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いま、学校の課題学習で、斉藤茂吉の
「かがやける ひとすぢの道 遥けくて
 かうかうと風は 吹きゆきにけり」
の歌について調べています。
そこで、この短歌の意味の解釈を日本近代文学大系
、現代日本文学大系の2つの本で調べたのですが、
どうしても意味がわかりません。
どなたか意味を知っていたら、教えていただけないでしょうか。宜しくお願いします。
あと、「かがやける ひとすぢの道 遥けくて
 かうかうと風は 吹きゆきにけり」の歌は、
どの歌集に掲載されているのでしょうか?
また、茂吉が何歳の時に書いた詩なのでしょうか?
重ねて、知っている方は、教えてください。
宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

 


別のページで調べると、以下のように、「あらたま」は第二歌集で、大正10年(1922)年刊行になるようです。誕生年が1882年ですから、単純には、40歳か、それ以前の作品ということになります。

>斎藤茂吉 (一八八二~一九五三)
>山形生まれ。医師。明治38年頃に作歌を始め、……大正2年(1913)、歌集『赤光』……、10年に第二歌集『あらたま』を発表。

なお、「かうかう」というのは、「皎々」か「皓々」で、皎々だとは思いますが、これは別に古語ではなく、現在でも使います。「皎々と月の光が照る」などです。古典仮名遣いで記されているので古語という訳ではないのです。

http://www.manabi.pref.fukui.jp/yoka/03/01/06/3- …
 
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おそらく茂吉が印象派の絵画の影響をうけたころの歌集


【あらたま】大正10年刊 の中にある歌でしょう。
ゴッホの絵に「糸杉のある道」という作品がありますが、
太陽と星、生と死等が描かれています。
彼は精神科医でしたので、この作品に影響を受けてこの歌を
詠んだのでしょう。
歌の意味は
「輝いている一筋の道は、遥か遠くだが、
白く明るく風は吹いている」
注:【遥けし】   見渡しがはるか   
  【かうかう】  白く明らかであるさま
万葉調の歌が得意でしたので、古語を使ったのでしょう。
大正2年ごろの歌ではないでしょうか。
参考になさってください。
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>かがやけるひとすぢの道遥けくて かうかうと風は吹きゆきにけり

どういう文脈でよまれた歌かはともかく、このうたを読んでどういう風に読めるかを記します。

>輝きに満ちた(榮光の)道が、一筋、わたしの前にあるが、遙か彼方まで続いており、最終の目的地は、達せられないような遠くにある。ただ、風がこうこうとわたしの周りで吹き、わたしは、遙かな道の彼方に思いをはせつつ、風の響きのなか、たたずんでいる。

少し付加的に想像を加えていますが、短歌としては、心情は伝わりますが、何を具体的に心に感じたのか、そこまでは分かりません。

下の句の「かうかうと風は吹きゆきにけり」は、寂しさ・寂寥を感じさせますが、なお、前進しようという意志の表現とも読めます。「はるかな榮光のひとすじの道、先は限りなく遠く、風は吹きすさぶが、わたしは、進んでゆこう」こういう意味にも読めます。

消極的に捉えると、「輝く遙かな一筋の道へと進みたいが、あまりに遠く、風だけが吹きすさび、わたしは進むこともできないで、そこ、風のなかにたたずんでいる」とも解釈できます。どう読むかは、この場合、決まっていないと思います。

「遙けくて」という助詞の使い方からは、後の消極的な読み方だと思いますが、全体の勢いからは、積極点なうたのように読めます。

なお、この作品は、以下のURLでの文章では、大正2年(1913年)に出された、『あらたま』という歌集に収められているそうです。作者は、明治15年(1882年)誕生ですから、単純には、このとき、31歳ということになりますが、作品を作ったのは、これより早い時期かも知れません。

>まほろば04(これは google のキャッシュです。以下はそのオリジナルページです)。
http://www.google.co.jp/search?q=cache:2mN054YeV …
 
>まほろば04
http://homepage1.nifty.com/k-kitagawa/mahoroba04 …
 
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