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高校までピアノを習い、今は一人で家でピアノを弾いて楽しんでおります。
ピアノは楽しむだけで音大に進学しないから楽典は教えてもらわなくて良いとしてしまったため、楽典の知識が不足しており、困っています。

添付のとても簡単なジャズの譜面です。
最初の小節ではD♯の音がありますが、3小節目はE♭、また4小節目でD#があります。
異名同音という言葉くらいはしっています。同じ曲の中で2つを使い分けるというのはどのような意味があるのでしょうか。

「臨時記号の使い方について」の質問画像

A 回答 (3件)

こんにちわ。


もうほとんど回答が出ていますね。
その通りです。和声学の問題です。
最初の1小節はシ レ# ファ# ラ という和音。すなわち、属7と呼ばれる和声構造で作られています。
2小節目はファ ラ ド ミ♭ と ミ ソ# シ レ という和声構造。短7の和音と属7の和音です。
3小節目はラ ド ミ♭ という減3和音。
では、4小節目は?ということですが、これは表記の問題です。
通常は音が下がるときは♭を使用し、音が上がるときは#を使用するという決まりがあります。
しかし、ここでは音が下がっているのに♭ですよね。
これは刺繍音と呼ばれるもので、また、分かりやすく言えば、ミ ミ♭ ミ だと同じ高さのところに音があるのに音は半音下がっていて、読みづらいですよね。
そのため、半音であるということを分かりやすくするために、ミ レ# ミ と表記しています。
お分かり頂けたでしょうか。
つまり、和声学というのがあって、それが関与している問題なのです。
作曲家は必ず和声学を学びます。
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この回答へのお礼

丁寧な説明ありがとうございます。
和音の構造と刺繍音にプラスして譜面の見やすさということまで関係しているとは、とても参考になりました。
これから独学になりますけれど、和声学を勉強してみたいと思います。

お礼日時:2009/03/31 23:06

自信なしですが、こんなこともあるということで。


この楽譜のキーはAマイナー。
最初から2小節目の2拍目まではイントロで、違うキーのコードを一時的に使っている。
3小節目の「ミ♭」は「ミ」の音を半音下げてジャズっぽい雰囲気を出している。2段目の3小節目は「ミ」が伸びていて、低音のメロディは「ミ♭」になっていますね。
4小節目の「レ♯」は「ミ」に半音下の音からつなげる音(アプローチノート)になっています。和声学では刺繍音と言うかもしれないですが。
○ジャズの楽譜は臨時記号の使い方がけっこういい加減なので、正しく書いてないことも多いです。質問の楽譜は臨時記号の使い方がきちんとしています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
刺繍音という言葉は初めて目にしました。
やはり和声学はだいじなのですね。

お礼日時:2009/03/31 23:03

和音(コード)が違うからです。

メロディーだけ見ていては分かりませんが、和音から考えると納得できるはずです。

1小節目は
 シ #レ #ファ ラ
の和音ですが、3小節目の後半は 
ラ ド ♭ミ
の和音です。

コードというのは基本的に、3度(1音とばし)ずつ積み重ねて作ることはご存知だと思いますので、
シ ♭ミ #ファ ラ
ラ ド #レ
だとおかしいとお分かりではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
和音を考えて理解できました。

お礼日時:2009/03/31 23:01

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