プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

小学校教師を目指すのを断念し、以前常勤講師として働いた事があります。
私は長いキャリアを積む事はできませんでしたが、この仕事、長くやれば嫌でも技術や勘のようなものが身につくものでしょうか。
というのも、ベテランと呼ばれるキャリアを持った方でも、忙しく、切羽詰っているように見えて、どうなのかなと感じていました。
私はもちろん、一日一日が必死でいつも切羽詰っていましたが、ベテランクラスでも学級崩壊が起きたり、精神的なきつさからダウンしてしまう方も見てきました。
お互いの教える「技」を共有したり、お互いの指導方法の不安や問題点やより良くするための話し合いをしない(する時間の余裕すらない)と感じましたが、年月を積めば、他の教師の良いところをぬすんだり、まねたりしながら、上達するものなのでしょうか。
自分の勉強時間を持つのも難しく、忙しいお仕事なので、疑問に感じました。
ご経験のある方、ご回答いただければと思っています。

A 回答 (4件)

経験を積めば「ある程度まで」進むと思います。


これは「野球を10年やりました」と同じだと思います。
ただそれ以上は「努力」であり、
それ以上は「才能」ですね。

僕は塾教師をしていましたが、アルバイトで2,3年大手進学塾で
やってるだけではっきり言って授業力はベテラン小学校教師より上です。これは塾経験者はみんな言っていました。
 ただ奇妙なことにセンセイは「私立小学校や塾の存在」
を認めていないのです。だから大学生がベテラン先生より授業力が
高いと分からない。これはもったいないことだと思いましたね。
研究はするんですが、「では生徒にさっさと80点、90点取らせる
にはどうすればいいか?」と言う単純な質問の答えを持っていないん
ですね。僕は「塾のように演習問題をガンガンやらせて・・」と思う
のですが、それじゃダメと言うわけです。
最近は公立でも、陰山英男さんが出世したので、単純問題に関してはかなりやってますが。でも結局右に倣えてな感じがしますね。
では公立学校の先生のレベルが低いのか?これにはまったく反対です。特に若手は思いの他優秀ですね。倍率は高いし、今の現場の「荒れ」を知って飛び込む覚悟がある人ばかりなので。
塾は「国算理社だけ」やります。学校の先生は挨拶も、考え方も、
運動会、音楽会もやります。図工も体育も音楽もです。
文系人間9割なので、特に理数能力については疑問ですが、
人間性や基礎学力は公立小中学校で十分と思いましたよ。

開成や麻布など私立中高の先生の殆どが教員免許を持った教師志望で、公立高と私立高校を併願してた可能性が高いのです。それなのになぜ「私立は公立よりも良いのだ」と盲目的に親が思うのか疑問です。
ただ公務員的な人もいます。そういう「ミスしない人」は公務員的価値観では評価されやすいのですが、「東大に行こう、甲子園に行こう」と言う価値観の人からは物足りないと思います。

また全体として捉えた時に「授業力」以外が目に付きます。
親が中卒・高卒で中卒高卒が多い仕事についてるような場合、あるいは失業中、生活保護を受けている場合などです。
(1)学歴なんてなくてもやっていける。だから勉強してもムダ。
(2)どうせ塾や高校や大学に行けない。だから勉強してもムダ。
こういうケースはかなり多いと思います。
教師自身も「東大や慶応に行ったから必ず就職できる、リストラもなく、異性にモテて最高だ」なんて伝え方はできない時代ですし。
これは授業力云々以前の問題です。

あとはシステムですね。「凄いなー」って人はたいがい3、40代で教育委員会などに引き上げられます。あるいは校長になります。つまり現場に残るの中高年はダメな人ばかり、となるわけです。年功序列なので、「若手はダメな先輩の言うことを聞かなければならない」変な
状況になってたりします。
全般的に言って熱意と授業力は比例すると思いました。
あとマジメなセンセイはダメだと思いました。
女性教師の方がマジメな場合が多いですが、
「上手いなあ」と言う人は少なかったです。
でも女性教師の指導法にはミスが無く、指導要領通りのケースが
多いのです。
教師は「ここは試験に出ないぞ」と
言うぐらいの勇気があっていいのですが、そういう方法は
認められていないので、結局、東大に行くのは
野口悠紀雄さんのように、独自法を持って勉強した人ばかり、となります。
企業では50代は高給与で順応性が無く、できれば辞めて欲しいと思われている存在です。教師の世界では、「ベテラン=高い能力」とされているのは不思議ですね。「20代が最も優秀」とは思いませんが、
ベテランでヘタな人は多いと思います。話が抽象的な人が多いですね。
 「若手は授業力は無い」と勝手に決められているのも不思議です。「僕の学生時代の教え子は灘中や東大へ行ったんですよ」と言うのがスキルや経験としてまったく認められないのですから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私も公立学校の先生が能力が無いというのも、違うと思っています。中にはいると思いますが。本当に情熱がないと、諸々の濃厚な人間関係を整えながら、肉体的にもハードな仕事を続けるには難しいかと。

>研究はするんですが、「では生徒にさっさと80点、90点取らせる
>にはどうすればいいか?」と言う単純な質問の答えを持っていないん
>ですね。
私もこの部分が論議されないところで、「考えさせる」とか「気付かせる」という部分にこだわりすぎと感じるところがありました。指導要領に書かれているので、そうするべきなのでしょうが、私もがんがん問題をやらせて…と思います。でも学校教師としてあまり評価されにくい部分なんだと思います。
>教師の世界では、「ベテラン=高い能力」とされているのは不思議で>すね。
私も同感で、ベテランになれば指導技術があがるのかというのは違うような気がします。
でも、クラスの生徒に問題が起きれば、そちらに時間をとられますし、担任を持ったり課外活動を指導したり、研究発表の準備や、毎日が本当に忙しいですし、先生は、肝心な教える技術の習得している間も余裕もなく、年数が過ぎていくのかなと感じます。

お礼日時:2009/06/13 06:30

 定年前の教師です。


長く続けていれば必ずスキルは上がっていきます。でもそこには必ず分かる授業がしたいという教師の思いがないといけません。
 ベテランの教師でも学級崩壊が起きるようなった原因はこれまでうまくいっていた指導方法があるときうまくいかなくなるのです。
 私も若い頃は親に感謝して貰った給食指導の方法を10年後にしたときに親からクレームが来たことがあります。
 私はツーウエイよく読みます。読みやすい教育雑誌ですのでお勧めします。もちろん同僚のアドバイスほど役に立つモノはありません。
 また貴方の悩みを解消する責任は管理職にありますのでどんどん校長に相談することもよいと思います。
    • good
    • 0

幼稚園教諭を断念したものです。


先生同士話し合わないなら、ベテラン先生でも切羽詰まって当然では。
私たち会社員は、話し合いは当然のことですから。
他人の意見で自分を向上させていけますのに、それがないなら、上達はある程度でストップするはず。
大人の今、学生の先生と言われる方を見たら、精神年齢が低く感じる方がいますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

話は少しそれてしまいますが、
公立学校ですと、文書として学校の指針はありますが、目標、指導の指針も全てバラバラで、話し合う必要がない、むしろ、他の教師の指導方法に立ち入ってはいけないという印象を持ちました。
というのも、子供からみたら、学級に他の教師が入って指導する事は、その学級を監督するべき担任が力がないと捉えられるからとか。
私も、ベテランになっても切羽詰まると思います。
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/27 14:47

あらゆるスキルは上達・向上します。

まあ当然ですが。

授業については、公的・私的なものを含め、校内外の研修が様々ありますし、他人の授業を見学する機会も多いので自然と上達します。

また、生徒指導についても経験の差は大きいと思います。
問題が起きたときの対応はもちろんですが、その前の段階の指導はやはり経験です。学級経営もしかり。
様々な子がいるので、ベテランだから学級崩壊が起こらないとは言えませんが、やはり新米教師よりも少ないと思います。

ただ、経験・スキル以上に『人間性』は重要です。言い換えれば教師としての資質でしょうか。
どんなにいい大学を出て知識があっても、ダメな先生はいつまでたってもダメです。最初の1・2年で問題をたくさん起こすような先生は、おそらくその後何年たっても回数こそ減ったとしても同じことをやりますね。昔は今と比べて子どもが多く、採用数が多かったのでベテランの先生のほうが「ブラックリスト」に載っている割合は多いのでは。

つまり教師は「経験+スキル+人間性(資質)」なので、どれか一つでも欠落していれば大きな「成長」は難しいと思います。これはどの職業もでしょうが。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

>「経験+スキル+人間性(資質)」なので、どれか一つでも欠落していれば大きな「成長」は難しいと思います。
この部分とても納得しました。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/27 14:38

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!