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「サハラに賭けた青春」という書籍に以下のような詩が引用されてあったと記憶しているのですが、この詩の作者とその作者の詩集など発行されていたらタイトルなどご存知の方いらっしゃらないでしょうか。いろいろなところで検索などして探しているのですが、どうしても見つからないのです。どうか、お助けください。よろしくお願いします。

希望

希望にとっては、無限とも思われる苦悩に耐え、死や夜よりも暗い過ちをゆるし、絶対とも思われる権力に抵抗し、その志をかえず、よろめかず、悔いることなきものはよき人であり、偉大な人であり、喜ばしき人であり、自由な人である。これのみが得る、人生を、幸福を、
自由の領域を、そして勝利を。    

A 回答 (1件)

『サハラに賭けた青春』は、冒険家の上温湯隆さんのサハラ横断記ですね。

『サハラに死す』と共に、上温湯さんのサハラへの情熱を知ることのできる貴重な記録文だと思います。私は高校生の頃にこの2冊と出会い、夜の更けるのも忘れて熱中したものです。相棒の駱駝サーハビーと共に苦難の旅路を進む姿は、当時の私に十分な夢を与えてくれました。上温湯さんは若くしてその生涯を終えられたためか、冒険家としては一般的には知られていないようです。その彼のことを話題にする方がいて、私は大変貴重な出会いをしていることに興奮を禁じえません。

さて、ご質問の『希望』の詩についてですが、私も質問者さんと同じようにこの詩に惹かれ、当時図書館や書店で探しまくった記憶があります。私の記憶に間違いがなければ、この詩の作者は、イギリスの詩人でロマン派のパーシー・シェリーだと思います。残念ながら、何という詩集に入っていたかまでは覚えておりません。英国人でシェリーといえば『フランケンシュタイン』の作者であるメアリー・シェリーが有名ですが、実は、パーシーはメアリーの夫なんですね。

パーシー・シェリーに関して日本で知られているのは、『西風の賦』です。その最後の一節にある、

  The trumpet of a prophecy! O, Wind,
  (予言のラッパを吹き鳴らせ! おお、西風よ)

に続く句、

  If Winter comes, can Spring be far behind?
  (春来たりなば 冬遠からじ)

は、あまりにも有名です。ごく普通に使われる言葉なので、日本のことわざだと思っている方も多いことでしょう。

【 パーシー・シェリー 】(ミスカトニック大学付属図書館資料室)
http://www39.atwiki.jp/nameless_city/pages/72.html

以上、ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

詳細のわかるURLまで教えていただき大変助かりました。
しかも、『フランケンシュタイン』の豆知識まで。。
たまたま ロバート・デ・ニーロ主演の『フランケンシュタイン』という映画が大変好きだったので、意外な発見でした!ありがとうございます!

お礼日時:2008/12/22 09:52

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