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ボジョレーはもともと今年のワインの出来を確認するための新酒と言う位置づけなんですが、最近は味ばかりに関心が行ってその意味を考える機会って日本ではないように感じます。

そこで疑問ですが、ボジョレーの出来でどんな事がわかりますか?
今年、フランスで出来たボジョレーを買ったとします。仮にそれが美味しかったとしたら。
それでわかるのは購入したワイナリーのブドウの出来だけが良し悪しでわかるという事なのでしょうか?それともフランス全土のブドウの出来が良いと判断出来るのか、または全世界的なブドウの出来まで判断できるのでしょうか?

仮に、そのワイナリーの出来しか判断できないとしたら他のワイナリーのワインはまずい可能性もあるわけじゃないですか?

ボジョレーを飲む事でどんな事がドコまでの広がりで判断できるのか教えてください。

A 回答 (2件)

ぼくは毎年、5~6種類のボージョレ・ヌーボー(ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーを含め)を飲みますが、その中で一番指標にしているのが、アサヒが輸入している、ブシャール・エイネ・エ・フィスのボージョレ・ヌーボーです。

毎年必ず飲んでいます。

このワインを飲んで、ぼくがぼくなりに判断しているのは、その年のブルゴーニュワインの出来です。

ボージョレは、ブルゴーニュという広い地方の一番南側にあたり、もちろんボージョレの良し悪しがブルゴーニュ全体の良し悪しと必ずしも一致するとは限りませんし、さらに、村や畑単位の極めて小さいエリアや、造り手で比較すれば、それぞれの差はでてきます。
それでもやはり、ブルゴーニュのワインの出来を判断する指標にはなっています。そして、ぼくが想像した判断は、概ね当たっています。
(もちろん、さらに細かな情報を得て、それぞれの地区に対し頭の中で修正はすることはありますが)
なお、前もって天候の情報を得られた場合、その年のボージョレ・ヌーボーの味を事前に想像することもあります。そして、これもたいていは想像どおりです。
ただしあくまで、ぼくの判断基準はこのブシャール・エイネ・エ・フィスの、普通のボージョレ・ヌーボーです。
(この造り手のボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーや、他の造り手のヌーボーは、ぼくにとっては判断材料にはなりません。)
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

やはり厳密にはその畑での出来の判断という事になるのでしょうか?
疑問だったのは、ボジョレーボジョレーと騒ぎながら、飲み手が買い込んだボジョレーの味から何も学んでいないかのような風潮を感じたからです。
ボジョレーを飲む事はお祭りだとよく言われます。それが本当にお祭りで完結してしまって、「さあ、ボジョレーは飲んだけど今年のワインの出来はどうなんだろう?」みたいな本末転倒な話題が多いような気がするのです。

優秀な飲み手(?)なら日本に居てもボジョレーの出来から今年のワインの出来をある程度体系的に判断できてしかるべきじゃないのか?
と思ったのです。

そうなれば、毎年のボジョレーでも買い込む銘柄は決まってくるはずですよね?普段自分たちが好んで飲んでいるワインのワイナリーが出したボジョレー、という事になるんですから。
そちらの方が楽しいのではないかとも思いますし。

お礼日時:2009/11/21 01:34

> ボジョレーはもともと今年のワインの出来を確認するための新酒と言う位置づけなんですが、


・ちょっと、意味合いが違います。
80年代~90年代(日本はバブルの絶頂期からバブルの終わり)に、ちょうど世界的なワインブームがおこりました。

日本だけではなく、世界中の投資家、投機家達が、こぞって、金のなる投資対象を追い求めていました。
フランスの高級畑で生産されるワインも投資対象になりました。
将来、高値が期待出来る高級ワインに投資家は眼をつけたわけです。
樽買いは当たり前。
ワインの一級畑、二級畑が、投資家により畑買いされたり、ワイン蔵買いまで行われました。

ところが、ワインは天候により出来(価格)が大きく変わります。
投資家としては、将来高値が期待出来ないワインには興味はありません。
そこで、投資家が眼を付けたのがボージョレヌーボー。
・ボージョレヌーボーの出来が悪ければ、その年のブルゴーニュワインの将来の高価格は期待出来ないので早出し。
・ボージョレヌーボーの出来が良ければ、ジックリ熟成させて、将来高値で販売する。
世界中の投資家、投機家にとって、ボージョレヌーボーの出来は投機対象であるブルゴーニュ地方のブドウの出来を示す格好の指標になったのが理由です。

ボージョレヌーボーは、ガミ種を主体に醸造された、フレッシュな味を楽しむ早出し酒。
ワインである以上、味を追求するのは当たり前だし、正しいのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

ボジョレーは、生産地においては品質を占うためで、日本においては投資家の投資基準だったと言うわけですね。

投資家にとっては一般の方は、お金を落として飲んでくれさえすれば余計な考察など望んでいないという事ですね。

夢が無い話です。

お礼日時:2009/11/23 23:55

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