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フォービズムがゴッホタイプ、ゴーギャンタイプに分かれたのは何故か?これ、知っている方がいましたら、教えてもらえますか?よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

ゴッホタイプとゴーギャンタイプという区分のがよく分かりませんが・・・


ゴーギャンを信奉しナビ派というグループがあるのと関係があるのでは。

表現様式は人それぞれですが、色面を扱いまるでタペストリーのような
色彩配置をしたところに特徴があるのがナビ派です。
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ゴッホの回顧展を見た“ヴラマンク”というフランスの画家が「我々は生なヴェルミリオンとヴェロネースとコバルトで描かねばならぬ」とそこで知り合った“マチス”に語ったと言われています。

その後ヴラマンクは“フォービスム(野獣派)”として多くの作品を生みました。同じ時期にドラン、ブラック、デュフィらも明るい原色の調子で点々と曲線を使って荒いタッチで描きました。ゴッホのうねる様なタッチに影響されたんでしょうね。
ゴーギャンは、「色彩の混合は汚い調子を生むに過ぎない」と言って混ぜない色を並置して、各々が補色関係によって生きた色調になることを主張します。これは後期印象派の点描と違ってそれぞれの色が一つの色面として適用されます。その光と影の大きな色面が、垂直または水平の線や、単純化されたフォルムの中で力強く構成された時に単なる装飾性を離れて「自然の主観的な変革」となって、自然から独立した絵画となり「作品はそれを描いた人間の解明」となるとしています。これこそが20世紀のフォービスムを鼓舞する思考の基礎となったのです。ゴーギャンの主観的で力強い構成と原色のソノリテ(響き合い)がフォービスムを生んだのでしょう。
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