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Through work men grow rich in flocks and substance, and working they are much better loved by the immortals 1308.
Work is no disgrace: it is idleness which is a disgrace.
But if you work, the idle will soon envy you as you grow rich, for fame and renown attend on wealth. And whatever be your lot, work is best for you, if you turn your misguided mind away from other men's property to your work and attend to your livelihood as I bid you. An evil shame is the needy man's companion, shame which both greatly harms and prospers men: shame is with poverty, but confidence with wealth.
試し訳
仕事を通して、人間は集団の中で床になり、財産を増やす。そして、働く者は
皆、不死の神から非常に良く愛される(脚注1308)
働く事は不名誉なことではない。不名誉なことは怠けることだ。
しかし、もし、お前が働けば、怠け者は、お前が豊かになるにつれて、たちまち、お前をうらやむだろう。
というのも、評判や名声は富についてまわるからだ。
そして、お前の分け前が何であろうと、もし、私がお前に命じる通りに、自分の
間違った考えを、他人の財産から自分の仕事に向きを変え、自分の暮らしに関
心を払うなら、働く事が、お前にとって最善である。
悪魔の恥は貧しい人の友であり、人々に多大な危害を加えて、繁栄する者も
又恥なのだ。恥は貧しさと一体だが、信用は富と一体なのだ。

[質問]  
(1)grow rich in flocks and substaceについて
  「集団の中で豊かになり、そして、財産を増やす」
次の三通りが考えられ、(c)により訳しました。正しいでしょうか。
(a)grow rich in flocks and grow substance
(b) grow (rich and substance) in flocks
(c)rich in flocks and grow substance

 (2)working themについて
   「働く者は皆」でよいでしょうか

 (3)whatever be your lotについて
「お前の分け前が何であろうと」
lotは「分け前、運命」等の意味があります。それとも「お前の稼ぎが何であろう
と」と訳せるでしょうか。
whateverは「分け前」にも、「運命」にも使えるでしょうか。

(4)as I bid youについて
「もし、私がお前に命じた通りに」
この「命じる」という言葉に少し違和感があります。
「もし、お前が私の云う通りに、私に云われた通りに」でも良いでしょうか。

(5)shame which both greatly harms and prospers menについて
「悪魔の恥は貧しい人の友であり、人々に多大な危害を加えて、繁栄する者も
又恥なのだ」。
このbothは何の意味でしょうか。
直前のevil shame とこのshameは同じ意味で使われたと考えて、
evil shame =shameと考えました。
これは正しいでしょうか。

(6)shame is with poverty, but confidence with wealth.について
「恥は貧しさと一体だが、信用は富と一体なのだ」。  
直前に、for fame and renown attend on wealthという文があります。
この文と対をなす文章であると考えて、次のように訳せるでしょうか。
「恥は貧しさについて回るが、信用は富について回る」

A 回答 (3件)

質問の部分がとても読みやすく、分かり良くなりましたね、有難うございます。



(1)grow rich in flocks and substaceについて
「集団の中で豊かになり、そして、財産を増やす」
次の三通りが考えられ、(c)により訳しました。正しいでしょうか。
(a)grow rich in flocks and grow substance
(b) grow (rich and substance) in flocks
(c)rich in flocks and grow substance

私は grow rich in flocks and(build)substance ぐらいに考えました。読者に意味が十分通じるなら本来必要な単語も時には省略するのもよくあることですから。その意味では(a)grow rich in flocks and grow substance が近いですが、substance は名詞ですから、grow substance とは言えませんね。

(2)working themについて
「働く者は皆」でよいでしょうか

working they ・・・のことですよね、「働いている彼ら」という意味でしょうが、「働く者は皆」という意訳も重みが増しますからいいと思います。

(3)whatever be your lotについて
「お前の分け前が何であろうと」
lotは「分け前、運命」等の意味があります。それとも「お前の稼ぎが何であろうと」と訳せるでしょうか。whateverは「分け前」にも、「運命」にも使えるでしょうか。

私は「あなた方のこれからの運命がどうであろうと」と直感的に読んでしまいましたが、分け前、稼ぎ、報酬などでも意味は通りますね。文法的にも、whateverは「分け前」にも「運命」にも使えますしね。

(4)as I bid youについて
「もし、私がお前に命じた通りに」
この「命じる」という言葉に少し違和感があります。
「もし、お前が私の云う通りに、私に云われた通りに」でも良いでしょうか。

“Do as I bid you”で「命じたとおりにせよ」という例文もありますが、 bid には「告げる」、あるいは「教える」といった意味もありますから、「私の云う通り」でも「私に云われた通り」でもいいと思いますし、私は「私が教えたような」と訳しました。

(5)shame which both greatly harms and prospers menについて
「悪魔の恥は貧しい人の友であり、人々に多大な危害を加えて、繁栄する者も又恥なのだ」。
このbothは何の意味でしょうか。

ご存知の通り both とは「ともに」の意味ですから、このフレーズは「著しく人を傷つける恥であれ、人を富ませる恥であれ」といった意味だと私は解釈しました。

直前のevil shame とこのshameは同じ意味で使われたと考えて、
evil shame =shameと考えました。これは正しいでしょうか。

正しいと思います。evilは「邪悪な」などと訳すよりも「憎むべき」ぐらいの単なる強調のものと受け取ればいいと思います。

(6)shame is with poverty, but confidence with wealth.について
「恥は貧しさと一体だが、信用は富と一体なのだ」。  
直前に、for fame and renown attend on wealthという文があります。
この文と対をなす文章であると考えて、次のように訳せるでしょうか。
「恥は貧しさについて回るが、信用は富について回る」

なるほど、巧みな訳し方だと思います。ちなみに私は「恥は貧困とともにあり、信望は富とともにある」と訳しました。

 働くことを通じて人々は仲間の中では豊かになり資産を築くようになる。しかも、働いている彼らは不死の神からより深く愛されることにもなろう。働くことは不名誉なことではない、怠惰であることこそが不名誉なのである。しかし、もしお前たちが働くなら、怠惰な者は次第に豊かになって行くお前たちをたちまち羨むことであろう、評判や名声は富についてまわるからだ。だからこそ、お前たちのこれからの運命がどうあろうと、他人の裕福さを羨む誤った考えを捨ててお前たち自身の仕事へと目を転じ、私が教えたような生き様を取り入れるなら、働くということはお前たちにとって至高のものになろう。憎むべき恥辱は貧しき者の朋友であり、著しく人々を傷つけるも、人を富ますも、ともに恥辱であり、恥辱は貧困とともにあり、信望は富とともにあるものだ。

今夜は彼が出張ですので珍しく外食して帰宅、それから後パソコンに向かってコンセントレートして取り組めましたが、ただ、正直に申しますと、私自身、構文に添って訳しはしたものの、「著しく人々を傷つけるも、人を富ますも、ともに恥辱」の意味がどういうことなのか、ひとつ分からないのです。お恥ずかしいです。
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この回答へのお礼

回答を読んで。

(1)youについて
  9回使われています。もちろん全部、同じ意味ではないのですが、
    nannetteさんは基本的に複数で捉えていて、
    質問者は単数(ペルセースの意味)で捉えている。
  ここに、解釈の違いがあります。
  この場面は教示ですから、「お前たち」である可能性は十分あるのです
  が、ここは慎重に考えてみようと思いました。

(2) 回答(1)のgrow rich in flocks and substaceについて
  「substance は名詞ですから、grow substance とは言えませんね」
  という説明について、growは自動詞だから、名詞substanceをとらない
  という意味かと思います。
   この点について、yahoo辞書は次の例文を示しています。
    (a) grow cotton
  (b) grow calves
従って、grow substanceという表現は可能と考えました。
    (ご指摘の意図が違う時は、ご免なさい)
  すると、質問(1)の解は、
       grow rich in flocks and (grow) substance
       となって、(grow)の省略と考えました。

(3) 回答(5)の'shame which both greatly harms and prospers men'
について
nannetteさんは、回答の最後で、次のように述べておられます。
    「著しく人々を傷つけるも、人を富ますも、ともに恥辱」の意味が
     どういうことなのか、ひとつ分からないのです」。
  このことについて、同感です。
  質問者は「賄賂を贈って、他人を富ます」意味ではないかと思いました。
  少し前の文章なのですが、
   「賄賂を贈って、遺産を私より多く手に入れたお前」
   「賄賂で私腹を肥やし、審判を歪める邪悪な王たち」
   「こんな邪悪をゼウスは見逃さない」
     という意味の文章がありました。
  例文を示さずに、今さら、こんなことを云うのは矛盾しています。
    これはnannetteさんに対して、失礼です。お詫びします。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/19 10:05

お礼有難うございました



(1)youについて
 お言葉通り、私はこの語りかけを知者が一般の人々に教示を与えていると受け取りましたのでつい複数にしました。もちろんこのあたりは、これまでの物語の経緯をよく理解なさっているご質問者さまのお感じの通りで正解でしょう。

(2)grow substance とは言えませんね
 ご指摘を受けてなるほどと思いました。他動詞として使われることもたしかにありますね。私の間違いでした。とすれば grow rich in flocks and(grow)substance もOKということになりますね。ごめんなさい。

(3)回答(5)の'shame which both greatly harms and prospers men'について
 ご質問者さまがお書きの「賄賂を贈って、他人を富ます」という受け止め方、前の文章に「賄賂を贈って、遺産を私より多く手に入れたお前」とか「賄賂で私腹を肥やし、審判を歪める邪悪な王たち」などの記述があったということでしたら、なるほどとうなづけました。

失礼なんてちっとも・・・、それよりもこんなに詳しくお書きいただいてとても嬉しいです。こうした現実の文章に接しますと、文部省式の文法通りにはなかなか訳しきれないなと思うのは、私自身に文法の知識や素養がないことの証明でしょうか。でも、こうした難解な古典を一文字一文字ひもといていらっしゃるご質問者さま、とても有意義なことと尊敬申し上げます。あ、それと、これまで何度もポイントをつけてくださって有難うございます。遅いお昼休みに・・・。  
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この回答へのお礼

「失礼なんてちっとも……」というお言葉に、ほっとして、
 「案ずるより産むが易し」と思いました。
       
(1) この回答の(3)のshameの問題は、No2のnakanonanakoさんの回答により
  質問者の解釈は間違いであることが分かりました。
  もう一点、nakanonanakoさんは、flocksについて、「羊の群れ」
  という見解を示されました。
   これは、ホメーロスの『イーリアス』の中の比喩に何度も使われる
  大事な言葉で、当時の生活に密着した言葉でした。
    今、頭を掻きながら、「なるほどな」と思えるのは
    nannetteさんのお陰です。
ありがとうございました。
 
   

お礼日時:2010/01/19 16:38

Through work men grow rich in flocks and substance



"rich in flocks"と"rich in substance"という具合にこのrichはflocksとsubstanceの両方にそれぞれ掛かっています。注意しておくことは、in flocksは「集団の中で」ではなく「家畜において」という点です。「労働を通じ人は家畜を増やし資産を増す」といったところでしょう。ギリシャ語原文から逐語訳すると
[through] [work] [then] [men] [rich in flocks] [and] [wealthy] [and]
という具合ですから(b)の解釈はありえません。

繰り返し出るyouは二人称単数という解釈で合っています。

(5)shame which both greatly harms and prospers men
この箇所は 恥が「害と益」の相反する両面を持ち合わせているという点を述べています。自分を害して敵を利するとかを意味しているのではないでしょう。

構文上は"shame which greatly harms men" と "shame which prospers men"をつないでいます。「人を大いに害し、また益しもする恥は」

(6)>この文と対をなす文章であると考えて、次のように訳せるでしょうか。
>「恥は貧しさについて回るが、信用は富について回る」

良いと思います。

しばらくこちらのサイトを見ていませんでしたのでAndromackeさんの進行の速さについて行けておりません。文脈の見落としがあることと思いますがお含みください。
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この回答へのお礼

回答を読んで
(1)[through] [work] [then] [men] [rich in flocks] [and] [wealthy] [and]
 について
  回答の意味は分かりました。
  注目したのは、この区切り方です。ヘクサメトロスのイメージで
  説明しようと工夫して下さったのだと思いました。
  元々、叙事詩であり、韻律をもって書かれたということを忘れがち
  ですが、意味不明の時、これを思い浮かべると良いのかもしれませ
  ん(大それた事ですが)
   従って、訳す時も、上手く訳すことより、ヘーシオドスの考え方
   を掴むようにすべきかもしれません。
     回りくどい表現が時々ありますが、言葉を練り上げている
   のかもしれません。

(2)flocksについて
  これはうっかりしました。
  ホメーロスは「イーリアス」の中で、比喩を用いるときに、盛んに
  flocksを使っていました。
    そういえば、アレクサンドロス(パリス)もヘーシオドスも
    羊の番をしていました。
  間違いを指摘して頂いたお陰で、この一語も大事に思えてきました。

(3)恥の害と益について
  ちょっと、意味が難しいのですが、おぼろげにわかります。
ありがとうございました。
  またの回答をお待ちします。

お礼日時:2010/01/20 11:33

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