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去る11日に、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機
「HTV」が、種子島宇宙センターから「H2B」で打ち上げられ、
今日「HTV」は国際宇宙ステーションとのドッキングに成功しましたが、日本のロケット技術は世界各国(米・中・印・露・欧州)
と比べてどれくらいなのでしょうか?

A 回答 (3件)

アメリカ(スペースシャトル他)・ロシア(ソユーズ他)・ヨーロッパ(アリアン)は非常に多くの実績があります。

この2つは実績も技術も他より格段に上。

中国は、ロシア・アメリカについで3番目に有人宇宙飛行を行いました。
有人宇宙飛行をなしとげたのは、ロシア・アメリカについで3国目。

インドは、独自のロケット技術を持っていて月への探査機を飛ばすなど、技術的にも日本とほぼ同じぐらいでしょうか。

ただし、中国はロシアのロケット技術提供をかなり受けていますから、
実績は一歩先に行ってるものの、技術という点では、インド・日本と比べて抜きんでているとはいいがたいかと思います。

ただし、以上の話は、実績を元にした流れですが、
「独自の技術」という点では、日本はかなり上に来ると思います。

アメリカ・ロシア・ヨーロッパのロケットは、元をただせば、第二次大戦中のドイツのロケット技術を受けてますし、
中国やインドはその技術をさらに受けてたりします。
一方、日本では、ISAS系のロケット技術は、そういった技術提供を受けずに、完全に自力で開発したものであり、その技術はトップクラスです。
ただし、それに実績が伴っていないのが残念なところ。IASA系のロケットも、M-V以降開発中止が決まってしまいました。

あと、回答2をちょっと訂正
> ところが当時の日本のロケットは、まだ個体燃料が主流の時代だったと思います。(さだかではありませんが・・・)
日本に「固体燃料が主流の時代」なんてのはありませんでした。
ちょっと複雑なのですが、日本には2つの流れがあって、

ISAS(宇宙科学研究所): 東京大学宇宙航空研究所を源流に持つ、旧文部省配下の「研究機関」。ドイツの流れをくまずに完全独自にロケット開発していました。日本は、ロシア・アメリカ・フランスに次ぐ4番目の人工衛星打ち上げ国ですが、その日本初の人工衛星「おおすみ」も、ISASのラムダロケットでの打ち上げです。天文観測や探査などの研究系の打ち上げが中心でした。固体燃料ロケットで惑星探査機を飛ばすような技術を持ってるのは世界中でもここだけです。

NASDA(宇宙開発事業団): 旧科学技術庁配下の「人工衛星を打ち上げるロケットの開発機関」。実利主義であり、当初はアメリカのエンジンをライセンス生産したロケットを作っていたが、H-Iで第1段エンジンを国産化し、H-IIで完全国産化しました。通信衛星や放送衛星、気象観測衛星など実務的な衛星の打ち上げが中心です。

このように見事な縦割り行政で、この二つはまったく別個に宇宙技術を開発してきました。
今のJAXAは、NASDA・ISAS・NAL(航空宇宙技術研究所)が合併してできたものです。
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日本のロケットの「総合的な技術」としては、挙げられている国の中ではシンガリではないでしょうか。


時は民主党政権。
益々技術向上に関しては苦しくなるのではないでしょうか。

ただ、私は技術屋のため、一つ一つの技術については興味を持っており、以前、日本版スペースシャトルとして計画されていた「HOPE」が開発されていた頃、国内の某重工が開発した、ロケットエンジンへ燃料を送る「ターボポンプ」には驚かされました。

チタンの結晶を成長させて、厚さ数センチ、直径40センチ程度だったと思いますが、チタンの単結晶で作られたポンプの出力が4万馬力との記事を見たことがあります。
2万トンタンカーのエンジンに匹敵するポンプでした。

当時、有名だったアメリカのサターンV型のエンジンのポンプは大変大きく、それでも毎秒5トンの燃料をエンジンに送ることができていましたが、その能力と同等でさらに大変小型で、日本の技術は凄いもんだと感心していました。
ところが当時の日本のロケットは、まだ個体燃料が主流の時代だったと思います。(さだかではありませんが・・・)

総合的な「ロケット技術」としては先進国では遅れていますが、一つ一つの「部品の技術」に関しては、日本は長けていると今でも思っています。

総合的なロケット技術となると、やはり「予算」の面で開発は大きく遅れていると思います。
国家をあげて、総力を結してというチャンスがなかったからかも知れません。
仮にあったとしても、予算的に不可能であったと思います。
旧ソビエトにしてもアメリカにしても、やはり大国だからできたのではないかなと思います。
多分その頃日本は、「電子立国」だの「新幹線」だあ「自動車」だの、「深海潜水艇」などに走っていたのだと思います。

日本は敗戦国。一刻も早く大国と同じ経済力を勝ち取ろうとしていた時ですから、「手先が器用」、「勤勉」の特色を活かした技術の方が発達したのだと思います。
今でも宇宙ステーション建設で、それらを高く評価してもらっている事実もあります。

恐らく今後も、総合的なロケット技術を進歩させることよりも、「縁の下の力持ち」的存在での、宇宙開発への参加が主になるのではないでしょうか。
独自の宇宙開発に対しては、大金を投入する割には大きなメリットを感じません。
とにかく精密で正確、安全で小型の部品を作らせたら、右に出る国がない状態ですから。
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例えば個体ロケット技術は1番だそうですが、液体ロケット技術はいまいちだそうです。

衛星の軌道投入技術はそこそこだそうです。衛星の開発力は並みだそうです。深宇宙探査は今まで投入実績がありません。有人飛行の経験もありません。これらの条件で高いのか低いのかは判断できませんが。アメリカ、ロシアよりは下でしょう。欧州と並んでいるのかもしれません。
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