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TI社のバッファー専用ICにBUF634がありますが、このICのWIDE BANDモードではトランジスタのコレクタ電流を多く流して周波数特性やひずみ率を改善しますが、これはB級からA級動作にしたという理解でよろしいのでしょうか? よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

入力にダイオードの保護回路が入っていないのは初期の頃のオペアンプですね。



名前をすぐに思い出せるのは。
NECのUPC4558、ナショナルセミコンダクタのLM833、ぐらいですかね。

4558はアメリカの会社の製品のセカンドソースです。
初段がトランジスタの差動増幅回路、2段目がエミッタ接地の電圧増幅回路、出力がコンプリメンタリープッシュプル回路です。オーデオアンプと殆ど同じシンプルな構成です。LM833はオーデオ用と名が付いた最初のオペアンプだったと思います。4558と殆ど同じような構成だったと思います。4558の方が自然な感じの音だったような気がします。LM833の方がメリハリが利いた音がしたと思います。

FET入力だと、LF356、とTL081。
LF356は最初のFET入力オペアンプだと思います。これを使ったプリアンプが、最先端テクノロジーのプリアンプとして昔発売されてロングラン製品になったと思います。
入力がFETの差動増幅回路、2段目はトランジスタの差動増幅回路、出力は定電流負荷のエミッタフオロア回路になっていたと思います。
TL081はテキサスインスツルメンツの作ったFET入力オペアンプです、出力がコンプリメンタリープシュプル回路に改良されています。

私の好みは、LF356とそのファミリーです、1回路、2回路、入りのものが発売されています。

LF356は音が柔らかくて、弦楽器が良い音がします。モーツアルトの音楽を聞くと、バイオリン、ピアノ、室内楽、オペラ、どれも大変好みに合う音がします。

欠点は力強い音がしない点です、シンバルをバシッと叩く音とか、サキソフォンの張り裂けるような音、とかは無理です。アートブレーキーとかソニーロリンズを聞くのには向いていない感じがします。
文章に書くと、凄い違いのようですが。音を聞くと微妙な違い、どちらかと言うとそういう感じ、という程度の違いです。

電気部品としての欠点は、設計が古いのでオフセット電圧が大きいことです。ゲイン1倍で使っても数ミリボルトオフセットがあります。無調整で直結では使えないと言う欠点があります。
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この回答へのお礼

拝啓
まさに私が知りたかったことを教えていただき大変感謝いたします!!今後ともよろしくご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。
さっそくLF356を入手して変えてみます

お礼日時:2009/07/27 11:02

No2です、


理由は経験上ですね。
理由をつければ、半導体の非直線性とか接合容量の変化とかあるのかも知れませんが。
以前はICの音質比べもやったことがあります、オーデオ用そうでないものを含めて。

私の経験では。

トランジスタ素子で作られたオペアンプ
芯のある音、しっかりした音、硬い音

FET素子で作られたオペアンプ
柔らかい音、ぼやけた音、透明な音

と言う感じがしました。入力にダイオードを使った保護回路が付いているものは、硬い音と言う印象が強かったです。

このときの経験からです。
数年おきに気になって聞き比べたりすることもありますが、一般的な傾向は変わっていない感じがします。
ただの個人的な経験と個人的な印象です。
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この回答へのお礼

大変ありがとうございます

経験上のことは大変貴重な情報として非常に感謝いたします。
理論や本ではわからないことのほうがAUDIOでは結構大事なことが多いのではと思っています。 

誠に申し訳ないですがもうひとつおうかがいしたいのですが、入力がダイオード保護回路ではないOPAMPはどういったものがあるのでしょうか?
質問がそれてきましたがほかではなかなか聞けませんのでよろしくお願い申しあげます。

お礼日時:2009/07/20 22:14

>> A級の定義にもよりますが、・・・ //



確かに、一般にA級はそのように定義されますが、BUF634の待機時電流は、データシートにもあるとおり、最高でも(V-とBW端子を短絡しても)15~20mA程度です。他方、定格出力電流は250mAに達するので、やはり、いわゆるA級動作とは異なるのではないかと思います。

ただ、もし、Wide BW Modeで使った場合にいわゆるアイドリング電流も増加するのであれば(するような記述ですが)、「AB級のうちA級動作する範囲」は広がります。オシロで差が見られたのは、このようなA級動作範囲が広がった結果ではないかと想像します(出力の大小に関わらず、Wide BW ModeとLow Iq Modeとで常に波形が異なる、という趣旨であれば、違うかも知れません)。
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エミッタフォロワー回路2段がさねのコンプリメンタリー・プッシュプル電流増幅回路、電圧増幅率1倍のICのようです。

初段・2段目ともトランジスターのバイアス電流を増加させることによって周波数帯域を広げているようです。
おそらく出力段のバイアス全流も増加しています。

一つ気になるのは、入力端子から出力端子に保護用のダイオードが接続されている点です。
オーデオ用に使うとすると音質が気になります。私ならパス(やめときます)かな。
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この回答へのお礼

拝啓
保護用のダイオードがあるとなぜ音質に影響があるか、できましたらおしえていただけませんでしょうか? よろしくお願い申し上げます。

BUF634にそっくりなLME49600というものもあり、これがAUDIOに適しているとナショナルセミコンダクタ社は言っているものですから、BUF634もいいのかなと思っています。

お礼日時:2009/07/14 03:42

データシートをざっと斜め読みしただけですが、クロスオーバー歪みの改善に着目したA級、B級というのとは、違うのではないかと思います。

BUF634自体には、Distortionに関するスペックは規定されていないようです。

Wide Bandwidth Modeというのは、要するに、待機時の消費電流を多くする代わりに、より低電圧で、周波数特性や位相特性を改善する、という性質のもののように見えます。

この回答への補足

拝啓 ありがとうございます。
A級の定義にもよりますが、”アンプの最大出力時に負荷に流れる最大電流の1/2をアイドリングとして流す”と定本トランジスタ回路の設計、116ページ、CQ出版社、とありますが、これで考えますとWBモードはA級か?と思いました。 

実はWBモードでない普通のモードでオシロで波形を見ますと0Vでクロスするところに歪のようなものが見えましたが、WBモードではこの歪がなくなったのでこのように思った次第です。、

補足日時:2009/07/14 03:54
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