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無理心中などのニュースで、道連れにした人も含めて「~さん」と表現していますが、やっていることは殺人なのに、なぜ「さん」付けにしているのでしょうか?

また、交通事故で(一時停止無視などで)片方が明らかに悪い場合、相手が亡くなれば、「~容疑者」となるのに、双方が亡くなった場合は、どちらも「~さん」となるのはなぜなのでしょう?

A 回答 (6件)

 みなさんがお答えになっているように、法律上は「容疑者(被疑者)」でも「被告(被告人)」でも「受刑者」でもないから、だと思います。


 加えて、「○○さん」と報じるのは、マスコミが訴訟上のリスクを回避するためでもあります。

 質問者様がおっしゃるように、どう考えてもその人が殺人を犯したのは間違いないという場合にまで「○○さん」とマスコミが言うのはおかしい、というのは、私もお気持ちとしてはよく分かります。

 もちろん、マスコミは「~さん」とか「~容疑者」と「呼ばなければならない」と法律上義務付けられているわけではないので、マスコミがその人を何と呼ぼうが、マスコミの自由です。
 ですが、下でat9_amさんがご回答なさっているように、ロス疑惑の三浦氏がマスコミを次々と名誉毀損などで訴え、勝訴判決を得たために、マスコミとしては、訴訟上のリスクを回避するために、犯罪報道において自主規制を進めざるを得なくなりました。
 マスコミは、それ以来、今まで「○○(個人名)」と呼び捨てで報じていたのを「○○容疑者」と呼ぶようになりましたし、手錠を施されている様子にモザイクをかけるようになりました。

 質問者様がおっしゃる例で言えば、もし道連れをした人を「○○容疑者」「○○殺人犯」とマスコミが呼んだ場合、その人の遺族が「逮捕されてもいないし、罪も確定したわけではないのにマスコミに"容疑者"と書かれた」としてマスコミを訴えてくる可能性があります。
 だから、マスコミとしては、記者がどんなにその人が罪を犯したという心証を抱いたとしても、「○○さん」と書くのです。

 近年、マスコミの犯罪報道をめぐって、マスコミに不利な裁判例が続々と出てきています。行き過ぎた犯罪報道にストップをかける意味もありますが、マスコミの犯罪報道を萎縮させている面もあります。

 たとえば、和歌山毒物カレー事件の林真須美被告の法廷内の様子を描いたイラストを雑誌に掲載した出版社に、最高裁は損害賠償を命じています。ご関心があれば、ぜひ下記リンクをご参照ください(最高裁平成17年11月10日第一小法廷判決)。

参考URL:http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_i …
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単純に、死んでしまえば容疑者でも受刑者でもなくなるからです。



被疑者死亡でこの事件は(他に真犯人がいるならば別ですが)、書類送検まででおしまいになります。したがって、逮捕・起訴などができないので「さん」付けのままになります。


因みに以前は逮捕前でもマスコミが疑いが濃いと考えれば容疑者とすることもありましたが、ロス疑惑の三浦氏がいろいろ名誉棄損などの裁判を行った結果、このような形になった、とされています。
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亡くなってしまっているからではないでしょうか?既に容疑者でも被告でもないわけで(刑法上のことはよく分かりませんが)敬称が「さん」になるのではないかと。



そもそもニュースの敬称なんて何を基準につけているのかよく分からないものがあります。「元社長」なんてわけのわからない敬称もありましたが、メディアは異常な攻撃性を見せたと思ったら、良く分からない博愛を見せることもあるので、所詮その程度のものと考えた方が無難かもしれませんね。
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たびたびすいません。

japan100です。
ある程度犯罪の証拠がそろうと「容疑者」
容疑者が逮捕されて容疑の裏付けがとれて起訴されると「被告」
裁判がすべて終了して(日本は三審制)有罪が確定して実刑になり,刑務所に入ると「受刑者」になります。
あくまでもその人が殺したのだろうではだめなのです。
目撃者がいても本当かどうか「証拠を揃えている段階では,~さん」であり「容疑者」にならないのですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

上記のことは理解している上で質問させていただいています。

話が違う方向に行ってしまいそうなので整理させていただくと、私の質問は、殺人をしたという証拠があった場合でも、無理心中の場合はなぜ「~さん」になるかと言うことです。

交通事故の質問も同様です。例えば一時停止していないなど明らかに落ち度があり相手を死なせた場合、死ななければ「~容疑者」になり、亡くなればなぜ「~さん」になるかということです。

お礼日時:2009/10/04 00:24

japan100です。


道連れに無理心中の場合などは,殺した人が精神疾患だったかもしれないから~さん付けですかね。(精神疾患があった場合には罪に問えませんから)
死んでしまった人は精神鑑定できませんから。
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この回答へのお礼

たびたびありがとうございます。

でも、
>殺した人が精神疾患だったかもしれないから
たとえば、通常の殺人事件で逃走している場合は、精神鑑定前ですが「~さん」ではなく、「~容疑者」ですよね。無理心中と同じことだと思います。

お礼日時:2009/10/03 23:59

無理心中の場合はどちらが加害者か被害者かわからないから両者ともさん付けにしているのでしょう。

無難ですから。
>相手が亡くなれば、「~容疑者」となるのに、双方が亡くなった場合は、どちらも「~さん」となるのはなぜなのでしょう?
相手が亡くなれば「~容疑者」になるわけではなく,明らかに加害者になると思われるから~容疑者になるのでしょう。
双方が亡くなった場合は事情が聴けませんから,どちらも~さんになるのではないでしょうか。目撃者がいて証言できれば加害者と思われる人が被疑者死亡のまま書類送検ということで
~容疑者となりうるわけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ただ、
>どちらが加害者か被害者かわからないから

親一人で小さい子供を道連れにした時も「~さん」付けでした。これは、どちらが加害者か被害者かはっきりしていると思います。

お礼日時:2009/10/03 23:34

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