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なぜ不死の薬を帝にだけ渡し、翁には渡さなかったのか?
不死の薬はだれもが欲しがる物だと思うので、不死の薬は恩の大きい翁に渡すべきだと思うのですが…。
このような設定にしたのには、何か作者の意図が絡んでいるのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

「不死の薬を飲むと、今までの記憶も、喜怒哀楽の感情もなくなってしまう」とかぐや姫が言ってます。

事実、飲んだ直後、かぐや姫の顔から表情が消え、翁のこともすっかり忘れた冷たい目つきになりました。

そんな薬を、育ての親に渡せません。自分はお父さんのことを忘れてしまうが、お父さんは私のことを忘れないで。
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お答えします。

まずこの「不死の薬」の入った壺はまず、天界へ帰ろうとするかぐや姫が天人の手に渡します。なぜかぐや姫が持っていたかと言うと、天界からの使いの者が「地上でずいぶん悪い物を食べたろうから、その毒を去るために」とまず姫にその薬を飲ませたのです。そしていったん天人に壺を返しました。すると今度はその残りの薬を天人が頭中将に渡しました。これには深い意味はありません。帝の求婚者が月へ帰ろうとしている場面ですから、送る人々の中で頭中将が主だった人物だったと思われます。これはあくまで帝を基準にした書き方です。中将はその薬をちゃんと翁と嫗たちにも分けて与えています。ただ、中将が翁たちと交わした会話や薬を渡した場面が描かれておらず、それで帝だけに与えたような印象になっているのです。その後、内裏に戻った中将が残りの薬を天皇に差し上げたのです。翁たちはその薬を飲む事も無く、姫を失くしたショックから病臥に倒れますが「こんな命は惜しくない」と言っています。そして帝の方でも「こんな薬は今となっては何の必要があろう」とやはり翁たちと同じことを言い、この世で一番高い山(日本の)である富士山へ持って行き、姫からの手紙とともに頂上で焼いた場面は、本文の最末尾にある通りです。それが「ふじさん」の名前の由来の一つであることは確かです。
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確かその不死の薬はかぐや姫が月に帰ってしまい自分だけ不死になっても意味がないととある山に捨てた。


以後その山は不死の山
富士山になった。
ということをどこぞで聞いたことがあるのですが。
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