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母が地区のボランティアなどでピアノを弾いたりするのですが、先日地区の古い詩からメロディーを作ってくれと依頼されたのですが、その詩が古すぎて理解できないんです・・・
どなたか現代訳にしてもらえるとありがたいです・・・

しんはん古跡の色

1、明くれに思ひこがれし恋のやみ、もゆる蛍のよもすがら心つい地のみだればし。ほんに目出度御神徳、千代もかわらぬ松ばやし。

2、神無月時雨もいたく守山の月見御てんの跡とへば雲の上のこそゆかしけれ。

3、其むかし池にかほりし菊の姫、春の鮭も物思ひ深きゆかりのめづらしや。

4、佐保川に蛍火かけし恋のやみ、くらたけ山の雪ならで、月の出しほの恥ずかしや。

5、神さびし椋の下陰広々と、五位のくらひのさぎの首、松にはやしの色うれし。

6、恋すてふ心の行衛しら雲の城のふるごと数々にうたひかなづる御代の春。

多分間違いは無いと思います。
高2なのに解らない自分が恥ずかしい・・・(´・ω・`)

漢字の部分の現代訳もよければお願いします。

A 回答 (4件)

No.3です。


勘違いしていたところ、その後分かったことを記し、前回の訂正をします。

つい地=築地(熊本県菊池市亘築地〈菊池城の東。菊池川が流れる〉)
(乱橋はおそらくこの築地にあったのでは?)
春の鮭=時鮭、時知らず、若い鮭
くらたけ山=鞍岳・鞍岳山(熊本県菊池市旭志〈菊池城の東南東〉)
つきのでしほの=月の出と共に満ちる潮
ごゐのくらひの=五位蔵人の(ごゐのくらひと、ごゐのくらうど)
さぎの首=首を長くして待つことの形容

(1a)明くれに 思ひこがれし 恋のやみ もゆる蛍の よもすがら 心つい地の みだればし
(明け暮れに 思い焦がれし 恋のやみ 燃ゆる蛍の 夜もすがら 心築地の みだればし)
(あけくれに おもひこがれし こひのやみ もゆるほたるの よもすから こころついぢの みだればし)
思い焦がれて一日中頭から離れないこの恋の病に、闇夜の中一晩中蛍の舞う築地の乱橋で、思い乱れています。

(3)其むかし 池にかほりし 菊の姫 春の鮭も 物思ひ 深きゆかりの めづらしや
(その昔 池に香りし 菊の姫 春の鮭も 物思い 深きゆかりの 珍しや)
(そのむかし いけにかほりし きくのひめ はるのさけも ものおもひ ふかきゆかりの めづらしや)
その昔菊池城に、ある若い男が恋した美しい姫がいました。この姫に深い関係があるとは珍しいことです。

(4)佐保川に 蛍火かけし 恋のやみ くらたけ山の 雪ならで 月の出しほの 恥づかしや
(佐保川に 蛍火かけし 恋のやみ 鞍岳山の 雪ならで 月の出潮の 恥づかしや)
(さほかわに ほたるひかけし こひのやみ くらたけやまの ゆきならで つきのでしほの はづかしや)
菊池城の姫にほのかに心を寄せる恋の病。鞍岳山に舞い落ちる雪でなくて、月の出と共に満ちる潮のように姫を思うたび目に涙が溢れるのは恥ずかしいことです。

(5)神さびし 椋の下陰 広々と 五位のくらひの さぎの首 松にはやしの 色うれし
(神さびし 椋の下陰 広々と 五位のくらひの さぎの首 松にはやしの 色嬉し)
(かむさびし むくのしたかげ ひろびろと ごゐのくらひの さぎのくび まつにはやしの いろうれし)
神のように神々しい無垢な心は寛大で、五位蔵人の待ち続ける、松に映えるほど立派なご様子は嬉しいことです。
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この回答へのお礼

あ、すいません
わざわざありがとうございました。とても助かりました。

お礼日時:2010/01/27 14:56

>熊本なんですー・・・


このヒントによって、「守山」「池にかほりし菊の姫」が熊本の菊池城であると仮定しました。

―――――――――――
しんはん 古跡の色
(新版 古跡の色)

(1a)明くれに 思ひこがれし 恋のやみ もゆる蛍の よもすがら 心つい地の みだればし
(明け暮れに 思い焦がれし 恋のやみ 燃ゆる蛍の 夜もすがら 心つ意地の みだればし)
(あけくれに おもひこがれし こひのやみ もゆるほたるの よもすから こころついぢの みだればし)
思い焦がれて一日中頭から離れないこの恋の病に、一晩中蛍が乱れ飛ぶように心が乱れてしまいます。
やみ=闇、病み

(1b)ほんに目出度 御神徳 千代もかわらぬ 松ばやし
(本にめでたい ご神徳 千代も変わらぬ 松林)
(ほんにめでたい ごしんとく ちよもかわらぬ まつばやし)
本当に素晴らしいご神徳であるよ。松林のように永遠に変わらない。

(2)神無月 時雨もいたく 守山の 月見御てんの 跡とへば 雲の上のこそ ゆかしけれ
(神無月 時雨も甚く 守山の 月見御殿の 跡問えば 雲の上こそ ゆかしけれ)
(かむなづき しぐれもいたく もりやまの つきみごてんの あととへば くものうへこそ ゆかしけれ)
神無月(10月)の時雨も(心の乱れと同じように)激しく降っています。菊池城の姫はどこに行ってしまったのだろうかと問えば、雲の上こそ行かれた所であるということでした。
守山=滋賀県守山市、愛知県名古屋市守山区、富山県高岡市守山町、福島県郡山市田村町守山、静岡県伊豆の国市、長崎県雲仙市吾妻町の城名、熊本県菊池市隈府にある山城・菊池城の別名

(3)其むかし 池にかほりし 菊の姫 春の鮭も 物思ひ 深きゆかりの めづらしや
(その昔 池に香りし 菊の姫 春の鮭も 物思い 深きゆかりの 珍しや)
(そのむかし いけにかほりし きくのひめ はるのさけも ものおもひ ふかきゆかりの めづらしや)
その昔、菊池城に春の鮭も恋するほど美しい姫がいました。この姫に深い関係のある珍しい話です。

(4)佐保川に 蛍火かけし 恋のやみ くらたけ山の 雪ならで 月の出し ほの恥ずかしや
(佐保川に 蛍火かけし 恋のやみ くら竹山の 雪ならで 月の出し ほの恥ずかしや)
(さほかわに ほたるひかけし こひのやみ くらたけやまの ゆきならで つきのいでし ほのはずかしや)
菊池城の姫にほのかに心を寄せる恋の病に、倉岳山の雪のほかに、月が(山陰から)恥ずかしそうに顔を見せました。
佐保川=奈良県奈良市・大和郡山市、一文字菊(花びらの数が16枚前後の一重咲きの大輪菊)のひとつ
倉岳山=山梨県大月市、倉岳=熊本県天草市

(5)神さびし 椋の下陰 広々と 五位のくらひの さぎの首 松にはやしの 色うれし(「くらひ(食らひ)」は「くらゐ(位)」の誤記?)
(神さびし 椋の下陰 広々と 五位のくらゐの 鷺の首 松にはやしの 色嬉し)
(かむさびし むくのしたかげ ひろびろと ごいのくらゐの さぎのくび まつにはやしの いろうれし)
神のように神々しい無垢な心は寛大で、五位に値するほどの美貌でありました。永遠に変わらないであろうご様子は嬉しいことです。

(6)恋すてふ 心の行衛 しら雲の 城のふるごと 数々に うたひかなづる 御代の春
(恋すてふ 心の行方 白雲の 城のふるごと 数々に 謡ひ奏づる 御代の春)
(こひすてふ こころの行方 しらくもの しろのふるごと かずかずに うたひかなづる みよのはる)
(菊池城の姫に)恋するという恋心の行方は、菊池城の昔話に様々に謡い奏でられます。
―――――――――――
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この回答へのお礼

うわああああああすげええええ
完璧すぎる゜д゜・・・

熊本って書いておけばよかったですね・・・
まだちょっとわからないところがあるけど、大まかに解りました。
なんでこんな難しいの訳せるんだ・・・!


ありがとうございました!

お礼日時:2010/01/24 11:58

しんはん古跡の色


「新版」か? 「古跡」昔物事があったこと。 遺跡 「色」風情 恋 古きものの風情か、恋の思い出か??

1、明くれに思ひこがれし恋のやみ、もゆる蛍のよもすがら心つい地のみだればし。ほんに目出度御神徳、千代もかわらぬ松ばやし。

夢中になって思い焦がれていた恋の闇、夜通し蛍のように心が燃えて  「つい地」築地<土塀のこと>『思わず。うっかり』の「つい」を洒落たのか??
「みだればし」乱橋<鎌倉に史跡あり>  思わず乱れてしまったを洒落て言ったもの??
少し飛ばして「千代もかわらぬ松ばやし」 今も変わらぬ心を「長年変わらない姿をしている松林」に例えたか??

2、神無月時雨もいたく守山の月見御てんの跡とへば雲の上のこそゆかしけれ。
10月の通り雨  守山の月見御殿の跡を訪ねれば、~懐かしく心引かれる。


3、其むかし池にかほりし菊の姫、春の鮭も物思ひ深きゆかりのめづらしや。

4、佐保川に蛍火かけし恋のやみ、くらたけ山の雪ならで、月の出しほの恥ずかしや。
「月の出しほ」月の出汐??月の出とともに満ちていく潮

5、神さびし椋の下陰広々と、五位のくらひのさぎの首、松にはやしの色うれし。
「下陰」(しもかげ)椋の下のかげりと兵庫県豊岡市下陰を掛けているのか?「五位のくらひ」は官位? 「恋の暗い」なのだろうか? 「さぎの首」首を長くするの例えか?
「はやし」は林と早しの掛詞か?
6、恋すてふ心の行衛しら雲の城のふるごと数々にうたひかなづる御代の春。
恋する蝶の心の行く先は 白い雲の城(守山の月見御殿とつながるのか?) 「ふるごと」古いこと 思い出

守山(滋賀)・佐保川(奈良)から近畿の歌と分かる。   してみると「くらたけ山」は??  奈良百遊山に乗鞍岳があるが・・・。

 よく分からないなりに、調べたことを並べてみました。
洒落や例えが入っていると思われるので、かなり難しいと思います。
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この回答へのお礼

熊本なんですー・・・
洒落ですか・・・!
昔の人も厄介なものを作るもんですね・・・
ありがとうございました!!!!1

お礼日時:2010/01/23 22:06

さて,しばらく回答がつきませんから,チャレンジしてみますか。

漢字表記しないと意味がとりにくい部分もあり,また読みにくい漢字もありますので,まずその書き換えをして(ここで間違いが生じることもありえます),そのうえで拙訳をつけます。七五調で空白を入れます。

1、明暮れに 思ひ焦がれし 恋の闇、燃ゆる蛍の 夜もすがら 心築地の 乱れ橋。ほんに目出度 御神徳(めでたきごしんとく)、千代も変わらぬ 松林。

一日じゅう恋人を思い焦がれるという恋の闇に迷うことよ,燃えるように明るいホタルが夜通し飛び交い,私の心は築地の<不明>乱れ橋<「乱れる」と「乱れ橋」という固有名詞との掛詞か?>。とてもめでたい神の徳を体現するかのような,永久に変わらない松林よ。

2、神無月 時雨もいたく 守山の 月見御殿の 跡問へば 雲の上の<「の」は余計で転記間違いか?>こそ ゆかしけれ。

10月の時雨もひどく,守山<地名>の月見御殿<建築物の固有名詞だろう>があったという跡をさがせば,それが雲の上にあるというのは何ともゆかしいことだ。

3、其昔 池に香し 菊の姫、春の鮭も 物思ひ 深きゆかりの めづらしや。

むかし池に香りを放った菊の姫<菊の擬人化か?>がいて,春の鮭も物思いしたという。そういう深い由緒はすばらしい<あるいは「希有な」>ことだ。

4、佐保川に 蛍火掛けし 恋の闇、倉岳山の 雪ならで、月の出しほの 恥ずかしや。

佐保川<固有名詞>に蛍火を飛び交わせた恋の闇を照らすのは,倉岳山の雪ではなく、月の出しほ<「月の光」か?>であるというのは恥ずかしいことだ。

5、神さびし 椋の下陰 広々と、五位の位の鷺の首、松に林の 色嬉し。

神々しく生える椋の木陰は広々とし,五位の位の鷺<能の一曲で,勅命にしたがって降り立った鷺が五位に叙される>の首もみえる。松林の色もさえわたる。

6、恋すてふ 心の行衛<「ゆくえ」の当て字か?> 白雲の 城の古事 数々に 歌ひ奏づる 御代の春。

恋するという心の行方は,白雲のほうにある。古城の故事をいろいろ歌い奏でることができるのは,(天皇制のもとでの)太平の春ならではのことだ。

まあ,ざっとこんなところで,後の回答を待ちましょう。
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この回答へのお礼

忙しいところありがとうございました(´;ω;`)
恋の歌なんですかねー・・・
それとも1個1個違うテーマで作られてるんですかね?

国語って難しいなぁ・・・

回答ありがとうございましたー!

お礼日時:2010/01/23 21:07

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