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http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5696009.html

 質問文の「言応ずる」とは、どういう意味でしょうか。

 また、どのように読めばよいでしょうか。

 正しい日本語でしょうか?

A 回答 (3件)

 文法的には「ずる」は文語(古語)のサ行変格活用動詞の連体形活用語尾で、言応」がその語幹と考えられます。


 (ご存じかと思いますが、たとえば、口語(現代語)の「応じる」(ザ行上一段活用)は、かつては「応ず」という形の文語のサ変動詞で、後ろに名詞が来たりする場合(連体形)は「応ずる」という形で使われました。)

 現代語のサ変動詞の「旅行する」「研究する」などの、「名詞+する」という形の複合動詞から類推すれば、「言応・する」(げんおう・する)という動詞の存在が考えられます。
 ※「言応・する(げんおう・する)」と( )の部分を「 」の中に入れて表記すべきだとは思いますが、見やすさを優先します。

 したがって、ご質問のケースでは文語・サ変動詞として「げんおう・ずる」とよむべきかと存じます。(私の個人的な感覚では「言応『す』る」としたいところですが。)

 読み方は同じですが、「言(が)応ずる」という意味で「げん おうずる」という形とも考えられなくはありません。しかし、後述の「ドイツ語」のことを考えると、「言応」をひとまとまりにして考えるのがよいでしょう。


 ネットの用例を見てみようと、「言応」を二重引用符付きで検索してみましたが、

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclien …

結果を見る限り、「言応ずる」は一般的な語ではないようです。多くは「一言」「応える」のように「言」と「応」の字がたまたま並んだだけと考えられるものです。

 検索結果で、いくつか気になったものはありましたが、

hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/17794/14/0200901203.pdf
で引用されている「唱導」の様子を描写した文章の一節(?)に、
「爾時導師則◇炉慷慨、含吐抑揚,辯出不窮,言応無尽。」
(◇は「敬」の字の下に「手」を書く字)
というのがあるが、「そのことばと反応は尽きることがない」との訳が示されているので、これは「言」と「応」とを並べたもの。

www15.atwiki.jp/25shi/pages/195.html
の「不善言応」も「言・応 善からず」かな?

www.chichibu.ne.jp/~eihouje/page026.html
の「古仏辛言応自知」も、直後に示された書き下しが「古仏の辛言、まさに自知すべし。」ですから、「辛言」と再読文字の「応」(まさに~べし)。

 以上、検索結果をざっと見ただけですが、文語のサ変動詞「言応ず」もしくは「言応す」の活用形と判断できるものはなかったようです。Webページには掲載・引用されていない(専門的な)書物にはあるのかもしれませんが。


ということで「言応ずる」は、

http://okwave.jp/qa/q5731502.html

の回答にあるように、「訳者が今作ったもの」であるか、もしくは専門用語である可能性が高いと思います。

 「entsprechen」という単語の、辞書か何かの説明に付された「*」をそのままにして引用してしまっているような筆者なら、何をか言わんやですが、「*」は『遊戯の存在論』の訳書における注記の記号である可能性もありますね。

 「言応ずる」の意味は、ドイツ語の「entsprechen」が一般的に「対応する」あるいは「相当する、応答する、~につれて何かする、返事する」の意であるならば(私のドイツ語の知識は、「これはフランス語なんかじゃなくてドイツ語だろうな」と見当が付けられる「低」度です。)それらの訳語で十分だと思います。
 ことさら「『……』という言葉に相当する」という意味で用いられているケースとは感じられません。

 「正しい日本語」かと問われれば、確かに間違いとまでは言えないけれども、一般には理解しづらい言葉だということになりましょうか。
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この回答へのお礼

また質問した時はお願いします

お礼日時:2010/03/07 22:17

urlをみるとentsprechenの訳のようです。


sprechenはspeak, entは非分離前綴りと呼ばれる、要は形容詞、副詞のようなもの、対抗・反対・否定・分離・奪取・生成・発展・ある状態への移動・悪化・変質を表すとあります。entsprechenを改めて辞書で引いてみると相応する、かなう、応じる、適合する、等の訳があり、sprechenの意味は消えているのが現状です。
古い時代にドイツ語を日本語で置き換えようという努力の一環として多くの造語が作られました。哲学の分野はその最たるものでしょう。そのような造語で現在も生き残っているものもあれば完全に使われていないものもあります。entsprechenの奇妙な訳語もその例でしょう。ドイツ語の現状を知らないで訳語だけ作られたのでしょう。読み方を探求する意味もありません。広辞苑にないことは確かです。
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この回答へのお礼

また質問した時はお願いします

お礼日時:2010/03/07 22:16

 難しい文章で、全部を理解できないのですが、“言応ずる”は質問者の質問文で引用している“フィンク『遊戯の存在論』”のなかの訳語なんですね。


 括弧で“(entsprechen *)”と示して在りますがシュプレヒェンというのにエントがついているのですね。
 そいうのを調べないで、“こと 応じをする”、“こと 応ずる”という積り(ご意図)なんでしょうか。
 
 正しいかどうか:ちゃんと説明されれば、通じるかもしれませんから、正しくないとは言えないと思います。
 通じさせる事を大事にしているかどうかという事になると、評価は分かれると存じます。ただ一般的ことば遣いとはいえないのではないでしょうか?
 つまり、日本語と一定の人たちの間のことばとしては不適切であると思います。

この回答への補足

また質問した時はお願いします

補足日時:2010/03/07 22:16
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この回答へのお礼

お久しぶりです

どうもです

お礼日時:2010/03/07 22:05

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