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生物Iで細胞分裂とか減数分裂とかでn,2nとかでますよね?
そのn,2nというのがよくわからないんですが、n対あって2nのうちnが父親のもう一方が母親のですよね。
分裂のときに核相が変化するのがよくわからないんですが?

最初は2nでDNAを複製すると核相は4nになるのですか?

また減数分裂で第一分裂で2n→nになりますけど、体細胞分裂は2n→2nですよね? どう違うんですか?

最後にどうして減数分裂で第一分裂でnの細胞が2つできて、複製もせずに
第2分裂してもnが4個できるのですか?


質問ばかりでスミマセンが、どうかお願いします。

A 回答 (3件)

まず、nは、2つの意味を表すときに使われます。



それはその時々で違うので、文脈などから読み取る必要があります。
その2つとは

1、染色体の数(染色体が何本あるか)=核相
2、生物をその生物足らしめるのに必須な遺伝情報(ゲノム)のセット数=倍数性

まず、1の場合、
体細胞では、父親と母親から染色体をもらいます。
そのとき、基本的に父親と母親からは「同じ形の」染色体をもらうので
染色体数は2nと表すのです。
この時、体細胞分裂を表すと
2n→分裂→2n
となります。

減数分裂は
2n→分裂→2n→分裂→n
となります。

このとき、間違ってはいけないのが、2nと示しているのはあくまで『染色体の数』であって、
そのときの各々の染色体の『遺伝子数(DNA量)は多い』ということです。このことをしっかりおさえてください。次の意味につながります。

2の場合、
nは生物をその生物足らしめるのに必須な遺伝情報(ゲノム)のセット数、となります。

ということは、2nで表す生物は「2倍体」であるのです。
つまり、必須な遺伝情報を2倍持っているということです。
(ヒトなどは2倍体の生物ですね。)

このとき2倍体生物の体細胞分裂を表すと

2n→複製→4n→分裂→2n

となります。つまり、細胞が分裂する前に、遺伝諸情報を倍に増やし(4n)それぞれを娘細胞に受け渡す(2n)となるのです。

このとき、間違ってはいけないのは、遺伝情報が倍になったからといって
染色体数は見た目では「本数は」変わらないということです(大きさは変わる)。


減数分裂はというと

2n→複製→4n→分裂→2n→分裂→n

となります。これも1回目の分裂の前には、遺伝情報を倍に増やして(4n)それが分けられて2n、引き続き分裂でnとなるのです。
このとき、4nになっても見た目上染色体の本数は変わりません。

なので、
1の意味で表すと
2n→複製→2n→分裂→2n→分裂→n
となるのです。

この2つの意味をごっちゃにしないように整理しましょう。
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この回答へのお礼

とても丁寧にありがとうございました。
助かります

お礼日時:2009/10/15 13:16

 染色体を4本もつ生物について考えます。

この生物は,父から染色体を2本(A B),母から2本(a b)もらい,受精卵の染色体は4本(A a B b)になるものとします。両親に由来する同形同大の染色体を相同染色体といい,Aとaが相同染色体でBとbが相同染色体です。

【体細胞分裂】
 複製前 (A a B b) 本数は4本で核相は2n
 複製後 (AA aa BB bb) 本数は4本(太くなり裂け目が入っている状態で本数は4本のままとみなす)で核相は2n
 分裂後 (A a B b),(A a B b) できた2細胞とも本数は4本(裂け目で分かれて別々の細胞に入る)で核相は2n

【減数分裂】
 複製前 (A a B b) 本数は4本で核相は2n
 複製・対合 (AAaa BBbb) 本数は4本(見かけ上2本)で核相は2n
 第一分裂後 (AA BB),(aa bb)
       または
       (AA bb),(aa BB) できた2細胞とも本数は2本(体細胞分裂とは異なり相同染色体は別々の細胞に分かれるので本数は半分になる)で核相はn
 第二分裂後 (A B),(A B),(a b),(a b)
       または
       (A b),(A b),(a B),(a B) できた4細胞とも本数は2本(体細胞分裂と同様に裂け目で分かれるので本数は変わらない)で核相はn

>最初は2nでDNAを複製すると核相は4nになるのですか?
 違います。(A a B b)は,複製後(AA aa BB bb)になります。太くはなりますが本数は4本のままであるとみなします。核相は染色体の本数を示す概念なので,2nのままなのです。
 このことを納得していただければ,他の疑問も解決できると思います。
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この回答へのお礼

わかりやすいです。よくわかりました。

お礼日時:2009/10/15 13:16

まず普通の体細胞分裂の細胞周期を考えると


「核が倍化する」→「細胞が 2つになる」
ということで, 細胞 1つあたりのゲノム数は 2→4→2 と変化します.
一方減数分裂では
「核が倍化する」→「細胞が 4つになる」
で, 細胞 1つあたりのゲノム数の変化は 2→4→2→1. ただし第1分裂で相同染色体がわかれるため, 第1分裂で得られる細胞 (仮) は, 各染色体ごとに「1つは父親由来の染色体 (が 2本), もう 1つは母親由来の染色体 (が 2本)」となります.
この辺でなんとなく想像できませんか?
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