対流圏オゾンと成層圏オゾンの違い
成層圏に分布するO3は紫外線を吸収する一方、
対流圏のO3は赤外線吸収をするため、温室効果を持つそうですが、
成層圏と対流圏のオゾンはなぜ吸収波長が違うのですか?
また、対流圏オゾンのうち、「炭化水素、NOx、可視光線」で生成される過程(光化学反応?)について詳しく教えてください。
お願いします。
回答(2件)
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No.2ベストアンサー20pt
大気化学を少しはかじったのですが、様々な素反応が組み合わさった反応サイクルが数多くあり、どこまでを「過程」としてくくったらいいのか私にはよくわかりませんが、一応回答してみます(^^;
NOx、可視光線が関与するサイクルに、NO2の光解離が引き金となる
「NO2-NO-O3サイクル」(1~3)というのがあります。
1)NO2+hν→NO+O
2)O+O2+M→O3+M (Mはエネルギーを受け取る適当な物質)
3)NO+O3→NO2+O2
見てのとおり、オゾンは反応2で生成します。
この反応サイクルに「炭化水素が関与してNOをNO2に変える反応」が
加わると、オゾンが消費されなくてもNO2が生成する「別経路」となり、
オゾンが蓄積します。
「別経路の一例(・OHは触媒)」
4)R-CH2-H + ・OH → R-CH2・ + H2O
5)R-CH2・ + O2 → R-CH2-O-O・(過酸化炭化水素ラジカル)
6)R-CH2-O-O・ + NO → R-CH2-O・ + NO2
7)R-CH2-O・ + O2 → R-CHO + HO2・(過酸化水素ラジカル)
8)HO2・ + NO → ・OH + NO2
これらが、対流圏オゾンが「炭化水素、NOx、可視光線」で生成される過程と言えると思います。しかし、炭化水素が関与してNOをNO2に変える反応は、炭化水素の種類によっていくつかのパターンありこの例が全てではないのでご注意を。
この回答へのお礼
後半について解答ありがとうございます。
まさしく、私が知りたかった事(反応式含め)を答えてくださいました!
「これで環境問題のすべてが分かる!」的な本が結構ありますが、化学的にどんな現象なのか説明してくれる本がありませんでした。
大気化学という分野があったのすね。勉強してみます。
No.1ベストアンサー10pt
> 成層圏と対流圏のオゾンはなぜ吸収波長が違うのですか?
同じ「オゾン」ですので,吸収波長も同じですよ。
違うのは,紫外線は上方から来るので上に存在する「成層圏オゾン」が殆ど吸収してしまうのに対し,赤外線は地表から来るので下に存在する「対流圏オゾン」が殆ど吸収する点です。
参考 URL のQ&Aが参考になるかと思います。
後半は分かりませんので,他の方にお任せします。
この回答へのお礼
実は、参考URLを見ても良く分からなかったので質問させていただきました。
>違うのは,紫外線は上方から来るので上に存在する「成層圏オゾン」が殆ど
>吸収してしまうのに対し,赤外線は地表から来るので下に存在する「対流圏
>オゾン」が殆ど吸収する点です。
結局、↑が分かりやすかった!です。
オゾンが何らかの変化をしている訳ではないということですね。
ありがとうございました。
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