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英語学・言語学系の大学院を志望している者です。

学部時代は機能言語学を専攻しており、
社会人になって英語史に興味を持ち始めました。

ただ、自分の場合は「これを研究したい」というよりは
「言語学全体を学びたい」という気持ちが強いのです。

そういった曖昧な気持ちで、院を志望するのは
問題ありでしょうか?

A 回答 (1件)

広く言語学全体を学びたいというのは大切なことだと思いますよ。


英語史を勉強するといっても、具体的に研究テーマをしぼっていこうと
言うことになった時、統語論の理論から英語の文法の変化を切るとか、
語用論の視点から英語の意味の変化を切るとかするわけです。いくつか
の領域にまたがって考えることができるというのは研究者としての強み
になりますし、そもそも今の日本で純粋に文献学的に英語史をやっている
人って非常に少ないのではないでしょうか。

欧米の大学院で言語学を専攻すると、それこそ音韻論から統語論から
ひと通りやらされます。学部の時にたまたま機能言語学に出会って興味
をもったから、大学院でもそれだけをひたすらやるというのはむしろ
有害です。

ただ、日本の大学院で英語史、音韻論、統語論、語用論、社会言語学、
認知言語学といった広い領域について専門家がそろっているのはまれ
で、各大学で得意な領域のカラーがあります。統語論の盛んなところで
英語史をやりたいと言っても、うちではその分野は指導できないと
言われると思います。事前にスタッフの専門領域を調べましょう。

それから大学院を出てから何をしたいのかというのも大事です。英語学
を専攻すれば英語の教員とか非常勤講師のクチもありますが、言語学の
専攻では仕事にありつくのは難しいですよ。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございました。

詳しい方がいて本当に助かります。
自分が何をしたいのか、じっくり考えていきたいと思います。

また質問した際はよろしくお願いします。

お礼日時:2010/03/15 00:38

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