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第二次大戦頃の日本陸軍の装備に関連して、
ドイツと日本の技術交流について教えてください。

映像などで、
同盟国のドイツは、歩兵一人ひとりに軽機関純(マシンガン)を持っていますし、
戦車などが発達しているように思えます。
一方、日本軍は単発の銃や、戦車もドイツのように強いようには思いません。

同盟国のドイツとの、
これらの武器・兵器の技術交流はなかったのかなと疑問に思います。
日本が、必要性を感じなかったのでしょうか?

A 回答 (3件)

>>日本が、必要性を感じなかったのでしょうか?



必要性は感じていました、いましたが、はっきり言えばお金が無かった・・
資源が無かった・・に尽きます。
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この回答へのお礼

先立つお金がない、資源がないのでは技術を輸入しても
仕方ないかも知れませんね・・・。

お礼日時:2010/05/05 20:55

 ドイツ軍は10人に一人軽機関銃、10人に一人サブマシンガンで、残り8名は日本軍と同じ5発装填式ボルトアクション小銃です。

戦争後半には突撃銃というフルオートのライフルが開発されて配備されましたが、火薬が減って射程が短くなった上に支給弾薬数も減らされました。この銃をフルオートで撃つと10秒で弾が無くなり、補給は翌日になります。
 ドイツの戦車は頑丈で大きいですが、それはヨーロッパの岩盤大地で走るから使えるのであって日本のあぜ道では米軍の戦車すらまともに走れません。更に米独ともガソリンエンジンですので燃料タンクに弾丸が命中すると爆発します。日本のはディーゼルだったためほとんど爆発しませんでした。

 日本はドイツよりレーダー改良技術、ジェットエンジン、戦車(タイガー戦車の代金は支払ったけど未だに納品されていません!)などの技術を貰っています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ドイツ軍は豊富なサブマシンガンと戦車のイメージがありましたが、
そうではないんですね。
日本の戦車のほうが優れた部分もあったんですね。

お礼日時:2010/05/05 20:52

>武器・兵器の技術交流はなかったのかなと


 いいえ、ドイツに限らず、ぎりぎりまで日本は世界中から兵器を買い付けて、技術導入を図っています。太平洋戦争当時の日本の主力兵器のほとんどは西洋技術を取り入れたものか、ライセンスを買ったものか、コピー(当時は無断もあった)したものが中心といっていいと思います。純国産(に近い)兵器で世界水準を凌駕していたものは、意外にも三八式歩兵銃だったりします。

>歩兵一人ひとりに軽機関純(マシンガン)を持っていますし
 いいえ、ほとんどの歩兵は日本の三八式と同じボルトアクションのKar98kを支給されています。機関銃や短機関銃も皆が持っていたわけではありません。所属する部隊にもよりますが、せいぜい小隊や分隊に何丁、という程度です。

>戦車などが発達しているように思えます。
 確かにドイツの戦車は優秀だといわれますが、ソ連に侵攻した際に初めて対峙したT34戦車は、それまでのドイツ製戦車をほぼ全ての点で上回る性能を持っていました。このときの衝撃(T34ショック)から生まれたといわれるV号、VI号戦車が出現して初めてドイツはソ連のT34を上回る性能の戦車を手に入れたといわれます。つまり、それまではたいした戦車を持っていたわけではないということです。またドイツの輸送力は、大戦中を通じてかなり馬匹に頼っています。戦車や装甲車輌ばかり持っていたわけではありません。

>日本が、必要性を感じなかったのでしょうか?
 自動火器に関しては、日本も必要性を感じていなかったわけではありません。日露戦争の一時期には多数の機関銃を装備し、世界で最も有効活用していた(秋山支隊など)こともあったといいます。戦車についても同様に、わりと早い時期に九五式重戦車というのを開発しています。
 ただし、当時の日本は決定的に貧しかったのです。太平洋戦争時の日本の小銃弾の製造量は、第一次大戦時のフランスの小銃弾の製造量に遠く及ばなかったという話もあります。これに加えて日本陸軍は諸外国と比較して機械化が圧倒的に遅れていましたし、しょせん日本陸軍の主力は自分の足で歩くしかない歩兵です。弾をばら撒く自動火器を多数採用しても、充分な弾の補給はできない、送る輸送力もないというジレンマがあったと思います。
 また当時の日本の技術力では、精密加工の必要な自動火器はあまり優秀なものができませんでした。そのため、機関銃の機構も反動式ではなく比較的公差がゆるくても作れるガス圧式が主に採用されています。戦車についても同様に、エンジンや冶金(装甲)等の技術で劣っている上に、鉄も燃料も年中不足しているのですから、優秀な戦車は作れませんし、作っても多数装備は夢のまた夢だったと思います。

 このような理由で、日本は優秀な戦車や自動火器を自前で作ることは技術的に困難で、仮に作れても国力の問題で多数配備することがかないませんでした。
 対するドイツは精密機械技術が進んでいましたので、それらを自前で開発・製造することは可能でした。やはり国力の問題はありましたが、優秀な軍需官僚のおかげで生産を効率化し、日本よりはよほどまともに配備することができたようです。とはいえ、アメリカの足元にも及ばなかったのはご存知の通り。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ドイツ軍はサブマシンガンと戦車のイメージがありましたが、
そうではないんですね。
目から鱗でした。
ドイツから精密機械を輸入、
技術が導入されていれば、少しは日本の装備はよかったかも知れませんね。
先立つお金があればですが・・・。

お礼日時:2010/05/05 20:49

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