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武術などはまったくの素人です。
ドキュメンタリーとか写真などで見ると、少林寺での拳法修行はとんでもない荒行のようですが、あそこは禅宗のお寺でもありますよね?
当然、生臭ものは食べられない精進料理になるわけですが、どんなものを食べているんでしょうか?
あんな荒行を毎日やるためにはかなりのスタミナが必要ですよね。

A 回答 (5件)

少林寺は禅寺だけあって食事は肉、魚が禁じられていて、米、小麦粉を使った饅頭(マントウ 具が入っていない)や包子(パオズ マントウに具を入れたもの)、麺類(日本のものより太くて短い刀削麺やワンタンのようなもの)、豆類(豆腐もよく食べる)、野菜、などを主としています。

寺領に畑も持っています。食糧事情が悪い昔はとうもろこしやコーリャンなどの穀物類をよく摂っていたそうです。中国北部では饅頭と麺が主食ですが、少林寺のある河南省でも多く食べられています。四季に応じて禅寺ならではの菜譜(メニュー)や、また漢方の薬膳料理もあります。全体的に味は薄味であっさりしていて簡素な印象を持ちます。食事の時間は、朝6時、昼12時、夜6時の一日3回です。

少林寺では一般には武術は非公開とされていたり、日本のテレビ局の取材に対しても武術はやっていないと発言したこともありましたが、これは余りにも入門希望者が多いためです。

実際には現在でも少林寺では武僧による武術修行は行われています。武僧団の中国内外での表演(演武)活動だけでなく、禅院の中でも大洪拳、炮拳、柔拳、七星拳などの伝統套路(型)の功を積む僧がいます。映画「少林寺」前後から少林武術の保存、整理運動があり、拳譜の見直し、套路の確認作業、刊行物の出版が行われました。日本少林寺拳法との交流で知られた徳禅は武医術に長じ、その後継者、素喜も、小洪拳、通背拳、双刀などの伝統少林武術に通じた武僧として尊敬を集めていました。二人とも套路を演じる写真が残されています。少林武術は寺を離れた僧により周辺の村人にも伝承されていて、羅漢拳、炮拳、通臂拳、昭陽拳、長護心意門拳など、民間にある伝統拳も昨今大きく話題になっています。今は寺の内外に弟子達が育っていて、40代、50代の拳師(指導者)がいます。(少林十大拳師がよく知られている) 武僧団の表演でも跳躍の多い派手な技や硬気功的なものだけでなく昔ながらの拳技、套路が演じられています。少林寺が唯一認める直轄の武術学校、少林寺武術館も存在し、少林寺の素雲の拝師弟子、焦紅波が海外からの訪問者に教授しています。
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この回答へのお礼

素人の質問にここまで丁寧に回答していただいて、ありがとうございました。
河南省でも米だけでなく麺もやはりあるわけですね。(中国の南が米、北が麺というのはもちろん昔の話で、流通が便利な今の話ではないでしょうが。)まあ、簡素であることは想像していましたが。やはり禅宗ですから生臭ものは駄目なんですね。体を酷使するし、健康面でも薬膳のようなものもあるわけですね。小麦や大豆(豆腐など)があればタンパクも十分ありそうですね。
ここまで具体的な答えが得られるとは思っておりませんでした。ありがとうございました。
>余りにも入門希望者が多いためです。
有名になりすぎたわけですか(^^;
演舞だけでなく、戦うための武術も今でも伝えられているわけですね。
とにかく、いろいろ勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/22 20:28

昔テレビでやっていたことをお伝えします。


「世界不思議発見」で少林寺の特集をやっていたのですが、
その時はご飯を主食にして、大根やもやしの漬物っぽいものと野菜スープを食べていました。味はどれもきわめて薄味らしいです。
たぶんそんな感じの物を毎日食べていると思います。
野菜はある程度自給自足だと思います。

またかつて日本の江戸時代に来た外人が日本の飛脚の体力に注目したことがありました。彼らは米と漬物だけで何十キロも走ることができる。もし肉を食べさせたら更なるパワーアップができるのでは?と考え肉食にさせた所、肉が胃にもたれパワーダウンしたらしいです。
つまり体力とスタミナ料理には関係性がないということなのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
やはり粗食なんですね。
まあ、ご馳走は食べてないだろう、とは思いましたが。
お米を食べれば、エネルギーは確保できるわけですから、あとはたんぱく質とかビタミンその他の栄養素ですね。結局、何とかなる、と。

>肉食にさせた所、肉が胃にもたれパワーダウンしたらしいです。
肉を食えばスタミナがつく、という考えそのものが迷信だったわけですね(-o-;。
粗食でもスタミナはつく、ということですね。
そういえば、菜食主義者のプロレスラーなんてのもいた気がします。

お礼日時:2009/09/21 16:10

少林寺で荒行なんていつの時代の話をしているのか…現在の少林寺は観光地化されていて拳法修行などは形骸化され殆ど行われていません。

あるのは武術ショーでその練習が行われているのです。寺の主な収入源は観光客が落として行くお金です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
>いつの時代の話をしているのか…
いや、その、そうおっしゃられても・・・(^^;;;;;。
そもそも、映画とか漫画などでしか知りませんよ(^^;;;;;;。ド素人ですから。<(__)>。とりあえず、映画などで有名になる前の大昔の話として。荒行ったって、当然映画などでやるのは派手に見せるわけですから、本来はもっと地味なんでしょうが、まあかなりのハードトレーニングはやっていたのだろう、というぐらいの意味です。
ネットで、少林寺にぎっしり観光客がつめかけてる画像などはよく見ますから、観光地化されてるのは本当でしょうけど。
質問したのは、大昔の映画の「少林寺」(だったかな?)でジェット・リーふんする少林寺僧が「こっそり隠れて」肉を食った場面を思い出したので、じゃあ本来は何を食べることになっていたのだろう?と思ったのがきっかけです。
素人の戯言質問、ということで、ご容赦ください<(__)>。

お礼日時:2009/09/21 15:10

こんにちは。


人間の体は、そもそも結構な粗食に耐えられる仕組みになっています。

少林寺のみならず、時々テレビで放映されるような未開地の部族ではイモ類だけが主食でわずかなおかずしか食べない所とか、結構多いのです。
その割りに筋骨隆々のすばらしい体だったりします。

その秘密は腸内細菌で、腸内細菌に必要な栄養を作ってもらってるのです。つまり人間と細菌の共生関係が成立してるわけです。

文明国と言われる国では、細菌を忌み嫌うあまり、この関係を破綻させてきました。
その結果、文明国だけの病気が多々あったりします。
恐らく少林寺の僧はこれらの病気とも無縁でしょう。

ちなみに、日本でお米だけ食べて脚気が猛威を振るった時代がありましたが、あれは「お米(つまり稲)」の種子の構造が特殊で普通の種子なら満遍なく含まれているビタミンB1がお米では表面に集中してる、という特殊性があったため、精米によって表面を削ったお米(白米)だけを高級志向で食べ続けた結果です。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます(^^)。
言われてみれば、中国に限らず、昔はご馳走を食べられるのは権力や金を持つごくわずかな人々(といっても、今に比べれば粗食だったらしいですが)で、一般大衆は皆、ひどい粗食だったはずですよね。

>腸内細菌に必要な栄養を作ってもらってるのです。
なるほど(^^)。そういう仕組みだったのですか。参考になりました。
ある意味、「肉信仰」のようなものが私にもあったわけですね(--;。反省。

>文明国だけの病気
成人病などもそうでしょうし。
その上、牛肉が沢山食べたいからといって牛の肉骨粉を(本来草食獣の)牛に食べさせてBSEなんてのが出てくるとは、完全に暴走ですね。

>精米によって表面を削ったお米(白米)だけを高級志向で食べ続けた結果
確か「江戸病」とも言われたと聞いたことがあります。精米を沢山食べられる(まあ、それしか食えなかったのかもしれませんが)江戸のような都市で多かったんでしょうね。これも文明病の一種かも。

お礼日時:2009/09/21 15:34

麺類ですね


ほんのちょっと味がついたお湯に麺入れて、それだけです(^_^;

http://www.gaopu.com/KA/EX1.html

スタミナは気力で作ります(^_^;

この回答への補足

DVDを見直してみたら、draft4さんの参照された画像とは角度などが違ってました。やはり麺類も食べてるんでしょう。
まあ、映画の食事風景は本当に当時の少林寺の食事風景を忠実に再現している保障はないですから、何の証拠にもなりませんけど。(関係ありませんが、映画の方はちょっとワイヤーアクション使いすぎですね(^^;。ジェットリーなら、素でも十分かっこよくできるんじゃないか?と思われるところでもビシバシ使ってますし)。

補足日時:2009/09/22 20:28
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この回答へのお礼

あ、この画像の元は持ってます。質問での「ドキュメンタリー」と書いたやつで、映画で少林寺が有名になったので、作ったドキュメンタリー映画らしいです(かなり昔)。
とはいえ、もちろん、宣伝目的から言えば、派手なところを見せているわけでしょうけど。
だから、この映画のためにやっただけかもしれないので、本当に麺だけかどうかはあやしいですけどね(^^;。河南省だとお米も食べてた可能性がありますし(中国の北方では米がとれなかったので小麦の麺主体だそうで)。
もともと、ジェットリーが太極拳をやる「大地無限」(原題:太極張三豊)が欲しかったのですが、昔の映画なのでなかなかそれだけが手に入らず、ジェットリーの映画3本組のやつを買ったら、そのドキュメンタリー映画が入ってました。
「大地無限」では、ジェットリーふんする主人公が、少林寺で修行中に、食事のときにテーブルを囲んで皆が食事するとき、主人公とそのライバルだけが椅子を使わずに站樁みたいな形で、食事しながらテーブルの下で足技を隠れて競い合った場面がありました。そのときはご飯を食べていたと思います。

お礼日時:2009/09/21 16:03

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