激凹みから立ち直る方法

 金(ゴールド)で資産運用するのは今は危険だと思うのですが。

 以前にも違うカテゴリで質問したのですが、どうも私の中で釈然としないものがあり、また質問させてもらいます。

 このサイトで「金」を資産運用に勧める回答を時々見ます。「金」が商品先物取引で扱われている「商品」である事を知っているのでしょうか?

 商品先物取引には僅かな証拠金で大量の商品の売買ができるレバレッジ効果があります。また商品先物取引では、商品の値が下がれば儲かる「空売り」の取引もあります。取引の仕方は今人気の外国為替証拠金取引(FX)と似ています。

 サブプライムローン問題以降、世界的に投機マネーが株市場から商品市場や為替市場に移っています。

 2年前、原油価格が高騰し、日本でも燃料価格が高くなりニュースにもなりましたが、これも投機マネーが商品市場になだれ込んだ事が原因でした。ニューヨークでは7月11日に1バレル147.27ドルの史上最高値を記録した後、翌年1月15日には同33.2ドルの安値になるほどの急落ぶりでした。

 このとき「金」の先物価格も大きく動いています。7月22日に1グラム3,363円の高値をつけた後、10月27日には2,104円まで値を下げています。9月15日にリーマン・ブラザーズが破綻した後も暫くは値を下げ続けていたのです。

 かつて私も商品先物取引で「金」の売買をしていました。見事に玉砕してしまいましたが。先物取引に参加している投資家にとって「金」は「上がるか」「下がるか」の賭け事の対象でしかありません。

 「金」は石油や農作物などと違い、生活必需品でも消耗品でもありません。チャートでは今のところ緩やかな上昇トレンドを示していますが、この先どうなるのでしょう。

 現在、「金」は1グラム3,600~3,700円で取引されているようですが、「金」にそれだけの価値があるのでしょうか?

A 回答 (5件)

お金や株式は発行体が滅べば無価値になりますし、商品は代替されるものが開発されれば価値が無くなる可能性もあります。


(エネルギーの主役が石炭から石油に替わったように石油が他のエネルギーに替われば石油の価値が無くなります。)
しかし、歴史上、金は一度もその価値を否定されたことはありません。
つまり金は富を蓄える為の究極の形といえるでしょう。

たしかに金は商品としての性質を持っているため、投機マネーによって価格が乱高下する場合があります。
しかし、リーマンショック以降、経済危機回避の為、世界中でお金を刷りすぎて、現在のように金がダブついている状況では金の相対的価値が高まるのは当然と言えます。

また、金とプラチナ(白金)は金と名のつく貴金属なので同列に見られますが、決定的な違いは、金は通貨でプラチナは商品だということです。
通貨である金は決済に使えます。
たとえば石油を買った時にドルが無ければ金で払えるということです。


日本に住んでいると日本円の実力が判りにくいですが、日本円は世界でも有数の安全通貨です。
なので、金の相対的価値は低く見られています。(金融資産比で金の保有量が少ないことからも判ります)
しかし、今後も日本円の実力が今のまま維持出来るとは限りません。
したがって資産の一部を金で保有することは資産を守る上で有効だと思います。

ただし、金は何も生み出さないので、皆が金を持ちすぎると経済が停滞してしまいます。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。 

 今は円高で気が付かない人も多いでしょうが、ニューヨークでは6月18日(現地)金(ゴールド)は史上最高値を記録しました。このまま史上最高値を更新し続けるのでしょうか。まるで2年前の原油価格の高騰を思い出します。

お礼日時:2010/06/19 08:39

商品先物取引での金の空売りは、長年行われていますが


最近になり金鉱山会社の空売りがほとんど無くなりました。
金価格の高騰で続けられなくなったようです。
また、空買いによる現引きを行う人が増え、現引きの
変わりに金ETFでも良い事になりました。
現引きの対応が出来ない状態のようです。

金は長期投資が基本だと思っています。
よって数年の値動きを考えるのではなく、数十年の値動きを
見て考えた方が良いのではないでしょうか。
また、景気が良くなると金が下がると一概に言えないと思います。
景気拡大によるインフレは金上昇要因であり、株上昇の
下落要因との綱引きになると思われます。
ただ、個人的には景気回復はまだまだ先だと予想しています。

金価格の適正水準を考えるのに、ダウ・ゴールドレシオという
指標があります。

金は商品と通貨と言う二つの顔を持っているので、
他の商品や通貨の値動きとは違う複雑な値動きをします。
過去を見ると時代が大きく変化する時、金価格も大きく
変化しています。
今は時代の変化が始まったばかりであり、激動の時代は
これからだと思っています。
金は資産の保険と思っても良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。ダウ・ゴールドレシオというのをはじめて知りました。株価が上がれば金(ゴールド)の価格は下がる。ごもっとも。

 現在、テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも金(ゴールド)が値下がりする要因は無いと思いますので、暫くは米ドルに対し史上最高値を更新し続けるでしょう。

 しかし投機マネーが商品市場で動いていることに警戒しておいた方が良いでしょう。上昇トレンドが永遠に続くはずがありません。投資家たちは下降トレンドになるのを虎視眈々と狙いをつけていると考えます。それが何時どのくらいの値で起きるのか予想できませんが。

お礼日時:2010/06/19 14:48

ご指摘の通り、今は過去の水準からみれば高値水準でしょう。


1ヶ月後、3000円/gになっていてもおかしくありません。
逆に4500円/gもあり得る水準と思います。

ただ、株などとは違うのでゼロになるということはありません。
数千年、通貨としての価値を持ってきたという意味では安全資産です。

今はマーケットの心理が揺れていて、NY金価格の史上最高値更新という異常事態なので、
今は危険というのは、皆さん百も承知ですよ。

欧米の本格的な景気回復=金暴落ですから。

私は分散投資のひとつとして金を買っています。
主力は株式運用です。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

 金(ゴールド)で資産運用している人達すべてが、貴方のようにリスクを理解していればいいのですが。

お礼日時:2010/06/19 14:16

アマチュアが、先物取引、FX レバレッジに手を出してしまうと、まずは損すると思います。


金の場合、現物の運用なら、まずは損はしないと思います。ゼロにはならない資産価値。
プラチナの場合、リスクが有るけど、業界の動向を読めるなら、確実に儲けが出ます。
電子材料を扱う会社の場合、発注量で、金、白金の値上げ、値下がりが判ります。
2008年末から2009年初期の、プラチナの暴落は、事前に察知出来るし、すぐに回復するのも
過去のデーターから読み取れます。 私もプラチナ1キロ、スポット購入しました。
電子機器、触媒など、金や白金は無いと、携帯電話を含む電子機器が作れないので、
価格が戻るのは、判るわけですね。
戦争が増えれば、金などの需要が増えるので、価格変動も見えてきます。
白金は埋蔵量が、限度があるので、もう下がらないと踏んでます

私流の考え方です。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

 今は円高で気が付かない人も多いでしょうが、ニューヨークでは6月18日(現地)金(ゴールド)は史上最高値を記録しました。このまま史上最高値を更新し続けるのでしょうか。まるで2年前の原油価格の高騰を思い出します。

お礼日時:2010/06/19 08:30

金融資産って、純粋な資産というよりも、


誰かに対する債権でしかない場合がほとんどですよね。
誰かというのは個人だったり企業だったり国家だったり。

で、そのなかでも金(GOLD)だけが誰かの借金じゃない金融資産であると言えます。

もちろんマネーゲームの対象ではありますが、
誰かの借金を転がして儲けるんじゃなくて、
実体のある貴金属である、という点に、
相場の高低だけではない価値があるのではないでしょうか。

もちろん、先物は実体がないので、ただのゼロサムゲームです。
実体のある金の購入と、先物取引とは別に考える必要があるでしょう。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

 金(ゴールド)を購入する人が、金(ゴールド)のためなら、いくらカネを積んでもかまわないという価値観をもっていればいいのですが.....金(ゴールド)の先物価格が現物価格に影響してしまうのが現実です。  

 今のところ金(ゴールド)が値下がりする理由はありませんが、将来、景気が回復して投機マネーが株に移る頃に金(ゴールド)の先物価格が急落するような気がします。

お礼日時:2010/06/18 22:36

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