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映画『トラトラトラ』『パールハーバー』の両方で、真珠湾攻撃の際、米軍戦闘機カーチスp-40が零戦を次々に撃墜するシーンがあります。
当時の零戦パイロットの技量からみても、また零戦とカーチストの性能差からみても、あんな状況はちょっと考えにくいとおもうのですが・・・。『パールハーバー』では主人公が撃墜しているのでフィクションなのかとも思いますが、『トラトラトラ』でもほぼ同じように描かれています。あれは史実なのでしょうか?

A 回答 (9件)

ケネス・テイラー中尉とジョージ・ウェルク中尉ですけど…



加賀の爆撃隊が襲撃されました。
トラトラトラに出てくる二人のパイロットはこの二人です。その他5人ほどが迎撃に上がったはずです。味方に撃ち落され戦死したパイロットもいます。また、P36で挑んだパイロットもいます。

http://en.wikipedia.org/wiki/Kenneth_M._Taylor
http://en.wikipedia.org/wiki/George_Welch_(pilot)
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
やはり実話だったのですね。
映画「パールハーバー」はフィクションにしても、真珠湾のシーンではこの2人のエースをモデルにしているのかと思います。

 なお、「爆撃隊が襲撃された」とありますが、戦闘機同士の空中戦も実際にあったのでしょうか

お礼日時:2010/01/16 12:23

 映画『パールハーバー』にはとにかく笑わせてもらいました。


 他の回答者様の説明にもありますが、この攻撃での零戦の損失数は9機でした。そのうち何機が空戦で失われたかは確認できませんが、実際に被害機が複数出ている以上、「次々に」が全く(物理的に)不可能とはいえないでしょう。

 P-40は確かに特別に高性能な機体とはいえませんが、中国戦線でのフライングタイガースの記録(フライングタイガースは誇大戦果で有名ですが、双方の損害を元にした記録)を見ると、日本軍の戦闘機(陸軍だけど)はかなり一方的にやられていたようです。
 零戦との性能差についても、零戦が大きく勝っていたのは運動性と航続距離くらいで、後は同等かP-40が勝っています。高位からP-40お得意の一撃離脱でやられたら、急降下性能と防弾性能で大きく劣る零戦は相当きつかったのではないでしょうか。

 また、もともと空戦では双方の戦果が過剰に報告されがちですが、ビルマ戦線では、P-40は英軍のスピットファイアやハリケーン、後に出現するP-51よりもやりにくい相手だった、という戦闘機搭乗員(これも陸軍ですが)の評価があるようです。ビルマ戦線での日本軍航空隊の戦闘記録は連合軍側の記録とほぼ一致していることで知られており、まれに見る正確性を持っていたという評価があります。ここの搭乗員の話であれば、それなりに信用するに値するのではないかと私は考えています。

 いずれにしても、空戦を左右するファクターは機体の性能や搭乗員の技量以外にいくつもありますので、一概に「強かった」というのは結構難しいみたいですね。
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 真珠湾攻撃の際にアメリカ軍機が日本攻撃隊のうち数機を撃墜したことは確かでした。

ただそのなかに零戦が含まれていたかどうかは不明です。

 映画『パールハーバー』はともかく、『トラ!トラ!トラ!』は、メリーランド大学教授であったG・W・プランゲの同名の原作に基づいて作られていますから、まったくいい加減というわけではありません。

 同書(リーダースダイジェスト版67年)によれば、

> 爆撃を終わった江草少佐の急降下爆撃隊は、エワ、ヒッカムおよびフォード島の航空基地に銃撃を加えた。エワで目標をあさった大淵中尉は、数機の日本機が撃墜されるのを認めた。彼らは燃料と弾薬の補給を終わって反撃に飛び上がっていた不敵なテイラー中尉とウェルチ中尉にやられたのであった。テイラーとウェルチの両中尉はエワがやられていると聞いてホィーラー基地を離陸し ~ そこで日本機と遭遇して日本機四機を撃墜したのであった。テイラー中尉はその戦闘で腕に負傷したので着陸を余儀なくされたが、ウェルチ中尉はなおも上空にとどまってさらにもう一機撃墜した。アメリカ機を飛び上がらせるなという源田中佐の主張はたしかに賢明であった。ポーカーで徹夜したあげく不意打ちを食ったのにもかかわらず冷静さを失わず、あわせて七機もの日本機を撃墜したテイーラー(ママ)とウェルチのような男がいたからである。
 
 また、野原茂「W.W.II太平洋航空戦(陸軍編)」(『モデルアート』87年7月号所収)によれば、

> P-40 4機、P36 2機が迎撃に立ち向かい、ゼロ戦のスキを突いて九七艦攻6機を撃墜したが3機が失われた。

 とあります。

 日本の攻撃は、二波(二次)によりましたが、後波(後次)の方が損害が多く出ています。これは奇襲のショックから立ち直ったアメリカ軍の迎撃によるものと、日本側の攻撃後の油断に起因しています。同攻撃による零戦の喪失は全部で9機で、このうち後波(後次)では、厚美一飛曹(蒼竜)、石井二飛曹(蒼竜)、飯田大尉(蒼竜)、西開地一飛曹(飛竜)、稲永一飛曹(加賀)、五島飛曹長(加賀)の6機が失われました。

 つぎにP-40が零戦にまったく歯が立たなかった、というのは日本だけで通用する話で、例えば洋書では中国大陸でのフライングタイガー義勇戦闘隊の活躍に関する資料が多く出ていますし、機首マーキングも有名ですね。同部隊は13機撃墜のR・L・スコット大佐以下エース(5機以上の撃墜)を多数輩出しており、日本側からみてかなり手強い対手であったようです。さらに海軍もF4F搭乗の多くのエースがおり、強敵はF6F以後ではなかった、というのが実情といえます。
 
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真珠湾攻撃では、二度の空襲が行われました。


その際、未帰還機は29機、零戦の未帰還機は5機です。この5機の中には対空砲火などで撃墜されたものも含まれています。

http://www.geocities.jp/torikai007/pearlharbor/t …

したがって、
> 真珠湾攻撃の際、米軍戦闘機カーチスp-40が零戦を次々に撃墜するシーンがあります。

物理的に不可能です。



> 『トラトラトラ』でもほぼ同じように描かれています。あれは史実なのでしょうか?

おそらくは、アメリカの真珠湾攻撃でのショックの裏返しだと思います。
なにしろ、あまりにぼろ負けだったものですから(トラ!トラ!トラ!もアメリカ映画ですよ)。
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トラトラトラ、はまだしも、パールハーバーは、日本の描写はおろか、米軍側の描写もデタラメという、ミリタリ・マニアにとっては「ネタ映画」「お笑い映画」だったことを、知っておいてください。



バタバタはおとされませんでしたが、真珠湾で日本側は意外に損失をだしています。29機未帰還、戦死55で、これらはみな当時の日本では極めて得難い軍用機パイロットという特殊技能の持ち主でした。

カーチスP-40に限らず、駐機してある飛行機のエンジンが温まるまで、当時は最低でも30分かかります。無理してでたらエンジンが調子悪くなり、速力がでない、最悪止まります。なので、この時点でもうフィクションです。

P-40そのものは頑丈でつかいやすい機体です。でなければ、戦争中に1万機以上造られたりはしないでしょう。
が、零戦と空中戦するのには、やはり向いていない飛行機だとは思います。
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夢を壊すような事を言えば、パイロットの撃墜報告が本当かどうかなんてわかりません。


単にケネス・テイラーとジョージ・ウェルクが何機も落としたぜと証言を鵜呑みにして描かれたからそうなっただけです。
勿論彼らが優秀なエースパイロットである事は疑いのない事で、恐らく本当に撃墜したと本人達は思ったからそう報告したのでしょう。
ですが、空中戦の戦果報告は過大に報告されるのが世の常であり、勿論それは日米に限った話ではなく英独伊仏ソその他諸々の国に当てはまります。

「史実の報告」を元に描かれた映画であり、それが「史実」かどうかは別問題ということです。
例として挙げるなら、インド洋で艦爆は80パーセントの命中率を出したというのは、日本の艦爆パイロットがそう報告しているだけでありその報告が本当かどうかは別問題ということです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

「史実」という言葉から、厳密に事実関係を知りたいような印象を与えてしまったかと思いますが、tande様の仰ることは十分理解しています。もちろん映画に描かれたことがすべて事実ともおもいません。
ただ、p-40の活躍はなにかモデルになるようなことがあったのかを知りたかったので、その点皆様のお答えでとりあえず疑問はとけました。
 たしかに戦果は自己申告ですが、かならずしも過大報告したかどうかは不明ですし、なにより日本軍機の大軍にほんの少数機で立ち向かった勇気は讃えられてよいかと思います。

お礼日時:2010/01/16 17:06

 表向きは関係の無いような話なんですが、二三日前、アメリカ人の弁護士から「Stand By Me」(邦題不明)というアメリカ映画の製作過程について話を聞きました。



 これはアメリカ西部のどこかに人の死体があるという噂を聞いて、恐いもの見たさに駆られた少年たちが、線路沿いに歩いているうちに、鉄橋にさしかかり、歩いてわたっているうちに、列車が後ろからやって来て、逃げ切れない二人が下の湖に飛び込む、という場面の話でした。

 何でも少年の代わりに、少年の服装をした、せむしのスタント専門の二人の女性が使われ、数秒のシーンに丸一日かかって、列車の驀進と女性スタントの飛び込みが、繰り返されたとのことでした。

 あまり「映画」は信用しないほうがいいと思いました。
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零戦21型は、真珠湾攻撃での戦績により米国に恐れられるようになり、米国は「零戦に勝てる戦闘機を」と言うのを目標に戦闘機開発に力を入れるようになります。



零戦21型は、開戦当時としては「驚異的な運動性能」を持ち、他国の戦闘機は零戦の後ろにつけてもすぐに逃げられ、機銃の照準に入れる事さえ出来なかった、と言われています(誇大な表現だとは思いますが)

>当時の零戦パイロットの技量からみても、また零戦とカーチストの性能差からみても、あんな状況はちょっと考えにくいとおもうのですが・・・。

どちらの映画も、双方の撃墜数の記録に基づいて(ちょっとは誇張されて)製作されているようです。

この回答への補足

映画では両作品とも、たった2機のカーチスに零戦の大軍がつぎつぎに撃墜されています。当時の諸状況を考えれば、単に「アメリカもやられっぱなしではなかった」ということの表現だとするにも、かなり無理があるといわざるを得ません。ということは、史実として実際にあのようなカーチスのエースがいたのか?と思うのですが、だとすればたいへんな英雄ですからなにか資料が残っていそうなものですが・・・

補足日時:2010/01/16 11:47
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どこの国の軍隊のパイロットにもエースと呼ばれる人間がいますから、やられっぱなしだったわけでもないと思いますよ

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