プロが教えるわが家の防犯対策術!

動物も様々な感情表現をするのに、仲間の死に対しては驚くほど無頓着な気がしてならない、どうしてか?

昨日の爆笑問題の番組で未解決のまま終わってしまったお題です。
生物心理学という学問のようです。

どう思われますか?
慶大の教授は「生きるのに関係ないから」と言っていましたが違うような気がしました。

考えたのが動物には「個性」を識別出来る能力がないのでは?
だから人間と違い、つがいになった相手が唯一無二ではない、相手が死んでも他にも仲間がたくさんいるから気にならないとか・・

A 回答 (3件)

ど素人さんですが・・・。



鳥類を飼育していますが、彼らはちゃんと「個」を認識していますよ。同種でもきちんとキライなのと好きなの、どーでもいいのと別れますし、好きな鳥のとこへ選んで飛んでいきます。

ラブバード類は相方が亡くなると、相手を探し続けますし、いないと認識すると絶食自殺をはかるケースが多々あり、うちのオスも嫁が逝った後絶食して死にかけました。(強制給餌2ヶ月やって引き留めました。)
彼にはその嫁さんが唯一無二だったのでしょう。

ただ、遺体を見せたときの反応は、「嫁さんに似てるから掻いてあげた」「反応がないから違う」「ぼくの嫁さんは居なくなってしまった」となるらしく・・・遺体に執着は見せません。
彼にとっては動いて反応してくれるのが嫁さんであり、仲間なんだろうなぁと思います。

ちなみに他の鳥種だとたとえ相方の遺体でも正常に立っていないということだけで怖がって近寄らなかったりします。
小型鳥類に限って言えば彼らは捕食される側の生き物なので、仲間の死がある場所には危険が残っているかもしれないと感じているのかもしれません。

ということで、うちの鳥類は遺体を尊ぶことはありませんが、相方・仲間が亡くなればそれなりに心理的ダメージを受けます。
    • good
    • 0

その番組を見ていないし素人です、たぶんですが


社会生活を送る猿や犬や象など以外は、
相手の気持ちを想像する能力が、生きるために必要ないので
発達していないからでは。
ほとんどの動物で、
異性にアピールしている姿、子を懸命に育てる姿、など、
相手の気持ちを思いやっているように見えますが、
それらの行動は、相手の表面的な反応だけを理解し、
自分(の楽しみや血縁の繁栄)に都合のいいようにふるまっているだけです。
もちろん、相手が怒った顔をしたり気持ちよさそうにしたら、それに応じて適切にふるまいます。
でも、隠された内面を読み取ることはないです。

社会性動物は相手や第三者までの気持ちや行間を汲み取ってふるまわないと、
嫌われたりリンチにあってしまい危険なので、相手の気持ちを想像する能力が必須です。

人間が仲間の死を悲しむとき、自分が純粋に寂しいというだけの悲しみは少ないと思います。
対して、故人はもっと生きたかっただろうに、故人はどれそれをしているとき幸せそうだったのにかわいそうに、など、少しでも思いやりの入った悲しみは、本当に胸が締め付けられ、思い出すたびに泣けてきますね。
さらに、故人は自分に会いたがっていたのに、自分を頼っていたのに、なんていう悲しみは、残酷なほどで、時には一生癒えない気がします。
故人の家族はどんなに悲しかろうと思うときも、激しく涙が出ます。

もうひとつ、未来を(予測じゃなくて)想像する能力が、猿や人間は発達しています。
仲間の死を見て、自分もいつか死ぬんじゃないか、自分の家族も?と思うかどうかで、死に対する怖さも違うのでは。

無頓着な動物の心理を私なりにシミュレーション:
あいつはいい友達だった、性格が合って、いつも助け合っていた。
こうして死んでしまって心細いし寂しい。
なんで死んでしまったんだろう。
きっと、生きる能力が劣っていたのだろう。
自分の仲間はときどきそうやって死んでしまう。
自分はちゃんと気をつけてるから死なない。
くわばらくわばら。
能力の低いやつといても損な気がする。
もっと生命力の強そうな新しい友達を探そう。

人間の名セリフ:
「あなたは私が、あなたがあのときそう思ったのだと思ってると、思ってるんでしょ?」
    • good
    • 0

そもそも動物には「死」という概念がありません。

死(単純に言えば心臓の停止)の概念、「死んだら生き返らない」、「そこでその個体の生涯が終わってしまう」、「死んだものはもう食事したり考えたりすることはできない」、「その個体はいずれ腐敗して原形はなくなり、残されたものたちからは視覚的にも消滅する」などの事実は、人間だけが言語や記述、自考などで個々が理解しているのであって、動物が同じ概念をもっていると考えるのは無理があります。動物は、嫌がることをすれば不快に感じ、逃げたり攻撃したりし、またそれを学習して警戒行動をとったりはしますが、その延長線上に「死」というものがあることは想像できていません。もちろん痛覚のある動物は怪我をすれば痛いですし、痛いことがおきないように事故から学習したり、敵から逃げたり攻撃したりはしますが、外敵に襲われて、「これ以上に痛い思いをするかもしれない恐怖」はあっても、「これ以上攻撃をされつづければ死んでしまう、いわゆる[死の恐怖]」は概念そのものがないのです。肉食動物がエサとなる動物をとらえて食べているときも、「コイツは死んだな」とは思わず「コイツは動かなくなった。あ~食べやすい」に近い感覚で、さらにそこから「動物(エサ)は攻撃を続ければ動かなくなる。そして動かなくなったエサは再び動き出すことはないからゆっくり食べられる」ということまでは学習します。でもそこまでです。
人間は一般的に個体識別を視覚とコミニュケーションのみで行いますが、動物は他にも体温、体臭その他いろいろなファクターを総合し、個体識別を行っています。ですから生前と視覚的には変化がなくても他のファクターに大きな変化が出れば、(他の回答者様も書いておられますが)「アイツがいない!」となり、人間から見て視覚的に生前と同じ形の物体が転がっていても、それは「今まで一緒にいたアイツ」とは思わず、さらには「同じ種類の動物」という認識すらないことも多いと思います。
昔、ゴリラか何かの母親が死んだ子を何週間も抱き続け、なかばミイラ化したその個体に母乳を飲ませようとしたというニュースがあり、それに同情的なコメントをする報道も多く見られました。しかしそれは、人間と同じレベルで死を理解しているという前提のもとでの、人間側の一方的な考えであり、ゴリラはただ「死」が理解できていなかったからにすぎません。知能が高くなればなるほど、個体識別を視覚とコミニュケーションにウエートを置く傾向にありますから、こういう勘違いも起きるのでしょう。
それを集約すれば、たしかに「生きていくことに関係ないから」という考えはあながち間違えではないような気もしますが、、。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

みなさま興味深いご見解をどうもありがとうございました。
腑に落ちました。

お礼日時:2009/10/27 16:36

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!