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ブライアン・オーサーコーチとはどのようなコーチですか?
オリンピックカナダ銀メダリストとは聞いたことがあります。
ジャッチに抗議している印象が強いので、実際はどうなのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

トップスケーターのコーチの中で、


トリプルアクセルをふくむ他のジャンプをよく飛んで、
シングルでこれほどの実績をあげた選手はいません。
なので、ジャンプの技術的な判断について、
はっきりと技術を知識をもって抗議できるのだと思います。
キム・ヨナ選手のジャンプのランディングを見ていると、
トウの部分から柔らかく降りるところなど、
ブライアン・オーサーの現役時代とよく似ていて、
コーチの指導の賜物だと思います。

さて、ブライアン・オーサーの現役時代ですが、
アメリカのスコット・ハミルトンが1984年に引退して、
ようやく次世代のチャンピオンかと思われていたのですが、
アメリカのブライアン・ボイタノにチャンピオンの座をさらわれ、
以後、一度は世界チャンピオンになりましたが、
1988年の地元カナダのカルガリー・オリンピックでも、ボイタノが金メダル、
オーサーは銀メダルでした。
当時私はフィギュアの大ファンでしたが、
スケーティング、ステップ、スピンその他の要素で、
オーサーはボイタノを上回っていたと思います。
ボイタノはジャンプに圧倒的な安定感があり、プログラムを「まとめる」ことに長けていました。
オーサーの軽やかさと華やかさ、ボイタノの安定感と比べると、
当時はオーサーのファンが多く、熱狂していました。
しかし、ジャッジはことごとくボイタノに高得点を与えました。
もちろんミスがなかったのはありますが、現在の新採点方式に照らすと、
プログラム的にはオーサーのほうが上だったのではないかと思います。

以上のような経験から、オーサーコーチには、
ジャンプの技術面に関して、(エッジ方向、回転数など)
自分の指導に絶対的な自信を持っていますし、
オーサーコーチの前の時代の選手は、まだトリプルといえば、
サルコウとトウループとループが主流で、ルッツやフリップは珍しかったので、
自負もあるのかなあ、と想像しています。
あとは、ジャッジの不利益もものすごく被った選手だったので、
かなり神経質になっているようですね。

余談ですが、私は友人と一緒にオーサー選手が現役時代に、
NHK杯を見に行ったことがありますが、
友人が英語で話しかけたら、気さくに会話に応じてくれ、
エキジビジョンの後には観客席にいる私たちに気づいて、花束まで投げてもらいました。
大変気さくで、良い方でしたよ。
サラエボオリンピックでの表彰式でも、
戦った相手を心から敬い、和やかな雰囲気をつくることのできる、
紳士的な名選手だったと記憶しています。
ちょっと思い入れが入ってしまいました。乱文失礼しました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変、丁寧なご回答によく理解できました。(^o^)
TVで見る限りあまり良い印象をもてなかったので、
ご説明で、フィギアスケートをよく理解している名選手であった、コーチだとわかり印象もかわりました。

お礼日時:2009/03/31 22:25

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