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ヘッドスペースキャピラリーガスクロ(検出器はFID;水素炎イオン化型検出器)にてエチレンオキサイド(酸化エチレン)の定量を行っていますが、このピークの直ぐ後(0.5分以内)にピークを検出した検体があり、このピークが何かが問題になっています。
仮説としてエチレンオキサイドが環化二量化して生成されたジオキサンが分解してジメチルエーテルが生成され、これがエチレンオキサイドの直ぐ後に検出されるのではと考えました。
この仮説がありえるものなのか、また、この物質の特定方法(ガスマス等)はあるか教えて下さい。

A 回答 (2件)

ジメチルエーテルが有力なら、ジメチルエーテルを測定してピークの位置を見ればいいのではないでしょうか。


ジオキサンが分解するのか見たければジオキサンを入れてみればよいかと。
両者とも違うのであればGC-IRやGC-MSなど別の検出方法を使って情報を得て、そこから推定するのが普通でしょうね。

通常は直後にピークを検出しないというのであれば、検出したものとしないもので何の条件が違うのかがわからないと、その仮説がありえるかどうかは判断するのが難しいと思います。
エチレンオキサイド以外の物質が混合しているかどうか、熱処理を行っているのかなど、サンプルがどんなものかによって全然違うでしょうから、可能な限り情報提供したほうが詳しい議論ができると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ジメチルエーテルについては当方に常温常圧で気体となる物質を扱うノウハウ・設備(機器)が無く、定量方法を思いつきませんでした。定性については何らかの方法で可能かと思いますので検討致します。
ジオキサンについてはエチレンオキサイドと共に標準液を作製し比較液として定量しておりますが、ご指摘の通り通常はエチレンオキサイドの直後にピークは検出しません。これについてもジオキサンの熱処理等で当該ピークが検出されるか確認致します。
ひとまずはガスマスを利用しようかと思います。

検体については脂肪酸とソルビトールのモノエステルにエチレンオキサイドを140℃の窒素雰囲気の加圧状態で重合させてもので、これらの原料は何れも工業グレード(試薬級の高純度では無い)であること、他に微量の水や数種の触媒が使われていることから、当方でも微量の不純物による副生物がどんな物質なのか判断がつきかねている状態です。実際のヘッドスペースGCのクロマトグラフでも数十種類の不明なピークが検出されています。
今回についてはピークが近接して重なっており、定量に影響を及ぼしている状態です。
GCの測定条件やカラムの変更でピークの分離は可能かと思いますが、公定書によりこれらが規定がされており、手詰まり状態になっています。

お礼日時:2008/09/25 00:41

高分解能(二重収束)のガス/マスで元素分析します。

それでも分らない場合、17Oや13Cなどで置換した原料でガス/マスして精度を上げる位しかないでしょう。
分取はまず無理ですね。
LCだとLC/NMRという手が最近出て来ましたが…。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。
同定できるかは別にして、ひとまずはガスマスをとってみる方向で検討します。
アイソトープマーカーは検体がエチレンオキサイドとエステルを重合反応した高分子化合物なので置換は困難かと思いました。断念せざるをえなさそうです。
浅学なのですが、LC/NMRはVOCの測定にも使えるのでしょうか?(揮発成分を大量に集めて液化するといった方法でしょうか?)

お礼日時:2008/09/24 20:24

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