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私は化学系の学生なのですが、現在、流体に関する勉強をしています。
どうかアドバイスお願いします。

現在、マイクロスケールでの流体の混合についての論文を読んでいるのですが、ペクレ数がしばしば登場します。

論文では、ペクレ数が大きくなると、混合に必要な流路長が長くなると記述しているのですが、

Pe=Ul/D D:分子拡散係数 U:代表速度 L:代表長さ 
とした場合、
ペクレ数が高いとき、対流項が混合において支配的になる
ペクレ数が低いとき、拡散項が支配的になる。
従って、ペクレ数が高いときは、混合に必要な流路長が長くなる。

という考えはおかしいですか?

A 回答 (1件)

おかしくはないと思います。


流体を学ばれているのなら、先に「移流拡散方程式」を知っておかれると良いでしょう。
例えば→ http://www11.plala.or.jp/faw/CAI_Related/Intr_CF …
は判り易いと思います。

層流の移流項(対流項)があれば、必要流路長は引き伸ばされます。
つまり「ペクレ数(特に流速)が高いときは、混合(拡散)に必要な流路長が長くなる。」
乱流なら必要流路長も混合時間も最小でしょうが、マイクロスケールゆえ考える必要なしですね。。

蛇足で、
古い理化学辞典(3版)によれば、ペクレ数は昔は熱ペクレ数(分母は温度伝導率 a[m^2/s])だけだったようです。
今は分母が拡散係数D[m^2/s] の場合もいうようですが(→http://chemeng.on.coocan.jp/ の左欄・次元解析と無次元数 の物質移動の項)、
拡散レイノルズ数ともいうようです。(http://www.ifpj.com/CFD_lecture_chapter1.pdf のp18)
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
大変参考になりました。
また、質問の際にはご協力お願いします。

お礼日時:2009/05/02 17:19

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