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タイトルのとおり堤中納言物語の虫めづる姫君に
ついてしりたいです。
まだまだ知りたてで分からないことばかりなのですが
虫めづる姫君とは実在していたのですか?していたなら
どんな身分でどんな環境に育っていたのでしょう?
虫めづる姫君って本名は何と言うのでしょう?
家来に面白い名前をつけていたそうですが
それってどんなものなんですか?(虫の名前を使って?)

とにかく何も分からないので;;;
堤中納言物語についても教えていただけると
ありがたいです。

A 回答 (2件)

堤中納言物語は面白いですよネ。


昔よく読みました。肩がこらないので好きです。
さて,問題の虫めづる姫君は按察使大納言の娘が主人公の段ですよネ。
按察使大納言は正三位相当ですから,今で言う政務次官であり,同時に按察使(地方行政査察官)を兼務していた方ということですネ。
そこそこの階級の方の娘ということになりますネ。
実在の方なのかどうかは存じません。
本名も知りません。
通り名として「按察使大納言の姫君」であったであろうということは想像できますけど。
ただ,按察使である父君と共に地方にもよく行かれていたのではないでしょうか。
そのために都の形式に囚われた文化ではなく,もっと開放的な進歩的な考えをもっていたのではないかと思います。
家来につけていたあだ名としては;けらを(螻蛄男;昆虫のオケラ),ひきまろ(蟇麻呂;ヒキガエル),かなかたち(カナヘビ),いなごまろ(蝗麻呂;イナゴ),あまびこ(雨彦;ヤスデ)といったものが例示されていますネ。
こんな名前で呼ばれた家来達も可哀相ですが。
堤中納言物語は当時の風習や生活などを記したものとされていますが,様々な思い入れによる誇張や創作も入っているのではないかと個人的には思っています。
文学については完全に素人ですから,ここに書いた自説は専門家からみると的外れかもしれませんが,ご参考までに。
以上kawakawaでした
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すみません、読んだことありません(^_^;)


詳しくないけど困り度3とおっしゃるものですから。

ちなみに堤中納言物語は物語ですので、カテゴリが違いますね。文学でしょうね。というわけで実在していた人物ではありません。(……無い筈です(^_^;))
平安時代の女性の名前って、たとえ実在していたとしても後世に伝わりにくいんですよ。(皇族などは残りますが)
ご存知のように、もっと昔から言霊信仰もしくは中国文化の影響により、女性の名前は他人に知られないようにするものだったのですね。古事記などに「女性の名を聞く=プロポーズに近いもの」という状況が出てきます。百人一首に登場する女流歌人も、みんな本人または近親者の役職名を取ったりしてますよね。

堤中納言物語は中央公論社からマンガで出ているみたいです。もっと字の本でしたら岩波文庫にもあるようです。せっかく興味をお持ちなのだから、早速図書館に行って、どちらかにチャレンジ。
きっと思わぬ出会いが……って、わたしもこれを機会に読んでみようかなー。
それぞれの短編の題名を見ているだけでもちょっと気になりますよね。
今手元にあるのは田辺聖子さんによる「文車日記」「古典の森へ」という本の虫愛ずる姫君についての文ですが、それによると家来につけた名前は「いなごまろ」「けらを」(←おそらくオケラ)「ひきまろ」(←ひきがえる?)などと出てきます。
ちなみに姫君の身分は大納言の娘に設定されています。

余談ですが、古典お好きなら上記の二冊、おすすめですよ。
「文車日記」(新潮文庫)
「古典の森へ」(集英社文庫)
前者は著者の好きな古典に関するエッセイで、短いものが50章(文庫にして5,6ページくらいずつ)。書いてる本人が古典を愛しているので、読んでて気持ちいいですね。
後者は内容は古典に関する談話を本にまとめたものです。談話なだけに脱線も多いけど、より親しみやすい書きかたになっていると思います。
ぜひご一読下さい。

長くなりました。ご質問内容に対する直球の答えじゃなくてごめんなさい。
少しでもお役にたちましたら。
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