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こんにちは。

例えば、文章で「彼のきょうだいについては、私は何も知りません。」
と書こうとする時、”きょうだい”を漢字で書きたいやり残したような気分になります。

その彼に兄がいるのか妹がいるのか判りませんので、代表的な”兄弟”と書いては、読んだ人へ先入観を与えそうです。

また、”家族構成”と言うと、一緒に暮らす親や祖父母も含めて指しているように思えます。

元々、「兄弟」一つで、兄妹や姉弟の場合も含めているのかもしれませんが、
さらに、3人以上のきょうだいの場合、「姉弟」「兄妹」で、”きょうだい”と読ませるような便利な方法もありません。


今日まで、性別の特定まではしない、家族という単位までいかない
その中間の範囲を指す”きょうだい”という漢字が生まれなかったのは何故でしょうか?

自分的には、姉弟で”きょうだい”と読ませる表記より、そんな漢字があった方が便利な気がします。


似たようなものとして、伯父と叔父、伯母と叔母もあります。
とにかく、その人の両親どちらかの兄か弟であるのは確かだけど、
書く時に「伯父」か「叔父」どちらか選択しなければならない。

「親戚」と書くと、ちょっと距離があるようなイメージがあると思います。

よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

#4です。


お礼ありがとうございます。

「はらから」のことですをちょっと補足します。
近代的な個人を単位とする社会が出来るまでは、どこの国も封建的な世襲による財産相続が一般的でした。
今なら会社形式になっていれば、子供が継がなくても事業を継続することができますが、昔は商家でも武家でも農家でも、世襲をしないと財産を失ってしまいました。
これはどこの国でも共通した問題点で、特に何十人の使っている商家とか、一族郎党で家族も含めば1000人ぐらい禄を食んでいる武家などは、主人の家の相続が出来ないということは、失業するということを意味していたのです。今で言えば大会社がいきな倒産するのと同じです。

ですので、家督を継ぐか、そうでないか。といのは大問題だったわけです。
そして、世襲をするのは男子に限るというのが世界的に共通した認識でしたので、男の子が生まれないということは大問題になるわけです。今でも中国の一人っ子政策で、女の子と分かると中絶するなどして、男女比がいびつになっているなどの問題もあります。
つまり、どの国の言葉でも「はらから」は○人といったときに、「えっじゃあ男の子はあなた一人?」とかそういうわずらわしい会話になるわけで、最初からシスター何人、ブラザー何人のほうが会話の実情にあったのです。

日本だけはちょっと事情が違って、表向きは男子の世襲なのですが、女子に財産相続権を与えることによって、婿養子をとって名前を嫁の姓にして世襲するとういう方法があったり、農家では女の子しか居ない場合、そのまま田畑を相続させて相手の家に持参して、男の子が何人も生まれたら嫁の姓を復活して再興するするなども方法もありました。地域によっては女紋という男子側の家紋とは別に代々女性が受け継ぐ家紋(と財産)というのもあったのです。世界的に見て、女性の財産相続権のある国は珍しいといえます。
またこのような仕組みだったので、いとこ同士で結婚したり、おじと姪が結婚して一族の財産を守るということもありました。
ちなみに放牧を知っているユーラシア大陸の民族は、近親配合のリスクを知っていますので、絶対にいとこ同士程度の血縁では結婚しません。

このような文化があるため、日本では男女を兄弟を区別する必要性が薄く、「はらから」で済んだのです。
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この回答へのお礼

良い文章ですね。
参考になり、そして、楽しく読ませていただきました。
大変、嬉しいです。ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/12 19:26

なんでないかというと、必要なかったからです。



今でこそ男女同権で、男だろうが女だろうが制度上の位置が同じです。ご質問内容にある「先入観を与えたくない」というもの、言外に「男女を区別したり、先に生まれた後に生まれたという差別は良くない」という価値観があるからでしょう。

しかし漢字の生まれた中国では、古来から男女の相続権や生まれた前後には、明確な差がありました。金正日の後継者争いを見れば、朝鮮もほぼ同じですね。
もちろん日本にもありましたが、日本の場合、近親での結婚もありましたので、和語の「はらから」は男女を区別しないのでしょう。

翻って、英語を見てみると、ご存知の通り、ブラザー・シスターで生まれの前後の区別がありません。私には姉がおりますが、英語ネイティブにシスターです。と紹介してもほとんど姉ですか、妹ですか?と聞かれることがありません。私は逆に、兄弟姉妹を紹介される必ずどちらか聞いてしまうので、結構変なことを聞くなーーという顔をされます。
つまり、価値観として英語ができた過程では、生まれの前後は区別する意味が無かったということです。

これはほかの単語にもいえることです。たとえば日本語だと、雨・霧・霞・雲や水・湯など水に関係する言葉が多くあります。しかし、英語では霧も霞もフォグ(fog)ですし、お湯はホットウォーターです。言葉は分ける重要性、一緒にする重要性があれば生まれるのです。

今後、性別を表さない兄弟姉妹を一言で言う言葉に必要性があれば、できるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

>日本の場合、近親での結婚もありましたので、和語の「はらから」は男女を区別しないのでしょう。

↑すみません。ここよく解りません。(ですが、知りたい!)

でも、住民票の長男や次女を全て「子」とするようになったのも、
そんなに前でなく、最近ですよね。

家督の継ぐ立場かどうか。
生まれた順番が重要視されてきたため、
長男やら末っ子などの言い回しは作られたけど、
ひっくるめた言葉を作る必要が無かった?

きょう だい
兄(けい)弟(てい)

家督を継ぐか、そうでないか。
親と暮らすか、そうでないか。

そこだけを判断する言葉なのでしょうか?


↑なんか、すみません。ブツブツ。。。

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/11 22:07

兄弟、姉妹は元々中国語です。


そのため、本来は兄弟姉妹を限定しない「きょうだい」の意味は有りません。
従って、男きょうだいは「兄弟」、
女きょうだいは「姉妹」、
男と女の場合は姉弟、兄妹と書くのが本来の正しい使い方です。

日本語の(和語の)限定しないきょうだいは「はらから」といいます。
「はらから」は同じ腹から生まれた兄弟姉妹を意味します。
また、この言葉が転じて、異母兄弟にも使われた場合もあります。
漢字では、当て字の「同胞」と書きます。
http://dic.yahoo.co.jp/search?stype=0&dtype=2&p= …

親、兄弟姉妹を含めた場合は「こつにく 骨肉」と言います。
現在の「肉親」と同じ意味です。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …
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この回答へのお礼

勉強になりました。

他人を指してだと、「同胞」「骨肉」を使うと、図々しいような。
自分のきょうだいについて語る時に使うような印象ですね。

重い感じが、使われなくなってしまってる気も。。

ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2009/07/11 21:41

 口語では「きょうだい」「おじ」「おば」ですみますし、たとえば義理の関係でも口語ではいちいち「ぎりのはは・ぎぼ」とか言わないで「はは」で済ませますね。



 やはり「口語」があって、それに漢字を当てたのではないでしょうか?なので、きょうだいの構成はあまり深く追求しなかったのではないでしょうか? なので必要なかったのかもしれません。

 言葉の質や量はは日本語が一番だと思いますが、こと「きょうだい」に関しては英語では男女の別はないsiblingというのがあるらしいです。が、しかしブラザーやシスターは聞きますがsiblingなんて言葉は今初めて知りました。
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この回答へのお礼

なんか、嬉しいです。ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/11 21:34

兄弟は男に対してのみ、


姉妹が女に対してのみ。
男女複数の場合は兄弟姉妹(けいていしまい)
上が女下に男の場合は、姉弟
その逆は兄妹(けいまい)と表現していましたが、
いつのまにか、兄弟姉妹、姉弟、兄妹という表現が聞かれなくなりました。

ちなみに兄弟、姉妹、兄弟姉妹、姉弟、兄妹は母親が同一の場合に用います。


「おじ」は厳密に言えば漢字による違いがあります。
叔父:傍系3親等にあたる父親や母親(養父母や再婚相手を含む)の弟、ないし妹の夫(叔母婿)にあたる男性、祖父母の養子や再婚相手の息子、父母の養親の実の息子で、父母より年少の者を指す語。稀に本人より年少の場合もある。
伯父:傍系3親等にあたる父親や母親(養父母や再婚相手を含む)の兄、ないし姉の夫(伯母婿)にあたる男性、祖父母の養子や再婚相手の息子、父母の養親の実の息子で、父母より年長の者を指す語。
小父:年下の人間が親族以外の壮年期以降の成人男性を指して呼ぶ一般語。
「おば」も同じです
叔母:傍系3親等にあたる父親や母親(養父母や再婚相手を含む)の妹ないし弟の妻にあたる女性、祖父母の養女や再婚相手の娘、父母の養親の実の娘で、父母より年少のを指す語。稀に本人より年少の場合もある。
伯母:傍系3親等にあたる父親や母親(養父母や再婚相手を含む)の姉ないし兄の妻にあたる女性、祖父母の養女や再婚相手の娘、父母の養親の実の娘で、父母より年長の者を指す語。
小母:年下の人間が親族以外の成人女性、特に子を持つ親ほどの年齢層を指して呼ぶ一般語。
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この回答へのお礼

小父と小母 参考になりましたありがとうございます。
そう言えば、小説にそんな表記があったような。。

***************************

今回の質問ですが、

今なお、色々と変化しているようですね。
昔と比べて、多きょうだいも少なくなりましたし、親と同居する割合も少なくなったと思います。
二人きょうだいだと、上か下かで性格なんかの傾向ありましょうから、
きょうだい(祖父母や親以外の家族)について興味が沸くと思います。

きょうだいについて書く時、あらかじめ知っていないと漢字で書けない事になります。
ひらがなで5文字です。文章の中に
「○○さんのきょうだいについては、存じませんが、」と書かれてあるとひらがな続きが長いような気がして、漢字が生まれなかったのが不思議に思えたのです。

なぜ、無いのか。そんなに必要でないものなのか。

それで、質問した次第です。


一人っ子もいるので、「○○さんの兄弟姉妹については、」と書くと、
たくさんいるかのように思えますし。。

いかがでしょうか。

お礼日時:2009/07/11 08:39

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