【「人民元切り上げ」とはそもそもどういうことなのですか？】

【「人民元切り上げ」とはそもそもどういうことなのですか？】
とある中国の仕入先から「人民元切り上げ」を理由とする、今年4月提示価格の値上げを通達してきました。
「人民元の切り上げ」は今年の6月19日に実施されたとのことですが、4月と現在のUSD/RMB相場はほぼ同値です。
それなのに「人民元切り上げ」を理由に値が上がるというのは、どういう根拠もしくは言い分があるのでしょうか？

そもそも「人民元切り上げ」とは、いままでの「通貨バスケット制の上下値範囲を人民元の高値方向にずらす」と理解しているのですが、私の理解自体が間違っているのでしょうか？
今年6月19日には、いったい「何の数値」が「どれだけ上がった」のでしょうか？

誠にお手数ですが、お詳しい方、ご説明いただけましたら助かります。
よろしくお願いいたします。

No.1 回答者： comattania 回答日時： 2010/08/19 12:17

これをご覧になってください。

概要は、把握できると思います。

参考URL：http://www5f.biglobe.ne.jp/~ossann/genkiriage.html

No.2 回答者： FEX2053 回答日時： 2010/08/19 12:18

「人民元切り上げ」を理由にした単なる「値上げ」と思った方が良いです。

中国企業の場合、自分に有利そうな条件があれば無理やりこじつけて値上げに走る傾向がありますので。つか、そういうの、日本企業にもたまにありますよね、相手の足元見て値上げに走る企業って。

No.3 ベストアンサー 回答者： covanonki 回答日時： 2010/08/19 18:00

通貨バスケット、というよりも、ドルに対して固定したドルペッグを解除した、とニュースでは見ました。

今までであれば、ドルペッグを解除した後、管理フロート制へ移行し、計画的に相場を引き上げるか引き下
げるかしていたのですが、今回のニュースでは、「管理フロート制へ移行した」という情報は見ていません。

ですので、純粋にドルペッグを解除し、変動相場制へ移行した、ということだと私は判断しています。
「人民元の切り上げ」とは、＝「ドルペッグの解除」を意味していたはずです。

ですから、「何かの価値」が「決まっただけ上昇した」という意味合いではないのでは？

もっとも、小ざかしい中国のことですから、どこかで為替介入はわからないように行っているとは思うので
すが。

今までの中国元の価値は本来の中国元の価値を大きく下回っていましたから、仮に今同値であったとして
も、中国元にグローバルマネーが集まり、元高が進行することは十分に考えられると思います。

中国元に、それほどの価値があるならば、という条件付ですが。

ただ、為替相場ベースでなく、中国国内の事情に目を移した場合、中国で今まで軽んじてこられた「労働基
本権」を労働者たちが主張するようになり、中国国内の事情で中国の物価が上がっている、ということは
最近よくニュースで見かけます。「中国経済」と「ルイス分岐点」で検索をかけてみてください。

中国が「世界の工場」としての役割を終えたのではないか、というニュースです。

No.4 回答者： umaruko 回答日時： 2010/08/19 21:22

手短に答えだけ書くと、今年の6月19日に行われたのは人民元の弾力化・変動域（ボラタリティ）の拡大であり、「人民元の切り上げ政策は行われていません」という状況です。

中国人民銀：元の弾力性を強化－事実上のドル固定廃止示唆(Update2)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_ne …
＞＞中国人民銀行（中央銀行）は19日、人民元の弾力性を高めると発表し、カナダ・トロントで26日から開催される20カ国・地域（Ｇ20）首脳会議を前に、約２年間続けてきたドルに対する元レートの事実上のペッグ制（固定相場制）の終了を示唆した。


あくまでドルペッグの終了であり、人民元切り上げなんぞ行われていないのです。ちなみに「人民元の切り上げどころか切り下げが起こるのではないか」という予測すらあります。

人民元柔軟化、対ドルでは元安の可能性も＝著名エコノミスト
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN- …
＞＞米著名エコノミストのヌリエル・ルービニ氏は１９日、中国人民銀行（中銀）が元柔軟化の方針を発表したことについて、対ドルでは元高ではなく元安につながる可能性があるとの認識を示した。

まあ長期的には小幅な人民元高が続くだろうという見方でいいとは思いますが。
参考:http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN- …


＞とある中国の仕入先から「人民元切り上げ」を理由とする、今年4月提示価格の値上げを通達してきました。
なんでこうなるんでしょうかね？？人民元の切り上げなんて行われていないのに…。一番上のURLを示して「人民元切り上げ」なんて起こってないわ！！って争ってみるのもおもしろいかもです。（どうなっても私は責任はとりませんけど）

No.5 回答者： DDRSDRAM 回答日時： 2010/08/20 21:08

　参考URLにUSD/RMBの変化を張りましたが１％以下の変動ですね。

http://www.explore.ne.jp/forex/index.php?site=&a …

　表示をUSD/JPN切り替えるとむしろ円高で円建ての輸入は安くなっているのではないかと。
http://www.explore.ne.jp/forex/index.php?site=&a …

結論をいうとUSD/RMBで１％以下の変動、USD/JPNでは輸入価格は下落ですね。
仕入先の便乗値上げでしょう。

No.6 回答者： ave49952 回答日時： 2010/09/01 14:18

人民元の切り上げは対ドルなので、ドル対円も考慮しなければなりません。

契約がどうなっているのか分かりませんが、３ヶ月平均とか、何か取り決めがないとおかしいと思います。面倒なら、ドル建て取引にしてはいかがでしょう。