アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

現在民主党の小沢一郎氏ですが、自民党時代に、金丸氏から総理になるように勧められて、断ったことがあったように思うのですが、どうだったでしょう?
当時のことを正確にご存知の方教えてください。

この質問をした理由は、良く言われているように「小沢氏が、どうしても総理になりたがっている」のなら、あのとき成れたのに、なんでならなかったのかと思うからです。

A 回答 (2件)

小沢氏がなりたいのは、総理ではなく、最高権力者でしょう。



歴史的に見ても、時の政権で最も力をもっていたのがナンバーワンであった時というのはあまり多くはありません。ナンバーツーが、裏から糸を引いていた例の方が圧倒的に多いです。

また、今の日本の権力構造を考えたときに、総理になってやりたいことをやれると考えるのはあまり現実的ではありません。むしろ、いつでも総理の首をすげ替えることが可能ぐらいにまわりに思われているほうが、あれこれと出来ることは増えます。
また、総理になると、彼の好きな放言は規制されます。先日の中国のなんとか言うのを、無理矢理天皇陛下の会見日程に組み込んだときの発言は、時の総理の発言であれば大問題になっていました。彼が、政府内で無位無冠(あくまで民主党の幹事長ですから)だったからこそあの程度で済んだのです。

また、彼は人が嫌いです。人前に出るのも、選挙など必要に迫られた時だけ。
彼の周りに集まる人間がすぐに離れていくのは、彼が他人に心を許さないから、ですし、同じ人間嫌いでも小泉とは違い、正直にそれを表してしまうので、周囲の人間は辛抱できません。彼が総理どころか、大臣をほとんど経験していないのもまさにそれが理由でしょう。とにかく、表に出たい人ではないのです。

ここ三十年ぐらいの日本の政権で長期といえるものは、中曽根政権と小泉政権ぐらいだと思いますが、彼らに共通していたのは、国民の人気の高さと党内基盤の弱さです。
国民に人気がある人間は、党内基盤が弱いからこそ、政権の座につけます。絶対的な権力をもたないので。
逆に絶対的な力をもつ人間は、政権の座についてもさまざまな束縛が多くなり、蜂の一刺しでその権力は瓦解しかねません。
また、両者はナルシストでもあり、これも目立つポジションに立つ事を好む所以でしょう。

さらにいえば、中曽根・小泉の両名は失うモノは多くはありませんでしたが、小沢の場合影の帝王(キングメーカー)として隠然として持つ力を失うことはあまりに大きな損失です。

さらにいえば、彼は別に日本を良くしたいという夢・理想はありません。
彼の師匠田中角栄はそれを明確にもち、打ち出し、国民がそれに期待した側面がありましたが、小沢氏の場合は田中角栄から技術は学びましたが、夢も理想も無いのですからそれを活用する事も無い、ということでしょう。彼の目標はただ一つ、選挙に勝つことだけ、です。さらにいえば、彼の夢は自分を追い出した古巣・自民党を破壊すること、です。

なので、小沢氏は総理になることを選ばないのです。

ただ、今回の政局で民主党内部が混乱におちいれば彼が代表戦に出馬することは十分にありえます。
ただ、その後、彼が長期・安定政権を維持できるかといえば、おそらくはそうはならないでしょう。
いつものように、一年もてば良い方ですし、それよりも先に民主党が分裂する可能性すらあります。
彼はそれを防ぐためにあらゆる手を打つとは思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。
総理がもっとも力を持っているのではない というのは、「なるほど。そういうものかもしれない」とうなずけました。

お礼日時:2010/08/21 22:13

それにかんしては、よく知りませんが、


 小沢氏は総理になることはいやがってます。本人は総理になりたくないと過去発言しています。
小沢は総理になりたいのなら新進党時代に可能でした。
 しかし彼が表の顔に『細川』を立てて細川内閣を立てた理由として
 『自分は悪人顔で、支持率としては細川を表に立て方が高いから』といったことを話ています。

この回答への補足

回答ありがとうございました。
小沢氏は、表に出るのは嫌いですね。
だから顔と相まって、ますます黒い感じになるのでしょうか。

補足日時:2010/08/19 20:30
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!