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またまた第二次世界大戦関係の質問。

AFPの記事にこんなのがありました。

「第2次大戦中に日本軍が使用した風船爆弾」
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2598803/ …

記事を読んでもらえれば分かりますが、ある話によれば最初から毒ガスや生物兵器を積んでアメリカ市民に大きな損害を与えようと言う計画もあったのですが、昭和天皇の反対で「爆弾を積むだけの兵器」になりました(結果犠牲者は6人しか出ず、恐怖こそは与えたものの大した損害にならなかったのですが)。

ドイツではV1/V2を発射して、ヒトラーは多くの人が死ぬのを分かっていてその命令を下したのですが、風船爆弾と比べると、日本とドイツの国民性や人格などの違いがはっきりと見えてくるような気がします。

歴史に「もしも」はないのですが、もし風船爆弾に最初から毒ガスや生物兵器を積み込む事を天皇が同意して、アメリカ市民に大きな犠牲を出したらどうなっていたのでしょうかね?

A 回答 (14件中1~10件)

>「日本は同盟国ドイツの反対を押し切ってユダヤ人救出を行ったと言う話も聞かれますからね。



いや日本政府や天皇の立場としてはユダヤ人救出などしていませんよ。ごく一部のインテリで裁量権を持っていた人がその役職上の裁量権のなかで行なっただけです。
逆にアジアでの他民族に対しては非人道的なあつかいばかりが目立ち「皇軍」がナチ以上に人道的だったとは言えません。
収容所ではありませんが皇軍は中国に専用の施設を造って捕虜を実験台にして生物兵器の研究をしています。
ご承知の通りこの実験記録を米軍が引き継ぐ目的のために石井部隊は戦犯として追及されていません
http://www.iom1960.com/china-photo/731-butai/731 …

そういう事実は米軍がおっしゃるとおり非人道的である事を示していますが「何軍が何軍よりまだ人道的」というような見地にこだわっていては20世紀の戦争というものの本質や戦争に反対する視点を見失います。

皇軍によって多数の捕虜が殺された南京事件でも居合わせた同盟国ドイツ民間人の中には捕虜虐殺を阻止するために奮闘した義人もいます。
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/m/pages/189 …
http://www.geocities.jp/yu77799/rabe2.html

このラーベという人は捕虜救出にあたってハーケンクロイツの腕章をフルに利用したそうで、ヒットラーにも訴えをしているぐらいですからナチの「人道」に対して善意の信頼を持っていたのでしょう。
ですがこういう個人の善意など踏みつぶされてしまって結局役に立たなかった戦争の構造や“論理”*こそ私達は見て行くべきだと思います。

このラーベの日記をテーマにした映画が作られましたがその上映を日本でできなくさせているような存在に私達は警戒していかなくてはいけないと思います。
http://deutschali.exblog.jp/9437476/
http://airlog.air-nifty.com/a1/2009/04/post-4d69 …

前も申し上げましたけど日本を良く思いたい気持ちはわかりますが戦争に対してはもっとドライな見かたが必要と思います。
またインターネット上の日本の戦争責任回避論の中には前に述べたような過去の戦争を肯定して推進した*論理と同じと思われるようなものもあるので警戒心が必要です。

この回答への補足

>またインターネット上の日本の戦争責任回避論の中には前に述べたような過去の戦争を肯定して推進した*論理と同じと思われるようなものもあるので警戒心が必要です。

そう言えば、最近血液型B型の人達や関西人、韓国人等に対する差別的な報道がよく見られますが、特定の人物への崇拝やメディア規制なども行われていて、何だかナチスが政権を取る直前のドイツにいるような気がしてなりません。
「過去の戦争を肯定して推進した論理」は出版物でも目立っていますが、kiyorokuさんの書き込みをみて、こうした論理が軍国主義的社会を浸透させて、そしてナチスのような民族主義的独裁政治に発展していくのだと気付きました。

2chや西村博之達辺りが一番怪しいと思いますが、ニコニコ動画でもナチスを崇拝する動画もあると聞きましたし、mF247でもユダヤ人や韓国人などに対する排撃を歌った右翼的なバンドも目立ってきていると聞きました。

日本がまた間違った方向に向かっていこうとしている気がしてならないのですが、下手したら旧日本軍より凄惨な組織的行為に及んで、ナチスやポル・ポト派じみた民間人への無差別殺戮を行う可能性だって考えられます。

こうした第二次大戦関連の情報には、くれぐれも慎重に取り扱う事を心がけておきます。

補足日時:2009/05/05 21:01
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この回答へのお礼

>逆にアジアでの他民族に対しては非人道的なあつかいばかりが目立ち「皇軍」がナチ以上に人道的だったとは言えません。
>収容所ではありませんが皇軍は中国に専用の施設を造って捕虜を実験台にして生物兵器の研究をしています。

「皇軍」の犯した第二次世界大戦中の悪事には、フィリピンで何万人もの捕虜がバタバタと死んだり、ベトナムでも農民から米の強制供出を行って何百と言う餓死者を出した事例もありました。
何れも軍が精神的&戦略的に破綻してしまった故に行われた行為ですが、南京の事件では便衣兵のゲリラ戦に悩まされて戦略破綻して、そして民間人虐殺にまで至ってしまったのです。

>皇軍によって多数の捕虜が殺された南京事件でも居合わせた同盟国ドイツ民間人の中には捕虜虐殺を阻止するために奮闘した義人もいます。
>このラーベという人は捕虜救出にあたってハーケンクロイツの腕章をフルに利用したそうで、ヒットラーにも訴えをしているぐらいですからナチの「人道」に対して善意の信頼を持っていたのでしょう。

そう言う人もいたのですか!あまりにも凄惨だったか、「中国から手を引くように」と死力を尽くしたのですが、無駄に終わってしまったのは残念な事です。
「戦争は人を狂わせる」と言う事はこの頃から言われるようになったのですね。

>前も申し上げましたけど日本を良く思いたい気持ちはわかりますが戦争に対してはもっとドライな見かたが必要と思います。

そうですね。日本軍の行動や末路を見ると、やはり「下手なことには首を突っ込むな」と思いますね。

現にアメリカも「共産主義拡大防止」の大儀を掲げてベトナム戦争に首を突っ込んだのですが、ソンミ村事件や枯葉剤散布等日本軍と同じ悪事を犯す結果になり、1973年に米軍ベトナムから手を引きました。

http://new-type-culture.seesaa.net/article/11825 …
http://www5a.biglobe.ne.jp/~katsuaki/sengo13.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%AF%E8%91%89% …

二度も回答してくださり、ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/05 20:43

当時そういう提案もあったらしですが、ヨーロッパでのドイツによる都市爆撃に対してアメリカが大変な報復をすることがわかったので、


風船爆弾に生物兵器化学兵器を搭載した場合アメリカから尋常なる報復が予想されるのでやめたそうです。

なにしろそれをやってないのにアメリカはサイパン島で日本人に対して毒ガスを使いましたから。

毎日新聞系の記録であるそうです。
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この回答へのお礼

ドイツに対する報復爆撃にも影響があったのですか!
「明日の我が身」と言うわけですね……
それにしても、戦争は本当に恐ろしいものだとつくづく実感してしまいます。

どうもありがとうございます。

お礼日時:2009/05/10 11:24

>ドイツではV1/V2を発射して、ヒトラーは多くの人が死ぬのを分かっていてその命令を下したのですが、風船爆弾と比べると、日本とドイツの国民性や人格などの違いがはっきりと見えてくるような気がします。



当時の世界の技術水準からみて、アメリカへロケットで爆弾を飛ばすことはできず、むしろ風船を飛ばしす方が現実的です。できないことから国民性や人格をうんぬんすることはできないことです。
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この回答へのお礼

>当時の世界の技術水準からみて、アメリカへロケットで爆弾を飛ばすことはできず、むしろ風船を飛ばしす方が現実的です。できないことから国民性や人格をうんぬんすることはできないことです。

そう言う視点もありましたか。V1/V2はイギリスの都市を破壊して多くの人を殺した事実はありましたが、アメリカにまで飛ばせれるだけの飛距離と言えば、無かったに等しいでしょうね。

ご回答&ご指摘、ありがとうございます。

お礼日時:2009/05/05 21:32

すみません。

先ほどの投稿でbuchi-dogさんのことを呼び捨てにしてしまいました。
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> AFPの記事には、「毒ガス」や「生物兵器」と言った言葉は無かったのですが、「風船爆弾に生物兵器を搭載


> する案もあった」と言う話はwikipediaでも書かれてありましたし、風船爆弾を取り扱った本でも「毒ガス」。
>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E8%88%B9% …
>http://www009.upp.so-net.ne.jp/tornado/books/fus …

リンク先双方とも「生物兵器を積む計画」には言及されているけど「毒ガスを積む計画」なんて
一言も書いてないですよ。あなたがNo.2の補足で書いた以下のリンクには毒ガスがどうとか書いて
ありますが。

http://new-type-culture.seesaa.net/article/11850 …


buchi-dog の指摘に対して「~には書いてなかったが~には書いてありました」というのは、
なんだか開き直ったような印象を与えます。まずは「リンク先を間違えてしまいました。
すみません」などと書くべきではないでしょうか。

投稿する前にリンク先が正しいか、投稿内容と合っているかどうかを再確認すべきではないでしょうか。
私は投稿を行うときにはもちろんそのようにしてますし、他の人もそうしていると思いますよ。

この回答への補足

そう言えば、一つ疑問。
buchi-dogさんが「第二次大戦では毒ガスは使われませんでしたが、これは「各国軍が自制した」ことによるものです。」と書きましたが、第二次世界大戦中に毒ガス攻撃を行ったのはイタリア軍だけでしょうかね?!

補足日時:2009/05/05 12:34
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この回答へのお礼

>リンク先双方とも「生物兵器を積む計画」には言及されているけど「毒ガスを積む計画」なんて
>一言も書いてないですよ。

タイトルに「風船爆弾に毒ガス“とか”を積まれたら?!」と毒ガスに100%限定しないように表現しましたが、毒ガスも生物兵器も「目に見えない兵器」でしたので(毒ガスは種類によって見えるものもあるそうですが)、「毒ガス」と「生物兵器」を一緒にして表現してしまいました。

>buchi-dog の指摘に対して「~には書いてなかったが~には書いてありました」というのは、
>なんだか開き直ったような印象を与えます。まずは「リンク先を間違えてしまいました。
>すみません」などと書くべきではないでしょうか。

そのbuchi-dog氏へのお礼回答を見ましたが、書き忘れがあったのに気付き、返って悪い印象を与えてしまう結果になってしまいました。

質問やお礼などの文の表現のつたなさ、そして他のリンク先を書かなかったことに、改めてお詫びを申し上げます。

皆さんのご回答から「毒ガスを風船爆弾に積む計画」は無かったと分かりましたが、皆様のご回答を見てよく考えれば、イタリア軍がエチオピアなどで毒ガス攻撃を行った例を日本軍部が知らなかった訳ではないですし、天皇の意思に関係せず日本軍部としても毒ガス攻撃は返ってマイナスの結果を引き起こす事も考えていたでしょう。

皆さんのご回答で色々と勉強になりました。
今度から質問する場合は、色々と調べてから質問するようにします。

お礼日時:2009/05/05 12:33

ここが出所。


相当怪しい書簡なんです。

統帥権から言えば梅津の天皇への上奏は正規行為ですが、
「ここだけが文献でないの!」文藝春秋増刊『昭和の瞬間』1988

しかも、作戦は既に開始されている。
作戦決行直前の承認。(攻撃承認)

http://72.14.235.132/search?q=cache:OX1MM7TKDf8J …

書いたのはこいつだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E8%97%A4% …

その上下は歴史学者
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%A6%E9%83%81% …
陸軍側と天皇が生物学者である事。

また、
東条が7月に辞任する前、6月に承認を得ていると言う説。
富号作戦の承認を得るとある。
製作日数からしても「まあ、悪くはない。」
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この回答へのお礼

リンク先の書き込みや人物を見ましたが、この人達は本当に考察して本を書いたのでしょうかねぇ?!
実際に天皇とのやり取りをした人物と接触して、彼等の証言を元に書いたのでしょうかねぇ?!

出所の怪しい所から情報を引っ張り出して早まった質問をしてしまった私も私ですが、事実かどうかをちゃんと考察してからモノを書いて欲しいですね。

色々と勉強になりましたよ。

お礼日時:2009/05/04 21:35

蛇足です。



ヒトラーはV2の効果、認めていましたが、部下からオット・ハーン博士が作ったジャガイモ保存剤(芽がでなくなるクスリ)なら、毒ガスじゃないといえる。弾頭1.5トン、液化したそれつみこめば、1発でロンドンは……と進言されたのを、言下に却下しています。
液体サリンも、却下でした(あんないいかげんなサリンで東京の地下鉄がああなったのですから、純度の高いサリン1.5トン、考えてみてください)。

毒ガスは、当時の感覚で言えば核兵器だったのです。
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この回答へのお礼

>ヒトラーはV2の効果、認めていましたが、部下からオット・ハーン博士が作ったジャガイモ保存剤(芽がでなくなるクスリ)なら、毒ガスじゃないといえる。弾頭1.5トン、液化したそれつみこめば、1発でロンドンは……と進言されたのを、言下に却下しています。

そんなにイープルでのトラウマが強かったのでしょうか?!
ヒトラーは毒ガス報復に関してかなり過敏だったそうだから、毒ガス攻撃を最後まで指令しなかったみたいです。
(ナチスを支持するつもりは無いのですが)あのスターリングラードやノルマンディーの攻防戦でもサリンを使えば逆転は出来たのでしょうが、そんな状況下でも毒ガス攻撃を指令しなかったのですから、かなりトラウマが強かったと推測されます。

そんなに毒ガス報復が怖いのなら、最初からサリン製造を指令しなければよかったのに、と思ってしまいます。

お礼日時:2009/05/04 21:30

国体の擁護すなわち天皇制の継続が無条件の条件としてあつたの出ないの


これがなければ8.15には終戦とならず
負けた言う前に一矢むくいたかつのでないの潜水艦搭載小型飛行機による米本土攻撃と同じですよ
本土上陸作戦でどの位犠牲になったやら
*アメリカ市民に大きな犠牲を出したらどうなっていたのでしょうかね?
どうもならないでしょ負けてる物されるがままでしょ
くだらない作戦悪あがき 和紙にこんにゃく糊だそうで海にいくつお落ちたやら
竹やりと同じですよ小学生までしたそうですよ
むなしいね男は皆殺され女はなぐさみものになる何せ、鬼畜米英ですからね
家のばあさん等戦争に負けてよかった言ってますよ76才
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この回答へのお礼

やはり「風船爆弾の性能は優れたものではない」と言うのが結論のようですね。
物資不足だったか、単に開発する能力が無かったのか、日本軍にあまり優れた兵器を生み出せない環境に合ったのは確かですが、戦況が凄まじくなる故に事の視点が狭くなって、現実味の無い作戦にまで出てしまうまでになってしまったんですね。

>家のばあさん等戦争に負けてよかった言ってますよ76才
そんなに酷かったのでしょうか?
私の祖母も「戦争はもう沢山だ。戦争はもうしないで欲しい」と嘆いていましたが、私としても二度と戦争をやらない方が無難です。

最も、今の日本は何処かの誰かさんのせいで誤った方向へ向かいつつあるんですけどね。

お礼日時:2009/05/04 21:21

質問文には


「記事を読んでもらえれば分かりますが、ある話によれば最初から毒ガスや生物兵器を積んでアメリカ市民に大きな損害を与えようと言う計画もあったのですが、昭和天皇の反対で「爆弾を積むだけの兵器」になりました(結果犠牲者は6人しか出ず、恐怖こそは与えたものの大した損害にならなかったのですが)」
とありますが、リンク先の記事には「毒ガス」や「生物兵器」と言ったコトバは一言も出ておりません。どういうことでしょうか?

大日本帝国や昭和天皇についてどういう考えを持つかは自由ですが、虚偽の情報ソースを示して「天皇が同意すれば風船爆弾に毒ガスや生物兵器が積まれていました」などと「質問」の形式でネットに書くのは
「デマを飛ばす」
行為と同じですが?

また、風船爆弾に仮に毒ガスや生物兵器を積んでも、戦果は限りなくゼロしか期待できません。何故かというと
「風船爆弾は、うまく上昇して偏西風に乗って太平洋を越えてアメリカ大陸に落ちたとしても、どこに落ちるか全く分からない」
からです。
風船爆弾は、30キロほどの爆弾と焼夷弾を搭載し、アメリカのどこかに落ちることで「山火事」を起こしたり「市民への不安感」を与えるためのきわめて微力な兵器でした。人里離れた山の中に落ちた場合、爆弾や焼夷弾による火災は燃え広がる可能性が一応ありますが、わずかな毒ガスでは空気中に拡散してしまって終わりです。

そもそも毒ガス兵器というのは、「風向き」「風速」「地形」を緻密に考慮し「自軍は安全だが敵軍に被害が出る」状況で行うものです。第一次大戦での実戦例を見てください。風船爆弾という「偶然」のみに依存する「微力な」兵器で有効な毒ガス攻撃などできるわけがありません。

しかも、毒ガスを積んだ風船爆弾が米軍の手に渡れば、
「卑劣にも日本は国際条約で禁止されている毒ガスを使用した」
として、米軍による報復を覚悟せねばなりません。

第二次大戦当時、毒ガスの「使用」は国際条約で禁じられていましたが、条約を守らせる強制力は何もありませんので、各国は敵が毒ガスを使ったら直ちに報復できるように毒ガス兵器を用意し、使用法・洗浄法の研究を重ねていました。これは日本もアメリカもどの国も同じです。

第二次大戦では毒ガスは使われませんでしたが、これは「各国軍が自制した」ことによるものです。その自制を、「風船爆弾による毒ガス攻撃」という「万に一つの成功も望めない方法」で破るほど、日本軍はバカではありませんでした。
以上に述べたことは「細菌兵器」にもそのままあてはまります。

そして、風船爆弾作戦について、いかなる形であっても
「昭和天皇の意思が働いた」
という話は初耳です。

実際の昭和天皇は「君臨すれど統治せず」を厳しく自らに課し、政府や軍が上げてきた裁可書には無条件で同意していました。
昭和天皇が自らの意思で国を動かしたのは
「2・26事件の際に決起部隊への対処で右往左往する臣下に対し『朕が近衛師団を率いて自ら討伐する』と言い、決起部隊を『反乱者』として討伐するよう軍を動かした」
「昭和20年8月の御前会議において、ポツダム宣言受諾の『聖断』を行った」
の2件と言われております。
風船爆弾計画について意見を述べて軍を動かすなど「ありえないこと」です。

この回答への補足

>しかも、毒ガスを積んだ風船爆弾が米軍の手に渡れば、
>「卑劣にも日本は国際条約で禁止されている毒ガスを使用した」
>として、米軍による報復を覚悟せねばなりません。

eroero1919さんの回答にも書きましたが、日本の同盟国だったイタリア軍はエチオピアへの侵攻を英仏から承認されていたそうですが、毒ガスを使った為に英仏の承認が取り消されて、イタリアは経済制裁を受ける羽目になったそうです(それでドイツや日本と同盟を結ぶ事になってしまいましたが)。

イタリアは当時化学兵器の使用を禁止する協定に批准していて、それを破って毒ガスを撒いた為に制裁を受けたのですが(装備の面でイタリア軍はエチオピア軍より優性だったのに、なんで毒ガスを使っちゃったのでしょうか?)、日本やドイツ、アメリカではその化学兵器使用禁止の協定に批准していたのでしょうかね?
もうちょっと勉強しなきゃ。

補足日時:2009/05/04 20:51
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この回答へのお礼

>質問文には
>「記事を読んでもらえれば分かりますが、ある話によれば最初から毒ガスや生物兵器を積んでアメリカ市民に大きな損害を与えようと言う計画もあったのですが、昭和天皇の反対で「爆弾を積むだけの兵器」になりました(結果犠牲者は6人しか出ず、恐怖こそは与えたものの大した損害にならなかったのですが)」
>とありますが、リンク先の記事には「毒ガス」や「生物兵器」と言ったコトバは一言も出ておりません。どういうことでしょうか?

AFPの記事には、「毒ガス」や「生物兵器」と言った言葉は無かったのですが、「風船爆弾に生物兵器を搭載する案もあった」と言う話はwikipediaでも書かれてありましたし、風船爆弾を取り扱った本でも「毒ガス」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E8%88%B9% …
http://www009.upp.so-net.ne.jp/tornado/books/fus …

>大日本帝国や昭和天皇についてどういう考えを持つかは自由ですが、虚偽の情報ソースを示して「天皇が同意すれば風船爆弾に毒ガスや生物兵器が積まれていました」などと「質問」の形式でネットに書くのは
>「デマを飛ばす」
>行為と同じですが?

前に「ウィキペディアの書き込みは100%鵜呑みにしないように」と注意されたので出しませんでしたが、buchi-dogさんの書き込みをみていると、本当に鵜呑みにしない方がよかったかもしれませんね。

第一次世界大戦の事は「映像の世紀」を見れば分かりますが、確かによく考えると風船爆弾に毒ガスや生物兵器を搭載するのは、プラスにはなりませんね。効果も実際に見ないと分からないですし。

「風船爆弾の事を昭和天皇にも持ちかけた」と言うのはウィキペディアで書かれてありましたが、書いた人も出所が何処だったか教えて欲しいですね。
でも、ウィキペディアに乗せられて早まった質問をしてしまった私もまだまだ学習が足りなかったと痛感します。

お礼日時:2009/05/04 20:49

へいかが爆弾を積めと命令したのが事実としてですが、それで6人もの人が亡くなったのは事実ですね。


それ以前に戦争遂行にあたっては率先して煽動をしましたから戦犯天皇と言われるのも仕方ないとおもいます。
昭和天皇裕仁が戦犯として裁かれなかったのは合衆国の政治的判断によるもの以外の何ものでも無いことは今日歴史的にはっきりしている事実です。
参考:最下段に記載あり
http://www.eonet.ne.jp/~chushingura/p_nihonsi/ep …

気持ちはわかりますがひいきをするあまり何でもかんでも良い方に解釈するのは物事を見誤るもとですし欧米やアジア諸国との今後のより良い関係を得るためにも反省すべき点はしっかり反省した方が良いとおもわれます。
なおドイツ軍も第二次大戦では連合軍に対しては毒ガスを使っていません。ロケット兵器にも生物化学兵器は積まれていません。ですがその理由は人道的理由からではない(収容所などでは使っていますから)ことは間違いないと思われます。V1,V2に生物化学兵器を積まなかったのをヒットラーの判断の功績とほめたたえるわけには行かないのはご理解いただけるかと存じます。

この回答への補足

「ベトナム戦争でも、当時のジョンソン大統領が米軍を率先して扇動をしたのですから、米国内でもあまり好かれていないらしいけど」と書きましたが、ジョンソン大統領が悪かったかどうかは一概に言えませんね。
公民権運動やウーマンリブを支持したと言う話も聞きますし、昭和天皇もナチスのような民族浄化を軍部に指示しなかった話も聞かれますしね。
ただ、東條 英機なども含め負け戦をやらかしてしまえば、「悪人」にされてしまう訳ですけどね(つまり、利益にもならないから侵略戦争等はして欲しくないです)。

文字数制限の為、書ききれなかった事を書いておきますが、
まず
>気持ちはわかりますがひいきをするあまり何でもかんでも良い方に解釈するのは物事を見誤るもと

それもそうだけど、自国が一方的に悪者扱い及び弱小国扱いされて叩き上げる論調がよく聞かれて、悔しくてたまらなかったのです。

だけど、日本軍も南京大虐殺など過ちを犯してしまったわけだし、犯してしまった失敗や罪等を教訓に二度と下らない過ちは犯して欲しくない気持ちは皆と同じです。
第二次世界大戦の研究をしたのも、元々は日本がまた間違った方向へ進んでしまわないか、それを止める術はないのかと言う不安から第二次大戦の事を調べるようになったのですが……

>なおドイツ軍も第二次大戦では連合軍に対しては毒ガスを使っていません。

これはcaesar-x2さんの回答にも書きましたが、ドイツ軍の場合はサリン等の強力な毒ガスを開発しながらも連合軍に対してあえて使用しなかった理由として、ヒトラーのトラウマが挙げられますね。
ヒトラー自身も第一次大戦で毒ガス攻撃を受けて失明寸前に陥った事から毒ガスに対するトラウマが強く、使って連合軍が報復に使ってくるのを恐れた為に毒ガス攻撃の命令を下さず、収容所での処分目的のみに留まったそうです。身包み剥がされた囚人達は反撃できませんからね。

補足日時:2009/05/04 20:05
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この回答へのお礼

>戦争遂行にあたっては率先して煽動をしましたから戦犯天皇と言われるのも仕方ないとおもいます。

日本軍が中国侵攻を起こした理由には、やはり国内の利益が絡んでいますが、そうなると米軍が後に似たような動機で引き起こす事になったベトナム戦争でも、当時のジョンソン大統領が米軍を率先して扇動をしたのですから、米国内でもあまり好かれていないらしいけど。

>昭和天皇裕仁が戦犯として裁かれなかったのは合衆国の政治的判断によるもの以外の何ものでも無いことは今日歴史的にはっきりしている事実です。

昭和天皇の免責には色々な要素がありますね。風船爆弾の件やユダヤ人等ナチ被害の難民を追い返さなかった事とかも聞かれますが、やはり「天皇を戦犯として裁いた場合、日本国民の蜂起が起こり、ゲリラ戦になってしまう」と言う論が強いですね。
イギリスやソ連、オーストラリア等が天皇を訴追しようとしたけど、これは本当でしょうか?

>気持ちはわかりますがひいきをするあまり何でもかんでも良い方に解釈するのは物事を見誤るもとですし欧米やアジア諸国との今後のより良い関係を得るためにも反省すべき点はしっかり反省した方が良いとおもわれます。

そうですよね。日本軍を美化するつもりは無かったのですが、日本は同盟国ドイツの反対を押し切ってユダヤ人救出を行ったと言う話も聞かれますからね。
侵略戦争や虐殺など過去の過ちは二度と起こして欲しくないけど、ナチスが犯した過ちを日本が犯してしまうと言う不安は拭えませんけどね。

ご回答、ありがとうございます。

お礼日時:2009/05/04 19:47

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