アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

現在の音楽CDは、技術の発展によって規格制定当初(1982年)よりは音質が向上していると思うのですが、一方で音質が下がったという意見も多く聞きます。90年代などにリリースされたCDは音量は小さいですが、とても聞きやすいです、しかし最近リリースされたCDを聞くと、音量を上げすぎて音が歪んでいるような印象を受けます。どのディスクもavex、SONYなどの大手レコード会社のディスクです。
正常に進化しているならば音質の劣化は起きないと思うのですが(もちろん私がたまたまそう感じてしまった、という可能性もあります。)、このようになってしまった背景にはどのような出来事があるのでしょうか?

A 回答 (10件)

基本 先の方が述べておられる コンプ 犯人説に 1票ですが、



面白いページのご紹介です(ご存知なら陳謝)

http://kanaimaru.com/amazon/0fosusume6.htm

左メニューその2 0707~ ジャンプ先 ドンフリードマン「Timeless」

違う観点からの コンプの考察があります。参考になれば
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リスナー、世帯の状況に合わせているのでは。



アナログレコードの頃は、再生機(ステレオ)は一家に一台であったので
万人向けのマスタリングを優先した結果、当時、良質な再生音の代名詞であった
MC型カートリッジに近い感じにマスタリングしていたのではないかと推測します。

その後、ビニールレコードの生産が終了し、CD世代に入ってからは
家電の範疇で再生機(CDコンポ、MP、パソコンなど)をパーソナル単位で選ぶ人が増えたため
現在の主力販売・購入者層がポップス系であるために
パンチのあるMM型に近いマスタリングに変化して行ったのかと。

同じ音源でも、再販、リマスタリングで結構、音も変わります。
カートリッジを交換して楽しむ、ということが無くなった今は、
「アプリケーションを換えながら聴く」なんて活路を見出して楽しんでいます。
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微妙な聴き分けが可能な、優秀な耳と再生装置をお持ちのようで、ご同慶に至りではございます。

と、同時にご愁傷様!、決して嫌味ではありません。歳とともに耳は劣化します。感覚も鈍くなります。そう遠くない将来、気にならなくなるのでは?
音の録音、再生には様々なプロセスがあり、多くの録音、再生装置が係ってきますね?
電子デバイス、ソフトウェア、素材(スピーカとかアナログでしか有得ない部分、録音ルーム、再生ルームも)、記録メディアにだって差がある。
単純に考えても、4つ、録音、マスタ作成(ミキシング/補正)、プレス、CD再生、フィルタだらけです。アナログ音源のデジタル化、これも1プロセス追加に。
調合され、味付けされ、色付けされ、結局何が原音??、ということではないですか?
再生産(再利用)可能なものなので、当然、時代(ファッション)の要素も入ってくるでしょう。
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答えは明確で、わざとそのように制作しているからです。



お聞きになっている音楽のジャンルは、ポピュラー系ではないでしょうか?
そういう場合、”原音に忠実に”というマスタリングをしてしまうと、往々にして
物足りない、と感じる人が多いからです。
それは、ポピュラー系の音楽を聴く人の再生装置が、貧弱なコンポであったり
イヤホンみたいなのをつないだモバイル機器であったりすることが大半になったからです。

CD制作のマスタリング設備には、最良のスピーカーをモニターとして設置してあるのは
当然なのですが、傍らに、多くの人が使うであろう小型機器を置いて、最終工程でこういった機器で
好まれるであろう音に修正してプレス用マスターに仕上げます。

音楽がクラシックやジャズなら本格的な装置で聞く人が多いのでこういう細工はあまりないのですが
ポピュラー系となると、致し方がない現状です。

この事実は今に始まったことではなく、アナログレコードの時代からの常識です。

商業目的ですから、平均的なユーザーにターゲットを絞るのが当然なわけですね。
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90年代より以前と、2000年以降との一番大きな環境の違いというのは、インターネットの普及に伴う音楽ソフトのダウンロード形式が一般的になったことです。



つまりは、CDやLPといった「音楽ソフトのパッケージ」という商品の概念が崩れ、ネット上に飛び交うメールその他のデータと同様に、音楽ソフトも「デジタル信号」の一つとして流通するようになってしまった。

これは一見便利になったように思えますが、困ったことにダウンロード用の音楽ソフトは圧縮音源です(もちろん、一部のハイレゾ音源は除きます)。さらに、それらを聴くために使われるハードウェアは、iPodなどのDAPや、DAPを接続することの出来る簡易なミニコンポ類です。

そんな簡易な機器のユーザーに単純に「良い音だ」と思わせるためには、ラウドネスをガンガン効かせたドンシャリ傾向の音作りをするのが一番手っ取り早い。スレ主さんが「(最近の録音は)音量を上げすぎて音が歪んでいるような印象を受ける」と思われるのも無理もないでしょう。

もちろん、昔もウォークマンなどで簡易に音楽を聴いていたリスナーもたくさん存在していたわけです。でも、今と昔とで異なるのは、たとえカセットデッキやウォークマンの愛用者であっても、カセットテープなどにコピーされたものは「CDやLPの代用品」に過ぎないことを皆承知していたことです。カセットテープで効くよりもちゃんとしたオーディオ装置でCDやLPを鳴らした方が音は数段良い、でもカセットテープなどの方が手軽で経済的だから、とりあえず使っているだけ。。。という認識を持っていたのではないでしょうか。

それを証明するかのように、90年代前半までの歌謡曲やニューミュージックの録音は素晴らしいものがありました。音楽ソフトの送り手達も「カセットテープで手軽に聴いてもかまわないけど、ちゃんとしたシステムで鳴らせばそれに応えるだけのクォリティを確保している」という自負があったのでしょう。

ところが今のダウンロード全盛時代になってくると、手軽な圧縮音源よりも音の良いソフトが存在することを知るユーザーも少なくなります。かつて「代用品」であったものが、メインストリームになってしまった。こうなると、音楽の送り手としても苦労して高音質のソフトをリリースするよりも、安易で粗雑な音作りをしても構わないという傾向になってきます。

音楽ソフトの提供者と一般消費者たるリスナーが、一種デフレ・スパイラル的な音楽ソフトの質的低下を招いているということでしょう。

余談ですけど、最近PCオーディオが流行の兆しを見せていますが、私が体験した限りPCオーディオは従来の「CD等のパッケージソフトを専用プレーヤーで再生する」という方式に音質面で敵いません(再度念を押しますが、一部のハイレゾ音源は別です)。やはり、簡便性が前面に立つとクォリティ面は後回しにされるようです。
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1979年にWALKMANが発売されます。


これを機にカセットテープが音楽を聴く媒体として認知されたのです。

しかし、カセットテープはダイナミックレンジが小さい。
また、放送では音量の平均化のため、以前からダイナミックレンジを潰して放送していた。
これらはマキシマイズという技術です。
番組をエアーチェック(録音)してWALKMANで聞くのが流行った。
自分でLPからダビング(コピー)するよりエアーチェックのほうが具合が良かった。
そこで、音楽業界はコンプレッサーでダイナミックレンジを潰しマキシマイズしてカセットに収めた。
ダビングやエアーチェックより差別化しなければ売れないから。
コンプレッサーは当然歪みをもたらすが、その歪みに迫力を感じさせる要素が有り、適度なら抑揚を抑えた補填の役割があった。
この程度のマキシマイズは、一部のクラシックファン以外にはむしろ歓迎された。

1982年にCDが登場したもののなかなか普及せずに、本格的普及は1990年頃から。
収録される新しい音楽はカセット同様マキシマイズされたものだった。
カセットの場合は放送用音源とはならなかったが、CDは頭出しも容易で放送用音源に使われた。
ここで、CD録音と放送の二重マキシマイズが始まる。
既にマキシマイズ中毒していたエンジニアや新しい世代は、更に強いマキシマイズを求める循環に突入した。
輪郭強調エフェクター(その為には歪ませて倍音を生成させたりもする)であるエキサイター/エンハンサーも同様に、中毒を起こすと止め処なく使うようになる。
今の音楽業界、これら無しには成り立たないかの如きである。

ということでしょうか。
No.1 HALTWO氏のリンクされたURLは、それに対し強調したアニメで、警鐘を鳴らしているページということですね。

進化は、機材の低価格化に現れていると思いますが、良くなったのか悪くなったのか良く判りません。
だれでも容易に高機能・高性能の機材に手が出せるようになっているとは思います。
ただ、それで作られるサウンドは、オートメーションではなくエンジニアの主観によるものです。

そういえば、私、ここ何年もCD買ってませんね。テレビ見ないしラジオも聞かない。完全に浮世離れしてるだろうと思います。
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まず、オーディオCDはRed Bookガイドラインに策定されており、16bitで44.1KHz 2chでステレオまたは、22.05KHzでモノラル(1ch)であること。

CIRC(サーク)と呼ばれるエラー訂正技術を使うために、CDに記録する際にはCIRCによる訂正パリティをエンコードした形で符号化することなどが定められています。

これは、当時から変化していません。だから、収録した音そのものが変化することはあり得ないのです。この規格の変化がないからこそ、CDは今でも売ることができるのです。

ただし、HDCDなど、AudioCDと互換した形で、追加ビットを収録したものであれば、音には変化が生じます。それをのぞけば音の善し悪しが変化することはありません。即ち、CDが悪いから音が悪くなるのではないと言うことです。

では、何が影響する可能性があるかというと、問題があるとすれば収録の過程に問題があるか、収録機材に問題があるかのどちらかです。どういう意味かというと、CD原盤(RTM)が完成する前の、音がすでに悪ければ、音は悪くなります。即ち、音を収録する機材やその収録スタジオの密閉度などに問題があったり、機材が安物だったり、または素人が演奏したり、さらにはA/Dコンバーターの品質が悪いなら、音は悪くなる可能性があるということです。

即ち、CDの規格が変わっていないわけですから、もし悪くなるとすれば録音の過程か、編集の過程になるのです。実際にハード面で最も影響するのは、録音時にマイクから収集したアナログ波形をデジタルに変換するA/Dコンバーターが最も怪しいかもしれません。専用品であっても、昔よりは大量生産、大量消費時代に入っていますから、品質は落ちている可能性もあります。

考えられるのは、ハードとしてみるとそれぐらいです。

ソフト面や生態学などで見れば、人の聞き取りに作用する影響などもありますから、すでに回答があるように他にもあるでしょう。まあ、人の耳は年齢とともに高周波数が聞き取りにくくなりますから、年齢的な影響もあるかもしれません。

若いときから聞いている曲は、その頃の共感があるため、今聴いても当時のように聞こえる傾向があります。実際には、記憶などによって補われる部分もあるかもしれません。視覚などでは、そういうトリックもあります。耳でも何度も聞いた記憶音ならある可能性が否定できません。まあ、ある程度好みの音質というものの影響は受けますけど、当時と同じだったかというと、難しい。
それに対して、年齢が上がって始めて聴く曲は、始めての音として聞き取りますから、そこで音が悪い。広がりがないなどと感じれば、音は悪くなります。

人は、年を経るにつれて経験から、こだわりを持つようになりますからね。それを、捨てて聴いてみると、案外たいした差はなかったりするかもしれませんし、逆に、そうでもないなと思っていたものが、恐ろしく安っぽい音かもしれません。いや、年はとりたくないものです。
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>現在の音楽CDは、技術の発展によって規格制定当初(1982年)よりは音質が向上している



そんなことはないw

それはともかく、言われるような音質の劣化は、loudnesswar(ラウドネスウォー)として知られています。
これは簡単に言うと、人は大きい音を良い音と感じる、ということです。
CDなどデジタルデータは、音の最大音量のデータ値が決まっています。どんなに頑張ってもそれ以上でません。ではどうやって音を大きくするかというと、全体的な音を大きくしてやるのです。2倍10倍あった音量の違いを、1.5倍とかに縮めて全体の音を大きくします。
この、いかに全体の音量を上げるかというリミックス技術の競争が、上記のラウドネスウォーというものです。

こうして、多くの人が音が良くなった、音質が向上したと、騙されてくれているのです。


個人的に一番よくわかるのは、ネットにあがっているボレロではないかと思います(クラシックですが)。いきなりフォルテッシモのドラムで曲が始まりますw
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>現在の音楽CDは、技術の発展によって規格制定当初(1982年)よりは音質が向上していると思うのですが



音楽CD自体に記録されているデータの形式は変化していない…ハズですが。
デジタルデータで規格として定められている形式になっているはずです。

再生機器側の技術向上の結果なんじゃないでしょうか。
44.1kHz・16ビット・ステレオのデータ(音楽CDのデータ)を読み取った後、
波形信号に補間を入れて96kHz・24ビット・ステレオとして出力などは可能でしょう。

あとはD-Aコンバータやスピーカなどの性能による…かと。
# それと聴く人の耳の性能。(私は高くないのでいいスピーカとか使っても判らない…)

>。90年代などにリリースされたCDは音量は小さいですが、とても聞きやすいです、しかし最近リリースされたCDを聞くと、音量を上げすぎて

どこらヘンの音量を標準とするか…ですかねぇ。
CDによっては他より音量が小さい…なんてこともありますね。
# iTunesで取り込んだらiPodで音量上げないと聞こえない…とか。
# そういう場合はCD2WAVなどで取り込んで、SoundEngine Freeで音量調節して、
# neroで音楽CDとして焼き直してからiTunesで取り込み直してますが。
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CD などの Media が変化したことに起因するのではなく、録音再生環境の変化が Music (というか Audio) Source の変化を引き起こしているようにみえます。



例えば 90 年代までの録音 Studio 環境と現代のそれとでは用いられている機材が大分異なっていますし、特に音を決定する Monitor Speaker に求められている音が大分変わってきているように感じます。

90 年代までの Monitor Speaker と言えば ALTEC から JBL へと変遷した系列の大型 Speaker System であるのに対して、90 年代頃からは Mixing Console の上に置かれた小型 Speaker System や Book Shelf Speaker System 等も併用されて Compressor を多用した音創りがなされるのが主流になっています。

>音量を上げすぎて音が歪んでいるような印象を受けます。

という感触は恐らく Compression の弊害ではないかと思うのですが、

http://www.cdmasteringservices.com/dynamicrange. …

2000 年以降は上記 Page のような警鐘を発しているところもあります。

もともと小型 Speaker System を Mixing Console の上に置いて Monitor するというのはラジカセなどの音を Simulate するためのものだったのですが、そうした安価で小型の「ラジカセもどき音」を出すための Speaker がいつの間にか「Studio Monitor Speaker System」と勘違いされて流行するようになり、Speaker System の主流派 Floor 型から Book Shelf 型へ移行、更には近年の Portable Audio Player 隆盛に伴う耳穴に直に音を流し込んだり机の上に置かれた Near Field Speaker System での Listening Style が主流になってきたことから、かつての大型 Speaker System で大きな空間に音を出してこそ得られていた広大な Dynamic Range 感というものが廃れて Compressor を効かせた音が好まれるようになってきたという背景があるのではないかと思います。

この手の人工的な味付けは一種麻薬のようなもので、First Food の漬物に味の素を振りかけて食べる人が現れたり、日本向け Apple Tea の香料添加量が France の数倍になってしまったり、もともと Compression がかけられている音楽 Source を更に Surround System で Phase Shifter や Enhancer でアクの強い音にしなければ良い音に感じられなくなってしまう人が出てきたりと、一度染まってしまうと Escalate する傾向があるようです。

私もここ 10 年ほどは Near Field Speaker System と Headphone LIstening Style に染まってしまったことから、たまに Shop の試聴室で昔ながらの Floor Speaker System による雄大な Dynamic Range 感を得られる音を聴くと違和感を覚えるほどにまでなってきてしまった自覚があるのですが、生演奏を直に聴く時の Dynamic Range 感はまた別物と言えるものですので、昔の System と今の System でどちらが良いかと断言できるものでもなく、要は私自身が楽しめればそれで良いと割り切っています(汗)。

・・・とは言え、確かに 90 年代までの CD とそれ以降の CD とでは空気感が随分と違ってきていて面食らいます。

つい先月購入した数枚の CD も「Noise がない」「微細な音まで楽に拾える」ものなのですが、空気感が直線的ではなくて明らかに歪んだ Compression 気味の圧迫感があり、楽器毎の空気感が異なることから Mix された音像が歪 (いびつ) に感じてしまって「これはどんな Monitor をしながら Mixing したのだろう」と考えさせられた録音が幾つもありました。

昔、Jazz Trio に向かって EV (Electro Voice) RE20 という Dynamic
型 Microphone を中央に 2 本立てた Matrix Stereo 配置して SONY PCM2000 という Portable Digital Recorder に直結して録音された Source をそのまま CD 化したものを比較的大型の System (Bose M901) で再生した時に得た感動から EV RE20 がすっかり御気に入りの Microphone になってしまった経験があるのですが、Neumann U87 系以外の Condensor Microphone が幅を利かせるようになってからの録音 Source にそのような感動を与えてくれるものがないのも「録音現場で求められている音そのものが変わってしまったのかな?」なんて気がしています。
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