル系だそうです。
エーテル系は加水分解を起こさないものの耐油性が劣り、
エステル系より原材料、加工費とも高価らしいです。
高価なテントが必ずエーテル系とは限りませんが、
安いテントは間違いなくエステル系でしょうね。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

yamame3497さんへ
とても詳しい説明をありがとうございました。
燃える素材のことまで考えていませんでしたが、とても参考になります!
実際に物を見に行って、きちんと素材表示を見てみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/18 22:58

燃えた時の事を考えたらどれも一緒です、コットン以外は(^_^;


ゴアが販売禁止になってる州なんて無いし(^_^;
販売禁止はPBDE


素材の優劣よりもメーカー品を買いましょう、そーすればブルーシートみたいになることはありませんから(^_^; 

どの製品もポロポロ剥がれませんよ。
    • good
    • 1

「グランド・シート」といった場合、普通、テントの下(地面とテントの間)に敷くものを指すと思います。



ぼろぼろになったテント
→100円ショップで売っているようなピクニックシートでも中に敷けば、とりあえず、その、ぼろぼろはしのげるかと思います。


素材云々
→とりあえず、モンベルやアライテントなど、ちゃんとした?キャンプ用品メーカーのものなら、心配無用です。そもそも、ホームセンターで売っているようなテントと、キャンプ用品メーカーが売っているテントは、もう別物みたいなモンです(笑)。
なお、どの素材のテントであろうと、テント内は火気厳禁を謳っています。テント内で火を使うことを前提としたアドバイスは遠慮させていただきます。
    • good
    • 0

No.1のシルナイロン、ゴアテックスは、主にテント本体の素材です。

耐久耐候性も重要ですが安全性はより重要です。
    • good
    • 0

材料系の人間ではないので知っている範囲ですが・・・


恐らくPU(ポリウレタン)素材ではないかと思います
登山靴でよく話題になる問題です
PUは水分(湿気)があると加水分解を起こし高分子状態の鎖が切れて
分子構造がバラバラになり見た目ボロボロに成る様です
早ければ2~3年、日本のような高湿度では遅くても5年位が寿命と言われています

その他の素材
ナイロン:吸水性があり吸水すると強度低下、紫外線被爆でも強度低下。鋭角な角で切れやすい?
※ナイロン系でも吸水しないものがあります

ポリエステル:吸水性が無く耐紫外線性がある。伸縮がないので強度が低い?

シルナイロン:引火しやすく延焼する速度も速いし良く燃えるらしい。このテント内で火を使う時は、絶対首からナイフ類を下げてないと怖い。

ゴアテックス:燃えるとドロドロに溶けて皮膚に付着するとべっとり張り付き深刻な火傷となる模様。アメリカの幾つかの州では販売禁止。
テント内で火を使う気がしないテント。火を使う気がしないテントは買う気がしない。

※下記の2点は最近良く見掛けるけど、良く説明して販売しているのでしょうか・・・
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!