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ご教授ください。

ポリエチレングリコール(PEG)とポリエチレンオキサイド(PEO)の違いがわかりません。

出発原料が違うのは知っているのですが、重合体の見分け方ってありますか?

PEGのほうが柔らかいとか聞いたんですけど、構造の違いが分らず・・・

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

化学辞典(東京化学同人)でポリエチレンオキシドを引くと、「ポリエチレングリコールに同じである」とあります。



ポリエチレングリコールは「両末端がヒドロオキシル基であるポリエーテルをいう」とも書いてあります。
しかし、「PEGはエチレンオキシドのアルカリによるアニオン重合、プロトン開始によるカチオン重合により合成される」とありますから、「区別はない」というのが本当のところででしょう。

PEOはPEGから水が取れた構造です。
「酢酸エステル」を作るときに酢酸を使うか無水酢酸を使うかの違いと同じであるという風に考えられます。出来上がったものは同じです。名前は1つしかありません。酸の方を基準にした名前です。
でも無水酢酸を用いる方が反応が容易です。

EGから出発するするよりはEOから出発する方が反応は起こりやすいのでしょうが名前はPEGの方で付けているのです。

分子量の違いによりPEG,PEOと名前が異なるというのは化学的な根拠のあるものではありません。別の基準による慣用的なものでしょう。重合度の違いによる物性の違いが用途の違いに反映するので区別のために異なる名前を使っているというものでしょう。材料の違いを反映しているかのような名前の付け方をしているので混乱するのです。多分、「業界用語」でしょう。

フェノール樹脂でも重合度の高いものと低いものに異なる名前を当てはめています。用途が異なるからです。
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#2です。


訂正です。
>PEOはPEGから水が取れた構造です。   (誤)
→EOはEGから水が取れた構造です。     (正)
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以下URLをご参照ください。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA% …

基本的な構造は同じで、分子量の違いで区別しているようですね。

上記記事を要約すると、分子量 50,000 g/mol 以下のもの(エチレングリコールの重合体)をPEGといい、より高分子量のもの(付加重合体)をPEOといっているようです。(おそらく分子量あるいは合成経路の違いから)両者は融点、粘度などの物理的性質が異なり(後者のほうがより高粘度)、その結果用途も異なるということかと思います。
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