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韓国語を始めたばかりの超初心者です。
文字を覚えようと思って「アンニョンハシムニカ」の表記を見直してみると、
「ム」の部分が「m」ではなく「p」をあらわす子音なのに気がつきました。
これはどういう法則でこうなっているのでしょうか?
本当に超初心者の質問でごめんなさい。
宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

これは,「鼻音化」という現象です。


「シムニ」の部分を見てみると,pの次にnの音が来ていますね。
このように,p, t, kのあとに鼻音(口を閉じて鼻に抜ける音。具体的には,m, n, ng)が来ると,前の音もそれにつられて鼻音化し,p→m,t→n,k→ngとなります。
早めに口を閉じて,鼻に息を出す準備をしているわけですね。

それならなんで発音通りに書かないか,というと,文法的に形を統一させたほうが読みやすいので(辞書を引くようになると分かります),綴り字はそのままにしておいて,「こういう発音規則があるんだ」と考えて読むわけです。
もっとも,いちいち発音の規則を考えていては遅くなりますので,こういうのは早いうちにたくさん実例を読んで慣れるようにしましょう。そのうち自然に読めるようになりますよ。

「アンニョンハシムニカ」の場合,語尾の「-mnikka」(ですか,ますか)は「-mnida」(です,ます)の疑問形で,「-pshida」(しましょう)などと同様,「p」の部分が丁寧さを示しているので,発音は「ム」でも綴りは「-pnikka」「-pnida」と書いているわけです。

誤解を招くといけないので一言。
「呉」はハングルではつねにオーです。これは中国語の漢字音が朝鮮に伝わってくる時点でそうなったのであって,上の鼻音化とは全く別の話です。
「李」はハングルでも本来はリーですが,語の頭(たとえば姓)にくるとイーになります。このように,漢字のハングル読みがl(r)で始まる場合,語頭に来るとl(r)が脱落したり,nに変わったりするのですが,これを頭音法則といいます。(なお北朝鮮では語頭でもリーのままです)
前にのべた鼻音化は,漢字の熟語であろうと,また朝鮮固有の言葉であろうと,関係なく起こっている現象です。
また,あまり音便とは言わないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
詳しい内容がわかりやすく書かれていて大変ためになりました。
慣れられるよう頑張ります。

お礼日時:2003/04/21 20:36

補足。


さきほど
「p, t, kのあとに鼻音(口を閉じて鼻に抜ける音。具体的には,m, n, ng)が来ると」
と書きましたが,現代語ではngが来ることはふつうありませんので,来るとしたらmかnですね。
中世の朝鮮語ではngで始まる音節(日本語の鼻濁音のようなもの)がありました。今でも方言としては残っているかもしれません。
以上,初心者の方には必要ない情報かもしれませんが,読んだ人から突っ込まれるといけないので一応訂正しておきます。
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鼻音化という発音法則です。


「P」「K」「T」の音の直後に「M」か「N」の音が続くと
原則的に以下のように変化します
(正確な書き方ではないので「こんな感じになる」程度に
 解釈してください)。

「P」->「M」
「K」->「NG」
「T」->「N」

「ハシPニカ」は「P」の後に「N」がありますので
「ハシMニカ」になるわけです。
これ以外にも発音変化はいろいろありますので
焦らずに勉強してください。

なお、規則で覚えるというよりも
「発音変化は自然の流れである」という点を
頭のかたすみに入れておくといいです。

ためしに「ハシプニカ」を100回発音してみてください。
疲れてくると、自然に「ハシムニカ」になってきませんか?
ほかの発音変化も似たようなものです。
それの方が発音しやすいから変化したのでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
慣用的に変化する、ということなのですね。
最初のうちは法則とにらめっこすることになりそうです。

お礼日時:2003/04/21 20:34

音便(発音しやすいように読み替える)です。


ほかにも、ゴー(呉:GOH)がオーと読まれたり、
リー(李:LEE)がイーとよまれたりたくさんあります。
音便は民族(言語)によって違いますので覚える(慣れる)しかありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
中国語の発音が少し変わった、というかたちでしょうか?

お礼日時:2003/04/21 20:33

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